「日本の食文化を魚に戻し鯛!」をコンセプトに活動するフィッシュロック・バンド 漁港 の ボーカル・包丁担当 森田釣竿氏が店主を務める鮮魚店「泉銀」。
森田氏の「魚食」へのこだわりが詰まったお店から、不定期で彼がおススメする魚を紹介する、業界初・エンタメ系魚食コラム。合言葉はもちろん「魚食えコノヤロー!!! 」by 森田釣竿。
桜満開牡蠣
Fish Rock Band 漁港 の森田釣竿氏が、ここ数年2月になるとプッシュしまくっている牡蠣、それが「桜満開牡蠣」だ。
牡蠣と言えば広島のイメージが強い人も多いと思うが、北は北海道から南は九州まで日本全国各地に産地がある。
三陸も牡蠣の産地の一つであり、岩手県は大槌湾、釜石湾、越喜来湾、広田湾、さらに宮城県奥松島でも獲れている。
森田釣竿氏 のお店・鮮魚店「泉銀」がプッシュする桜満開牡蠣は、岩手県釜石市のブランド牡蠣。
2011年3月11日に起きた東日本大震災では、釜石市は津波が市の中心部にまで達し、千人を超える死者、行方不明者を出す大きな被害を受けた。
桜満開牡蠣を養殖をしている釜石市片岸町室浜地区にある室浜漁港も、集落が消滅するなど甚大な被害を受けている。
また2019年10月には、台風19号による土砂崩れの被害もあった。そんな様々な災害を乗り越えて、今年2020年も桜満開牡蠣は出荷された。
生食用と過熱用の違い
さて、スーパー等でも牡蠣は「生食用」と「加熱用」に分かれて販売されているが、何が違うのだろうか?森田釣竿氏に聞いてみた。
「加熱用は海から収穫したら、そのまま剥いて出荷するんだけど、生食用は海から収穫した牡蠣をまずは洗浄、殻についた付着物を外して、それから滅菌海水の浄化プールに24~48時間程度漬けてから出荷されるの。だから生でも食べられるのよ。」
詳しくは桜満開牡蠣Websiteでも出荷までの工程を紹介しているのでチェックして欲しい。
■桜満開牡蠣Website http://sakuramankaigaki.com/
大きいけど真牡蠣です
牡蠣の種類:真牡蠣と岩牡蠣
https://www.oysterbar.co.jp/oyster/shurui.php
桜満開牡蠣は真牡蠣ではあるが、そのサイズの大きさには目を見張るものがある。大サイズの牡蠣の縦の長さは、CDの縦サイズよりも大きい(つまり12cm以上)
因みに森田釣竿氏のバンド「漁港」は、2014年4月に震災後初出荷を記念して、 漁港初のレゲエナンバー「かまいし 桜牡蠣」 をリリースしている。
【楽曲解説より】
漁港初の貝類をテーマに、聴覚から味覚に訴えかける、これまた初のレゲエナンバー!
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県釜石市の特産品「かまいし桜 牡蠣」の震災後初出荷を記念して制作された楽曲は、カキ剥きの作業効率を高め、カキを剥けない方もヤル気にさせる三陸リアス式ミュージッ ク!CD売上げ金の半分は、岩手県釜石市 「里海プロジェクト」に寄付させていただき鱒。
なお、同楽曲のCDは森田氏のお店・鮮魚店「泉銀」でも購入可能だ。
因みに桜満開牡蠣は例年で言うと、4月末くらいまでは出荷されるとの事。時期を追うごとに味も変化する桜満開牡蠣。1度と言わず、2度、3度と、味の変化も含め楽しんで頂きたい。
森田釣竿氏おススメの桜満開牡蠣の美味しい食べ方は、レモンを絞って、牡蠣そのものの味を楽しんでほしいとの事。
因みにレモンを絞る事により、牡蠣に含まれる鉄分や、免疫機能を助ける働きの亜鉛の吸収が良くなるそうだ。
バンド 漁港 プロフィール
1986年に結成され、2004年ユニバーサルミュージックよりメジャー・デビューも果たしているバンド・漁港(gyoko)。
現在のメンバーはボーカル・包丁担当で、鮮魚店「泉銀」店主の森田釣竿氏と、ギター他担当の深海光一の2人。 森田釣竿氏は2016年に水産庁が任命する「お魚かたりべ」にも選出されている。
日本古来の食文化・魚食を広めるべく、店舗はもちろん、様々なステージにて活動する 筋金入りのフィッシュ・ロッカー、それが森田釣竿だ。
鮮魚店・泉銀
森田釣竿氏のお店
浦安 鮮魚店 泉銀
住所:千葉県浦安市堀江3丁目25−1
営業時間:11時00分~17時30分(土・日を除く)
土曜日:8時00分~17時30分
日曜日:8時00分~14時00分
定休日:水・木
なお最新の泉銀、そしてバンド漁港の情報は森田氏Twitter及び漁港Twitterにてチェックして欲しい
https://onigirimedia.com/2020/02/01/izugin-unagi/
https://onigirimedia.com/2020/01/21/izugin-komai/