「日本の食文化を魚に戻し鯛!」をコンセプトに活動するフィッシュロック・バンド 漁港 の ボーカル・包丁担当 森田釣竿氏が店主を務める鮮魚店「泉銀」。
森田氏の「魚食」へのこだわりが詰まったお店から、不定期で彼がおススメする魚を紹介する、業界初・エンタメ系魚食コラム。合言葉はもちろん「魚食えコノヤロー!!! 」by 森田釣竿。
Contents
ドキっ!ドチザメ!!!
前回含め「貝」がいい加減3回も続いたので、森田釣竿氏に「魚食えコノヤロー!!!」がテーマであり、タイトルなんですが…と、メッセージを送ってみた。
https://onigirimedia.com/2020/03/01/izugin-asari/
https://onigirimedia.com/2020/02/22/izugin-tairagi/
https://onigirimedia.com/2020/02/17/izugin-sakuramankaikaki/
すぐに森田釣竿氏から「安心してください! 次はキテます!!」と、良くわからないメッセージが届いたが、続く文字に目を疑った。
ドチザメ(奴智鮫、学名:Triakis scyllium, 英名:Banded houndshark)は、ドチザメ科に属するサメ。日本近海から東シナ海にかけての沿岸に生息する。
最大全長は150cm。卵黄依存型の胎生。5-7年で成熟し、10-24尾の子供を産む。漁業の対象にはならない。
飼育しやすいため、全国の水族館で見ることができる。おとなしく、人間を襲うことはない。(Wikipediaより)
漁業の対象にならないって書いてありますが…どー言う事!森田船長!!!
そもそも、サメは魚類か哺乳類か?
そもそも「魚食えコノヤロー!!!」なのである。サメは果たして魚類なのか?雰囲気的には哺乳類な気もするけど…と、調べてみたところ、サメは魚類であるとの事。とりあえずは一安心。
水族館などでも良く見かけるドチザメは、日本近海でもよく見られるとの事。東京湾でも釣れるらしく、意外と身近なサメらしい。知らなかった。
ドチザメと会える水族館
(全国水族館ガイド)
http://web-aquarium.net/zukan/se/zukan_se_s_dochi.html
売れちゃっただと? コノヤロー!
意気揚々と入荷すると聞いた日にちに、鮮魚店「泉銀」に足を運んだところ、森田氏から衝撃のコメントが…
と言う事で、以下の写真は森田氏のTwitterからになります。でもしっかりコメント取材はして来たので、ご安心下さい。
しかし、スグに売り切れてしまうとは、恐るべし泉銀のお客さん。どんなマニアなお客さんなんだ。
森田釣竿:いや、美味いのよ、確かに。なんとも言えない弾力のある食感とかが、全然違うのよ。
森田氏奥さん:全然、魚っぽくないと言うか、肉っぽい食感と言うか、お腹のあたりはプルプルしていて、ほんと唐揚げにしたり、フライとかにすると美味しいの。
そこまで言われると、残念感がマシマシになる。
因みに泉銀では、この様な形で販売されていたとの事。次回遭遇した際には、必ず入手して食べてみたい。
未利用魚
今回のドチザメを泉銀に送ったトッシーさん。さて、森田釣竿氏とトッシーさんが話したと言う「未利用魚」とはどう言う事だろう。
水産庁の資料によると「水産物の流通過程においては、魚体のサイズが不揃いであったり、漁獲量が少なくロットが まとまらないなどの理由から、非食用に回されたり、低い価格でしか評価されない魚」と言う事らしい。
出典:水産庁資料
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/h21/pdf/g_topic.pdf
この水産庁資料にもあるが、獲れた魚を理由があって(毒がある等)食べないならまだしも、流通の都合で食べないのは、確かに非常にもったいない。
食品ロス問題等も叫ばれる昨今である。親しみが無い(流通していない)、食べた事がない、料理の仕方がわからないと言う理由で避けずに、トライしてみてはどうだろうか?
特徴や食べ方については、お店の人に聞けば必ず教えてくれるはず。仕入れると言う事は、お店が薦める商品でもある訳だから。
鮮魚店・泉銀
森田釣竿氏のお店
浦安 鮮魚店 泉銀
住所:千葉県浦安市堀江3丁目25−1
営業時間:11時00分~17時30分(土・日を除く)
土曜日:8時00分~17時30分
日曜日:8時00分~14時00分
定休日:水・木
バンド 漁港 プロフィール
1986年に結成され、2004年ユニバーサルミュージックよりメジャー・デビューも果たしているバンド・漁港(gyoko)。
現在のメンバーはボーカル・包丁担当で、鮮魚店「泉銀」店主の森田釣竿氏と、ギター他担当の深海光一の2人。 森田釣竿氏は2016年に水産庁が任命する「お魚かたりべ」にも選出されている。
日本古来の食文化・魚食を広めるべく、店舗はもちろん、様々なステージにて活動する 筋金入りのフィッシュ・ロッカー、それが森田釣竿だ。
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