2022年 キャリア50年を迎える名ギタリスト芳野藤丸。彼を中心としたバンドで、日本テレビ系列で放送された松田優作主演ドラマ「探偵物語」のオープニング『BAD CITY』、エンディング『LONELY MAN』を担当した「SHŌGUN(ショーグン)」のライブ盤「ALIVE!」が、2022年2月16日に高音質CD「UHQCD」仕様にてリリースされる。
SHŌGUN(ショーグン)とは
芳野藤丸
キャリア50年となる名ギタリスト芳野藤丸。もちろん、優れたプロデューサーでありアレンジャーでもあり、その実績は輝かしい。
その芳野藤丸を中心に、ファースト・コールのスタジオ・ミュージシャンで結成された「One Line Band (ワン・ライン・バンド)」が、バンド「SHŌGUN」の前身となる。
メンバーは、芳野藤丸(G)、大谷和夫(Key)、長岡道夫(B)、山木秀夫(Ds)、中島御(Per)。腕利きのミュージシャン達の中でも、近しい間柄だったミュージシャンたちである。
「One Line Band」は、1978年にアルバム『YELLOW MAGIC』でデビュー。アーティストが優れたアルバムを生み出すために力を貸すスタジオ・ミュージシャンたちが、個々のアーティスト、またはグループとして国内外で脚光を浴びていた時代である。
すぐに注目を集め、テレビ関係者からのオファーを受け、‘79年4月期のテレビドラマ『俺たちは天使だ!』(日本テレビ系全国ネット)の音楽を担当。主題歌を作曲した Casey Rankin(ケーシー・ランキン)がメンバーに加わった。
バンド名を「SHŌGUN」と変え、 ドラマ『俺たちは天使だ!』 のサウンドトラック・アルバム『SHŌGUN』、主題歌シングル『男達のメロディー』で再デビュー。
『男達のメロディー』 は50万枚を超える大ヒットとなった。同年10月期、同じく日本テレビ系列で松田優作主演のドラマ『探偵物語』オープニング『BAD CITY』、エンディング『LONELY MAN』を担当。両曲を収録した2ndアルバム『ROTATION』もヒットとなる。
‘80年に3rdアルバム『YOU‘RE THE ONE』をリリースした後「SHŌGUN」は活動休止。その後、何度か活動を再開、‘97年、’01年、06年、’13年、‘14年とアルバムを発表しているが、2018年の芳野藤丸デビュー45周年ライブを最後に活動を休止している。
芳野藤丸
プロフィール
1952年4月21日生まれ、北海道函館市出身のミュージシャン/ギタリスト/作曲家。
函館ラ・サール学園を卒業後、アメリカ西海岸へ放浪。帰国後に大学へ進学。
70年に大学仲間とともにバンド「WISH」を結成。72年には「つのだヒロ・スペースBAND」に参加。73年に結成した「藤丸BAND」は西城秀樹のサポート・バンドとして活躍。
1978年「One Line Band」を結成 アルバム『イエロー・マジック』をリリース。79年「One Line Band」を「SHŌGUN」と改名。
82年にソロ・デビュー。のちに「AB’S」を結成。
バンド活動のほかスタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアも長く、『新世紀エヴァンゲリオン』などの楽曲演奏にも参加している。
TOWER RECORDS アーティストページ
https://tower.jp/artist/303356
Website
http://www2u.biglobe.ne.jp/~krishna/fujimal/
アルバム「ALIVE !」
2022年プロデビュー50周年のアニヴァーサリー・イヤーを迎える芳野藤丸。
SHŌGUN以外にも、ソロ名義のアルバムを4枚、バンド「AB’S」を結成し7枚のアルバムをリリース。いずれも国内AORの名盤として高い評価を得ている。
特に2020年に発売された7作目「AB’S-7」は、前作「Blue」から13年ぶりの新作であり、新しい世代のファンを獲得している。
そういったファンの要望もあり、入手困難となっていた5作目「NEW」と前述の6作目「Blue」は2021年9月タワーレコード限定で再発売され大好評となった。
https://onigirimedia.com/2021/09/08/abs_new_bue/
さて、 芳野のアニヴァーサリー・イヤー先頭に立つのが、今回2月16日にリリースされるライブ盤『ALIVE !』である。
SHŌGUNには、ライブアルバム(レコード、CD)が残されていない。
理由としては、SHŌGUNでも、AB‘Sでもメンバーは腕利きのスタジオ・ミュージシャンである為、グループ・アーティストとしての活動と並行して、スタジオ・ワークやライブのサポートなど、 他のアーティストからも引っ張りだこであった事が上げられる。
ライブ・アルバム制作には、スタジオ・ワークだけでは収まらない綿密で入念な準備が必要な為、オフィシャルなライブ・アルバムが残されていなかったのだろう。
CDを始めとしたデジタルメディアの時代に入ってからは、ライブ映像をDVDにて発表するアーティストも増えた。SHŌGUN名義で残されている貴重なライブ音源は、DVD作品として2タイトルある。
その2タイトルのライブ映像より、オーディオ・トラックだけを抜き出し、最新のマスタリングを施し、近年評価の高い高音質CD「UHQCD」仕様で、アルバム・リリースするのがライブ盤『ALIVE !』 となる。
リリース情報
- タイトル
「ALIVE!」 - アーティスト名
SHŌGUN - 発売日
2022年2月16日 - リリース形態
UHQCD
※高音質CD - 品番
STPR029 - 価格
2,750円(本体:¥2,500) - レーベル
STEPS RECORDS - 販売
ヴィヴィド・サウンド・コーポレーション
アルバム詳細 STEPS Records page
https://stepsllc1218.com/shogun/
メンバー
- SHŌGUN
芳野藤丸(G・Vo)
長岡道夫(B)
岡本郭男(Ds)
佐倉一樹(Key・Vo) - サポート・ゲスト
竹野昌邦(Tenor Saxophone)
鈴木正則(Trumpet)
渡邉純子(Cho)
収録内容
1~12曲目までは2014年7月25日 東京・目黒 ブルース・アレイ・ジャパンにてライブ収録。編曲は全てSHŌGUN
- Whatcha Gonna Do
詞:Kennedy Ling 曲:芳野藤丸 - 男達のメロディー
詞:喜多条忠 曲:Casey Rankin - I‘ll Miss You
詞:佐倉一樹 曲:佐倉一樹 - LAS TRES MUJERES
詞:ケイン富永 曲:長岡道夫 - THE ROAD OF LIFE
詞:MIN-HWA. 曲:芳野藤丸 - BAD CITY
詞:Casey Rankin 曲:Casey Rankin - Yellow Magic
詞:奈良橋陽子 曲:芳野藤丸 - CASTLE WALLS
詞:Casey Rankin 曲:芳野藤丸 - ONE ON ONE(You’re the One)
詞:Casey Rankin 曲:芳野藤丸 - 切なさを感じて
詞:佐倉一樹 曲:佐倉一樹 - LONELY MAN
詞:Casey Rankin 曲:大谷和夫/芳野藤丸 - BAD CITY
詞:Casey Rankin 曲:Casey Rankin - Otokotachi No Melody / 男達のメロディー(英詞ヴァージョン)
※ボーナストラック - LONELY MAN
※ボーナストラック
※ボーナストラックは2006年 東京・渋谷 デュオ・ミュージック・エクスチェンジにてライブ収録
アルバム詳細 STEPS Records page
https://stepsllc1218.com/shogun/