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国際女性デーによせて ~ Nothing without Women vol.1

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3月8日は国際女性デー。Onigiri Mediaでは表舞台に出る人、裏方を務める人 問わず、主にエンタメ業界で活動する女性に焦点を当てた連載コラム「Nothing without Women」をスタートします。第1回目の今回は、本連載コラムの企画立ち上げ理由や、どんなことをやっていくか?をご紹介したいと思います。


国際女性デー

3月8日は「国際女性デー / International Women’s Day」。

1908年 アメリカ・ニューヨークで女性労働者たちがデモをした事が、「国際女性デー」の始まりと言われています。

女性労働者たちは、賃金改善と労働時間の短縮、婦人参政権を求めて、「パンとバラ / Bread and Roses」を掲げながらデモ行進をしました。

「パン」は賃金や労働条件などの経済的安定、「バラ」は女性の尊厳と生活の質の向上 等を示していたとのこと。

この様な歴史を踏まえ、国際婦人年であった1975年に、国連によって3月8日を「国際女性デー」とすることが決定されました。

国際女性の日(3月8日)制定に至る歴史とは(国際連合広報センター)

MoondanceによるPixabayからの画像

パンとバラ /
Bread and Roses

女性労働者たちが賃金改善と労働時間の短縮、婦人参政権を求めるデモ行進の際に掲げた「パンとバラ / Bread and Roses」。

この「パンとバラ」は、1911年 ジェイムズ・オッペンハイム / James Oppenheimの手によって「詩」となり、その後 マーサ・コールマン / Martha Coleman の作曲により、良く知られるプロテストソングになりました。

※プロテストソング / Protest Songとは、政治的抗議のメッセージを含む歌や曲の総称です。「Bread and Roses」は多くのアーティストが歌っています。掲載したのは1976年 Judy Collins がリリースした同名アルバム「Bread and Roses」に収録されたバージョンです。

2015年4月に日本でも公開された、サッチャー政権に苦しむイギリスで、実際にあったゲイと炭鉱労働者たちが連帯したエピソードを基に作られた映画「パレードへようこそ(原題 Pride)」でも、印象的なシーンに「パンとバラ / Bread and Roses」は挿入歌として使われています。

また女性の日のシンボルとして、ロゴデザインなどでも「パンとバラ」は使用されています。

国際女性デーとミモザ

「パンとバラ」と同様に「国際女性デー」のシンボルには、ミモザの花や、花の色である黄色がよく使われています。

これは、イタリアの「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」に由来しているとのこと。

イタリアでは、3月8日に「春の象徴である黄色いミモザの花」を、男性が母親や妻、同僚の女性などに、日頃の感謝や尊敬の気持ちを込めてプレゼントする慣習があり、これが「国際女性デー」のシンボルに、ミモザの花や黄色が使われる様になった理由だそうです。

PatrizioによるPixabayからの画像

エンパワーメント

「国際女性デー」は、女性の社会的、経済的、文化的、政治的な成果を称える日であり、ジェンダー平等の推進や女性の権利を守るための行動を再確認する為、世界中で啓発活動やイベントが行われます。

UN Women(国連女性機関)が掲げる2025年のテーマは「すべての女性と少女のために: 権利、平等、エンパワーメントを

エンパワーメント / empowerment とは、力や権限を与えること、力を引き出すこと、自信を与えることを意味します。

「国際女性デー」には、毎年様々な女性アーティストも参加しており、2025年1月にはコンピレーションアルバム「International Women’s Day 2025」が、UMG Recordings, Inc. から配信リリースされています。

Nothing without
Women

シンガー、ミュージシャン、パフォーマー、女優 etc 表舞台に出る人、裏方を務める人 問わず、主にエンターテイメント業界で活動する女性に焦点を当てた連載コラム「Nothing without Women」。

実は、本連載コラムは2025年1月からスタートする予定でした。

2024年12月には、新連載を1月から開始する予告記事も公開しています。

それなのに、なぜ3月スタートになったのか?

正直に言うと中居正広氏と女性とのトラブルに端を発したフジテレビ問題や、女性の在り方に対する様々な話題が、2025年も年明けから活発にソーシャルメディア上で繰り広げられており、どの方向で、どんな風に、この連載を進めていくか… 気持ち的に迷子になってしまいました。

結局、色々と考えたのですが、本連載ではやはりエンタメ業界で働く表舞台に立つ女性達、及び裏方で活躍する女性達に、女性として活動・働くことで経験した様々な出来事や、感じたこと、考えてること等を語ってもらうインタビューを中心に、展開していきたいと思っています。

また予告記事にも書きましたが、女性だけに限らず、女性と共に活動・働く男性達にも登場して頂き、自身が女性と共に活動する理由や、表現活動の在り方等、幅広い視点からエンタメ業界で活動・働く女性の在り方を紹介する予定です。

その他にも対談やProduct紹介なども順次実施する予定です。

コンテンツ・プラン

  • インタビュー
    エンターテイメント業界で働く表舞台に立つ女性達及び裏方で活躍する女性達に、様々な経験や生き方、考え等を、それぞれの立場から語って頂きます。
  • 対談
    「女性」をキーワードにしたテーマを設定。立場や職種を問わず、話題にあった方々をキャスティングし、対談してもらいます。
  • Products 紹介:Grapevine Talk
    女性ならではの気になる商品・Productsをご紹介。時には実際の使用感なども比較しながら、「楽」に「便利」に「快適」に活動できるアイテムの情報を発信していきます。

Grapevine Talk はProduct紹介記事のサブタイトル。Grapevine(グレープヴァイン)は英語でブドウの蔓を意味しますが、これが転じてうわさ、またはうわさの伝播=クチコミなども意味します。

また、エンタメ業界で働く女性からのお悩み等についても、適切な方々に取材をするなどして、考えていきたいと思っています。

掲載スケジュールは、当初月1回掲載を考えていましたが、それに縛られる事なく、内容重視で、不定期に掲載をしていく予定です。

より良き連載コラムになる様、ご意見やご希望、または参加したい等 ご要望のある方は、お問合せに掲載しておりますメールアドレスまでご連絡下さいませ。

※頂いたメッセージは、内容を確認後に返信対応等を致しますが、全てのメッセージに必ず返信をするとは限らないこと、予めご理解、ご了承くださいませ。

コラム・タイトルについて

本企画・連載のタイトル「Nothing without Women」は、James Brownが1966年にリリースしたアルバム「It’s A Man’s, Man’s, Man’s World」のタイトル・トラックから歌詞を引用しました。

This is a man’s world, this is a man’s world, but it wouldn’t be nothing, Nothing without a woman or a girl.

この世界は男の世界、男が中心の世界だ、でも意味のない世界になってしまう、もし女性や女の子がいなければ(抄訳)

It’s A Man’s Man’s, Man’s, World by James Brown

「It’s A Man’s, Man’s, Man’s World」の歌詞では、 a woman or a girl / 1人の女性 または 1人の女の子(若い女性)となっていますが、本企画では多くの女性にインタビュー、複数の方々に登場して頂く予定なので、コラムタイトルでは「Nothing without Women」女性を表す英語は複数形の Women を使用しています。

何故 女性なのか?

性別は関係ない…と言う方もいらっしゃると思います。

生物的な性別(セックス)だけじゃなく、現在は社会的な性別(ジェンダー)もあるんだから、「女性」にこだわるのは違うのでは?と言う方も居るでしょう。

でも、「女性」と言う性別で生きているからこそ、経験すること、感じること、考えることもあると思います。

Onigiri Mediaは、コンテンツマネージャーを務めている私 Tomoko Davies-Tanakaも含め、運営の中心を担っているのは女性スタッフです。

私達も女性として、エンタメ業界で働く中で、様々な経験をしてきました。

でも、それを話す場所がメディア上ではなかなか見つかりませんでした。

だからこそ、この連載コラム「Nothing without Woman」では、その様な女性の声を中心に紹介していきたいと思っています。

本連載コラムで紹介する言葉や情報が、誰かの役に立ったり、支えになったりすれば幸いです。

ABOUT ME
おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
Onigiri Media メイン・ライター おにぎり1号こと Tomoko Davies-Tanaka (Team Little-Big) は、フリーランスPRエージェント。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行っています。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/