MENU

ニュース PR

福村 博 1985年「ホット・ショット」が 高音質CDにて11月26日リリース 初のリイシュー

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

トロンボーン・プレイヤー 福村 博が、1985年にLPとCDにてリリースした「ホット・ショット」が、初のリイシュー作品として、2025年11月26日に高音質CD(UHQCD仕様)にてリリースされる。

福村 博 プロフィール

トロンボーン・プレイヤー 福村 博(フクムラ ヒロシ)は、東京都出身、ニューイングランド音楽院大学院卒業。

トロンボーンをウィリアム・ギブソン、フィル・ウィルソンに師事。作・編曲をガンサー・シュ-ラ-、ジョージ・ラッセル、渡辺貞夫に師事。

1971年 渡辺貞夫クィンテットのレギュラーとなる。1973年 向井滋春との2トロンボーンでクィンテットを結成。

1973年及び74年度 スィング・ジャーナル誌 読者人気投票でトロンボーン部門の Poll winner / ポール・ウィナーになる。

その後、渡米。渡辺貞夫のツアー等に参加。1980年より人気フュージョン・グループ ネイティブ・サン に加入。

ネイティブ・サン 参加時にリリースされたアルバムには、ニューヨークの「ボトム・ライン」とロス・アンゼルスの「ベイクド・ポテト」でのライヴ盤「コースト・トゥ・コースト~ライブ・イン・USA +1」や、1982年モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ盤「カーニバル」などがある。


その後、福村 博は自己のグループで活動。

リーダーアルバム「福村 博クィンテット(スリー・ブラインド・マウス)」、「ファースト・フライト(トリオ)」、「ハント・アップ・ウィンド(JVC)」、「ナイス・デイ(BMG)」、「ホット・ショット(モーニング・レーベル)」等をリリースしている。

※()内は当時のリリース元・レコード会社またはレーベル名。

中でも「ハント・アップ・ウィンド」は、1980年に欧米で高い評価を得た。特にロンドンではアルバム・タイトル曲がシングル・カットされ、各音楽誌のベストテン入りを果たしている。

福村 博 /
ホット・ショット

アルバム「ホット・ショット」は、1985年に先ずLPレコードでリリースされ、数か月後にCDでもリリース。CD黎明期ならではの、両メディアでのリリース・スタイルであった。

発売元レーベルは、当時アポロン音楽工業に新設立された洋楽レーベル「モーニング」。

同レーベルでは、リリース方針に若手アーティストを中心とした、ジャズ・ポップと呼べる様なAOR、フュージョン作品を掲げていた。

この新レーベルからのリリース第1作目は、ブレッカー・ブラザースや、クルセイダーズでの活動で知られるアメリカ人 ジャズ・ギタリスト バリー・フィナティ/ Barry Finnerty のソロ名義2作目のアルバム。

この「ライツ・オン・ブロードウェイ」と同日の1985年1月21日に、福村 博の「ホット・ショット」もモーニング・レーベルよりLPがリリースされているが、品番は「ホット・ショット」の末尾が「2」となっている。つまりレーベルとしては第2作目のリリースとなる。

「ホット・ショット」は、福村自身のセルフ・プロデュースではあるが、バリー・フィナティも共同プロデューサーとして名前を連ねている他、プレーヤーとしても参加。ニューヨークで売れっ子ミュージシャンとともに制作された。

今回のステップス・レコーズからのリリースは、初のリイシューとなる。

リリース情報

  • タイトル
    「ホット・ショット」
  • アーティスト
    福村 博
  • リリース日
    2025年11月26日
  • リリース形態
    CD(UHQCD仕様)
    ※高音質CD:すべてのCDプレーヤーでお楽しみいただけます
    https://hqcd.jp/about/
  • 品番:STPR055
  • 価格:2,860円(税込)
  • 発売ステップス・レコーズ

収録曲

  1. Heel Strike
  2. Waste Time
  3. The Only One For Me
  4. Manhattan Twilight
  5. Hot Shot
  6. Beat City
  7. Dreaming Street
  8. Ocean Magic
  • 作・編曲は全て福村 博
  • オリジナル・アルバムより全曲収録。
  • M3「The Only One For Me」はバリー・フィナティ作詞によるヴォーカル曲。
  • プロデューサー:福村 博/バリー・フィナティ

参加アーティスト

  • 福村 博
    Trombone
  • スティーヴ・フェローン
    Drums
  • アンソニー・ジャクソン
    Bass
  • バリー・フィナティ
    Guitar / Keyboards
  • ケニー・カークランド
    Keyboards
  • マーク・グレイ
    Keyboards on “Ocean Magic”
  • サミー・フュゲロア
    Percussion on “Manhattan Twilight” / “Ocean Magic”
  • シビル・トーマス
    Vocal on “The Only One For Me”

福村 博 コメント

オリジナル・ライナーノーツより

バリー・フィナティとのレコーディングの話が最初にあったのは、まだ僕がネイティブ・サンのメンバーだった1982年の頃でした。

当時、バリー・フィナティ―の名前やプレイは、ブレッカー・ブラザース、クルセイダーズ、それにマイルス・デイヴィス等のレコードやコンサートからよく聴いていて、すごくセンスの良いミュージシャンだな、という印象を持っていました。

ぜひ実現させたいと思ったのだけど、ネイティブ・サンのバハマでのレコーディングと重なってしまい、調整がつかないまま、残念ながらその話は消えてしまったのでした。

それから約1年半後、僕がネイティブ・サンを離れて、自分のグループを作り、演奏活動に入った時、再びバリーとの話が持ち上がったのです。そして今回やっと実現する運びとなったわけです。

バリーとは、前年の5月に彼が私用で来日した際に、初めて会ったのです。その時にメンバーの選択や曲の感じについて、僕の要望を話し、それに従って彼がミュージシャン達のスケジュールを調整してこのメンバーを集めてくれたのです。

ドラムスにスティーヴ・フェローン、ベースにアンソニー・ジャクソン、キーボードにケニー・カークランドとマーク・グレイ、パーカッションにサミー・フュゲロア、そしてヴォーカルにシビル・トーマス、それにバリーのギターという息のあったニューヨーク在住の一流ミュージシャンばかりで、さすがに音造りのセンスの良さ、曲の解釈の速さと正確さは、素晴らしいものでした。

ミュージシャン同志は数多くのレコーディング等で顔を合わせている様子で、コンビネーションは抜群でした。

今回のレコーディングが短時間で出来上がった事も彼らの力量だと思います。

また、僕自身も全曲オリジナルだったので、時間をロスしないように、アレンジにかなり気を使ったことが、レコーディングをスムーズに進める事ができた要因の一つだったと思います。

このバリーとのレコーディングの話を前回の時から計画し、協力していただいた音楽出版社およびスタッフに深く感謝いたします。

福村 博

*モーニング・レーベルの第1弾として、「バリー・フィナティ―/ライツ・オン・ブロードウェイ」と「福村 博/ホット・ショット」が、1985年1月21日に同日発売されています。品番は「ホット・ショット」の末尾が2になります。

ABOUT ME
おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
Onigiri Media メイン・ライター おにぎり1号こと Tomoko Davies-Tanaka (Team Little-Big) は、フリーランスPRエージェント。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行っています。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/