BOREDOMSやACID MOTHERS TEMPLE、ZENI GEVAなどの活動で知られるギタリスト/ベーシスト 田畑満(タバタミツル)と、フリー・インプロヴィゼーション・ドラマー 羽野 昌二(ハノショウジ)の2人が、2026年7月末~8月上旬に行ったオーストラリアツアーの様子をフォトレポにて紹介。さらに2人のコメントや、9月のライブ・スケジュールもご紹介する。


田畑 満 / 羽野 昌二
プロフィール

田畑 満
Mitsuru Tabata

Photo by by Julian Wu Far Out Distant Sounds-Independent China中国独立
Make It Up Club, Melbourne, 4 August 2026

京都出身1983年より音楽活動開始。

のいづんずり/ボアダムズ/ZENI GEVA/YBO2/ACID MOTHERS TEMPLE/ガセネタをはじめ、数々の日本のアンダーグラウンドを代表するロックバンドに属し、世界中をツアーした経験を基に、Missing Heads、RQRQ、lemonsoursなど今も数々のバンド即興セッション及びソロ活動を続ける全身音楽家的ギタリスト。

X @Tabatamitsuru
bandcamp
https://tabatamitsuru.bandcamp.com/

羽野 昌二
Shoji Hano

Photo by by Julian Wu Far Out Distant Sounds-Independent China中国独立
Make It Up Club, Melbourne, 4 August 2026

近藤等則、阿部薫、ペーター・ブロッツマン、デレクベイリー、山内テツ…数々の伝説的アーティストたちとの共演を経て、現在も林栄一、中尾憲太郎、類家心平、スガダイロー、加藤一平、Dare Devil Band(+河端一&津山篤)など国内のアーティスト及び、ドロール・ファイラーやトーマス・フローリンといった海外の精鋭達と、終わりなき即興演奏の探求を続けるフリー・インプロヴィゼーション・ドラマー。

Facebook
https://www.facebook.com/shoji.hano
Website
https://shojihano.amebaownd.com/

オーストラリアツアー
Mitsuru Tabata & Shoji Hano

田畑 満と羽野 昌二 は、2026年7月末~8月上旬にかけてオーストラリアの3都市 メルボルン、キャンベラ、シドニーでツアーを実施した。

本記事では、主に8月6日メルボルン郊外にあるKindred Studios & Bandroomで行われたライブの様子を写真にて紹介。

さらに、オーストラリア・ツアーに関しての2人のコメントも併せて紹介する。

Photo by by Julian Wu Far Out Distant Sounds-Independent China中国独立
Make It Up Club, Melbourne, 4 August 2026

Kindred Studios & Bandroom
on 6 Aug, 2026

2026年8月6日メルボルン郊外にあるKindred Studios & Bandroomで行われたライブは、最初に田畑のソロステージ、続いて羽野のソロステージ、そして2人のセッションと言う構成で行われた。

Photo by by Julian Wu Far Out Distant Sounds-Independent China中国独立

Photo by by Julian Wu Far Out Distant Sounds-Independent China中国独立

Photo by by Julian Wu Far Out Distant Sounds-Independent China中国独立

Photo by by Julian Wu Far Out Distant Sounds-Independent China中国独立

田畑 & 羽野 コメント

ーー先ず、今回のツアーを終えての感想をお伺いしたいです。オーストラリアでのお2人でのライブは初とのことですが、やってみての感想や、印象に残ったライブやエピソードなどあれば教えてください。

羽野 昌二(以下 羽野):これまでのオーストラリアでの演奏は1人で行ってソロか現地の方々とのセッションでしたが…今回は田畑満さんとのDuoを中心とした演奏で、関係者も出会う方々も会場など今までと違って新鮮で楽しい演奏が出来ました。

田畑 満(以下 田畑):オーストラリアには1995年以来、ZENI GEVAやAcid Mothers Templeなどのバンドで6度ほどツアーをしています。今回はドラムの羽野昌二さんと完全即興のデュオという形でツアーしました。

去年の10月に川口雅巳という方とPaul Kidney Japanese Experienceという日豪合体バンドでメルボルン中心のツアーを行いましたが、ドラムのDonさんがkasumuen recordsというレーベルを主催しており、BuddhadattaSister Paulといった日本のバンドのブッキングも数々手がてていらっしゃるので、今回のツアーをお願いしてみました。何よりも今回は演奏そのものが楽しかったです。

ーーセットリストをキチンと決めてと言うよりは、その場の空気感を大事にインプロビゼーション(即興)的なセッション・ライブを展開されていた様にお見受け致しましたが、オーストラリアでのライブは全体的に、その日の気分や状況に併せて内容を決められた感じでしょうか?

羽野:オーストラリアに限らず、世界中何処で演奏してもその土地その土地で生活するのは各各違うのでステージで受ける感性は出会う人々も含めて違うのです…ライブとはその日その時の感性だから面白い。

演奏はImprovisationです。私がやって来た形態にロック畑の田畑満が共鳴して始まりました。互いに何十年も演奏しての感性の共鳴です。

田畑:即興演奏なのでセットリストはありません。自分と羽野さんの感性の共鳴をそのままステージで表現しようと心がけていますので、自然と毎回違うものになっていると思います。

自分はずっとロック・バンドでやってきた期間が長く、即興演奏に関してはまだまだ駆け出しかもしれません。羽野さんとの演奏を通じて自分でも新しい可能性に気づいたり、とても刺激になっています。

ーーオーストラリアの観客は、非常に田畑さんや羽野さんのパフォーマンスを熱心に観ていました。特にその時、その場で生み出される音に集中、楽しんでいたいた印象があります。お2人がオーストラリアの観客、特に今回感じられた印象等があれば教えてください。

羽野:今回我々のツアーを主催、企画、情宣(情報宣伝)をして下さったDonさんの力が大きく、来場された方々は事前に我々を知って下さり我々の演奏を受け入れてたと思います。

特に私のDrummingはJazzやRockて言った既成概念から外れてて、体感する音です。来られた方々は多少理解して下さったと思います。

田畑:今回ふたりの詳細な略歴などをDonさんに送ってあったので、それに沿った情宣を展開していただいたと思っています。どの会場も盛況だったので良かったです。

特にキャンベラは過去あまり動員に恵まれない経験がありましたが、今回はソールドアウトでした。西欧圏でのライヴは往々にして日本よりお客さんのリアクションがダイレクトに伝わってきたりしますが、即興演奏でもお客さんの熱い反応は感じました。

Kindred Studios & Bandroom のライブにも多数のオーディエンスが参加。Solderと言うオーストラリアのエクスペリメンタル・バンド のメンバー Timu とFinn も観に来ていた。

Solderは2026年9月に日本で東名阪ツアーを実施予定。昨年ライブで出会った田畑が、彼らの来日を手助けしたとのこと。

ミュージシャンとして尊敬している事はもちろん、日本でライブをする機会を与えてくれたことに、2人は非常に感謝していた。

 Solder Finn と Timu

田畑:Solderは去年10月にFootscray Recordsで僕のソロのライヴをやったときに話しかけてきた若者のグループですね。

普段は友人以外の来日を手伝ったりは稀なのですが、日本にはアンダーグラウンドの来日に対する受け皿がなく、タイミング合えば協力したいと思い、1つのライヴを企画しました。

なお、Solder は9月4日に東京都調布市にあるmod(〒182-0007 東京都調布市菊野台1-20-2 AVANT柴崎 B1 京王線「柴崎」駅から徒歩1分) でもライブを行う。詳しくは以下リンクにてご確認頂きたい。

https://shibasakimod.com/schedule/20260904

Kindread Studioでのライブの前に羽野と田畑は、学習障害、身体障害など、それぞれが異なる障害を持つ方々とセッションするワークショップも実施。2人にこの体験についても聞いてみた。

羽野:私は随分昔に東京近辺で身障者の学校に行ってソロを数回行ないました。今回はワークショップではなくて学生とのセッションでしたが…非常に感銘を受けました。

歳を取るのは集中力の増大と考えてますが…一緒した方々の集中した音に対する感性には大変感銘を受けるとともに、私に集中力の方向性の新たな可能性を示して下さりました。やはら一つの音を如何に絞り出すかが鍵となります。

田畑:障害を持つ方たちとのワークショップは、何人かのグループに分かれて、その全てに羽野さんと僕が参加して演奏し、その場で録音した音源を皆で聞いて意見を交換するという形のもので、僕自身はワークショップ自体初めての経験でとても刺激を受けました。

ワークショップをまとめている方が、僕と羽野さんとも演奏を度々行っているカナダ人の友人とアルバムをリリースしていたり、世界は狭いと感じたりしましたね。

ーー最後にオーストラリアで出会ったファンの方々含め、ファンの人達へのメッセージをお願いします。

羽野:今回は初めて我々、特に私のDrummingに接した方々が多くいたと思います…初めて我々の演奏に接するとビックリして凄いと思う方が多々と思いますが…この先何度我々のライブを体感しても…初めての体感感性を毎回新鮮に感じられる演奏を約束します。新たな出会にありがとうございます。

田畑:羽野昌二 + 田畑満のデュオはまだまだ色んな可能性があることを今回のツアーで体感しました。また是非オーストラリアで演奏したいです。皆さんとまた会える日まで楽しみにしています。

コチラはKindred Studios & Bandroom のライブで田畑&羽野の演奏を、最前列で食い入るように見ていた2人。

2人はライブ当日に出会ったとのことだが、ライブを通じてすっかり意気投合した様だ。写真向かって左の彼はドラマー、そして右のサングラスをかけている彼はDJのVaughn Roxxさん。


ドラマーの彼は「彼らの演奏は言葉には素晴らしすぎて出来ない」と感動していた。またVaughn Roxx さんは、日本のバンドにも非常に詳しく、田畑が参加していたボアダムスや山塚 アイさんについても熱く語ってくれた。

ライブ情報

田畑 満+羽野 昌二が出演する2026年9月のライブ情報はコチラ。彼らそれぞれのライブについては、田畑及び羽野のソーシャルメディア等にてご確認頂きたい。 

フリー・インプロヴィゼーション・ドラム 巨匠 羽野昌二とAcid Mothers Temple 総帥 河端一との新トリオ関東ツアー!

  • 2026年9月10日 (木)
  • 2026年9月11日 (金)
    • open 19:00 / start 19:30
    • 東京 青山 Polaris (090-9814-1113)
      〒107-0062 東京都港区南青山6-2-10 バックボーンハウスB2F
    • adv 3,500円 / door 4,000円 (+1D ¥700)
    • https://polaristokyo.com/
  • 2026年9月12日 (土)
    • open 19:00 / start 19:30
    • 国立 地球屋 (042-572-5851)
      〒186-0002 東京都国立市東1-16-13 諸橋ビルB1
    • door 3,000円 (+1D)
    • http://chikyuya.online/
  • 2026年9月13日 (日)
    w/ Philip Gayle(g) + 大島昌吾(sax)

福井よりアルト奏者MAD SAXを招き二夜初日!

  • 2026年9月24日 / 9月25日

田畑 満
2026年9月予定

  • 9月4日(金)
    Missing Heads 高円寺SHOWBOAT
  • 9月5日(土)
    黒ダイヤ 早稲田RINEN
  • 9月6日(日)
    LOVELOVE from 姫路 feat. タバタミツル 阿佐ヶ谷mogumogu
  • 9月7日(月)
    タバタミツル + Cal Lyall 高円寺Oriental Fourth

詳細
http://www.bloc.jp/tabatamitsuru

羽野 昌二
2026年9月予定

9月3日(木)
音波流(おんぱりゅう)at 新宿 Pit Inn
https://pit-inn.com/artist_live_info/260903onpa-ryu/

その他スケジュール詳細
https://shojihano.amebaownd.com/

ABOUT ME
おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
Onigiri Media メイン・ライター おにぎり1号こと Tomoko Davies-Tanaka (Team Little-Big) は、フリーランスPRエージェント。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行っています。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/