ヴィジュアル系バンド PENICILLINは、2020年8月23日(日)に夏恒例のライブ「祭り」を、今年は無観客配信ライブで開催。彼らにとって初の有料配信ライブは、ライブパート/トークパート2部構成で行われた。
さらに2020年9月13日、ドラムのO-JIRO生誕祭となる「とのさまGIG」も、配信ライブで開催する事が決定した。
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PENICILLIN 初の有料配信ライブ
今の時代に寄り添う形で、2020年8月23日にPENICILLINが行った、初の有料配信ライブ・PENICILLIN LIVE 2020「祭り」。
新型コロナウイルス感染拡大防止の為、夏恒例の「”祭り”ライブ」を今年は無観客・配信ライブという形で開催したのだが、そこはPENICILLINらしく配信だからこそ出来る内容として、ライブパート/トークパートの2部構成で実施された。
「祭り2020」レポート
「男のロマンZ」からスタートしたPENICILLINの配信ライブ「祭り2020」。メンバー全員が、浴衣仕様の衣装姿なのも、夏祭りらしい光景。
千聖のギターが唸りを上げ、O-JIROのドラムがタイトなビートを叩き出し、サポートBassのChiyuの音が絡みだす。
無人のフロアへ下り、カメラを前に、視聴者たちをクールに挑発するHAKUEI。目の前にあるのは無数のカメラのみ。でも、その先に大勢の人たちから熱い視線が注がれているのを知っているからこそ、HAKUEIは疾走するビートロックに乗せ妖しく挑発し続けてゆく。
勢いを加速するように、PENICILLINは魂を開放するロックナンバー「NEW FUTURE」と「x・x・x」を演奏。続くブロックでは、「Japanese Industrial Students」を通しロックンロールの持つ衝動と高揚を表現。
「バラ」や「白髏の舞」では、HAKUEIは男の色気を表情いっぱいに漂わせ、視聴者たちを妖しく挑発。千聖のギターも、乱れ狂う感情を音に投影する。
初期衝動に満ちた楽曲「Melody」に続き演奏されたのは、HAKUEIが妖しく毒々しい歌声で挑発する「Rosetta」。
この日の彼らは、深い熱情を抱いた歌たちを突きつけ、どんな環境にいようが、お互いに強く結びあった絆は揺るがない姿勢を示した。
「イナズマ」に続いて、華麗に華やかにライブを締め括るよう演奏されたのは「ロマンス」。
なかなか直接触れ合えない環境にいるからこそ、PENICILLINは歌を通し、熱愛してきた。まさに「完璧に奪われた愛が止まらない」。そんな熱い抱擁(ライブ)で、彼らは観ている人たちの心を奪った。
トーク・コーナー
後半のトーク・コーナーでは、約半年ぶりにライブを行ったことを話題に、3人は話しだした。
オンライン・ライブはPENICILLINとって初めての試み。「これは貴重な経験」とHAKUEIも語っていたが、メンバーにとってもこの日のライブは良い経験になったようだ。
O-JIROが「僕らが一番楽しまないと、と思って楽しんでいた」話をしだしたところ、「今日の髪形はプリンセス天功さんのようだ」と、メンバー2人に突っ込まれていた。
TEXT:長澤智典
編集:Onigiri Media
「祭り2020」グッズ
今回の配信ライブ「祭り2020」のグッズを、現在PENICILLINの公式オンラインショップにて販売中。こちらは2020年9月6日(日) 23:59までの受付との事。
フォトセット、Tシャツ、アクリルスタンド セット、エコバック、クリアファイル&フォトカードが販売されているので、ぜひチェックして欲しい。
DDJ公式通販サイト
https://ddj.official.ec
とのさまGIG 2020
O-JIROの生誕祭となる「とのさまGIG」が、9月13日(日)に再び配信ライブで行われる事が決定した。
サポートBassは「祭り2020」と同様 Chiyu。
- タイトル:PENICILLIN O-JIRO BIRTHDAY LIVE 「とのさまGIG 2020」
- 開催日:2020年9月13日(日)
- 時間:18:30からChat機能開始・19:00 ライブ配信スタート予定
- アーカイブ視聴期間:2020年9月14日 23:59まで
- チケット:2020年9月6日(日) 12:00〜9月14日(月)21:00まで販売
- 料金:5,000円(税込)
※プレゼント付き(スペシャル・バースデーフォトカード) - チケット販売プレイガイド:近日公開
問合せ:サイレンエンタープライズ Tel 03-3447-8822
最新の情報はPENICILLIN Website他にてチェックして欲しい。
PENICILLIN プロフィール
1992年結成のロック・バンド。
当初のメンバーはHAKUEI(vo)、千聖(g)、GISHO(b)、O-JIRO(ds)の4名。約3年のインディ活動を経て、96年のシングル「Blue Moon/天使よ目覚めて」でメジャー・デビュー。
98年のシングル「ロマンス」がヒットし、ファン層を拡大。新人での日本武道館公演、アジアでも人気を呼ぶなど、国内外で活躍。ソロ活動も活発。2007年にGISHOが脱退するも、3名編成で活動を継続。