新型コロナウイルス感染拡大防止の為、様々なイベントやライブが中止となっています。この様な事態を受けて、動画配信企画等を検討しているミュージシャンやアーティスト、事業者に対する支援サービス情報をまとめました。(2020年3月9日・随時更新)
https://onigirimedia.com/2020/03/03/coronavirus-support/
以下にて紹介する支援サービスを利用する場合は、必ず各社Website等を確認・問い合わせを行い、詳細を確認の上、ご利用をご判断下さいませ。
Contents
動画配信・オンラインイベント支援
人が集まる閉鎖空間が、新型コロナウイルスの感染を拡大させる環境との事から、観客来場型のイベントやライブを中止し、オンラインでの実施を検討しているミュージシャンやアーティスト、事業者をサポートする企画も開始している。
投げ銭型ライブのサポート、 無料技術指導や、配信環境及び機材の格安貸し出し、配信イベント実施の相談窓口開設等、支援内容は様々なので、実施を検討している人は、サポート提供企業に問合せの上、詳細を確認して欲しい。
投げ銭機能等を提供
ライブ配信者向け拡張ツール「Doneru」による、投げ銭機能を手数料無料で提供
ライブ配信者向け拡張ツール「Doneru(どねる)」を提供するZEROUM株式会社は、「Doneru」の投げ銭機能を手数料無料で提供。損害を受けたアーティストのライブ配信での収益化を支援することを発表した。
Doneruは、YouTubeやTwitchを始めとした各種ライブ配信プラットフォームと連携することで、配信画面上にフォローや登録の通知、チャットの表示、投げ銭時のエフェクトを表示できる拡張機能との事。
拡張機能ツール利用実施については、各アーティストの状況を聞いた上で、柔軟に支援をする為、まずはメールにて問合せをとの事。
メールアドレスは contact@zeroum.co.jp または ZEROUM株式会社 Website 問い合わせページ から連絡。
Website https://doneru.jp/
ライブの生配信&デジタル投げ銭機能を無償提供・ 音楽ライブ生配信サービス『MUSER』
株式会社BEAMINGは、音楽ライブ生配信サービス『MUSER(ミューザー)』の、「ライブ生配信とデジタル投げ銭機能」および「音楽ライブの生配信ノウハウ」を無償提供する。
問合せ:support@muser.link
担当:次呂久(じろく)
Website https://info.muser.link
手数料を0円に。スマホ投げ銭アプリ「pring」
スマホ送金アプリ「pring (プリン)」を提供する株式会社pringは、新型コロナウィルスの影響で収入減となっているクリエイターを支援するべく、同アプリが提供するお金SNS「チーム」機能の手数料を、これまでの9.5%から0%にて提供する。
スマホ送金アプリ「pring(プリン)」は、スマホを使っていつでもどこでもカンタンに個人同士や、企業から個人に送金できるアプリ。
2020年1月に、クリエイターの収入の場を増やすために追加されたお金SNS「チーム」機能では、クリエイターがアプリ内で自身の作品やコンテンツを配し、その内容に対して、いつでも“いいね”の代わりに1円からお金を送ることができる仕組みとの事。
具体的な機能
「チーム」機能内では以下機能の利用が可能。
- 画像やテキスト等、自身のやりたいことを価値として発信できる場の提供。
- 発信者を中心としメンバー(ファン)同士がつながるグループを作成。
- 発信内容に対するコメント機能。
- 発信内容に対する送金(受け取った価値に対する後払い)、送られた金額は翌日受け取り可能。
【キャンペーン期間】2020/03/04 〜 2020/03/31
※pringが提供するチーム機能の手数料9.5%を期間限定にて無料提供
詳しくは https://www.pring.jp/news_info/115 にて確認下さいませ。
ライブプラットフォーム「SPWN」を使った支援配信第一弾が決定!
リアルとバーチャルの融合で新たな体験を創造するxR Tech(エックスアールテック)カンパニーのバルス株式会社が、2020年2月28日に発表した新型コロナウイルスによるイベントサポートを利用した配信が決定した。
https://onigirimedia.com/2020/03/12/spwn/
新システム「ライブ配信 電子チケット」をZAIKOが提供開始
多言語対応の電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止による観客参加型のライブやイベント開催自粛と言う事態に対して、ライブ配信の電子チケットという新たなオプションを設け、観客がオンラインまたはオフラインでの参加を選択することができる機能を開発した。
https://onigirimedia.com/2020/03/19/zaiko/
「耳なら行ける無観客ライブ!」360度サウンドでライブ配信ができる音楽配信スタジオ「LIVE MUSIC STUDIO」が試験運用開始!
YouTubeで360度サウンドのライブ配信ができる音楽配信スタジオ「LIVE MUSIC STUDIO」が試験運用を開始した。
「耳なら行ける無観客ライブ」をコンセプトに、イベントに代わる新しいエンターテイメントを創出すると共に、ライブ配信でのギフティング(投げ銭)収入を推進してアーティスト収入の多様化を目指す。
https://onigirimedia.com/2020/03/20/live-music-studio/
無料技術指導を行う 『オンラインイベントチャレンジ』 を、Mobeon LLCと株式会社R-StatupStudioが開催
新型コロナウイルスの影響でイベントの中止や延期となっている現状を踏まえ、今後オンラインイベントの開催を検討をしているイベント主催者に向けて、無料で技術指導を行う企画 『オンラインイベントチャレンジ』 を、Mobeon LLCと株式会社R-StatupStudioが開催している。
Mobeon LLC は、ロサンゼルスに本拠地を置き、最新鋭の映像配信技術を活用したライブ配信事業を行っている会社。大手企業のライブ配信で様々な実績を積んできたこのMobeonと、スタートアップの支援を包括的に行っているR-StartupStudio が手を組み開催する『オンラインイベントチャレンジ』 は、 技術的相談を無料で行う他、機材の貸し出しも格安で行うことができる。
ライブ配信システムや配信できるスタジオなどの環境が無い場合、配信スペースや機材の提供、配信スタッフから実際の配信サポートまで、包括的に対応できる企画との事。
R-StartupStudioは、主催者の意向に応じて大小様々なライブ配信の技術指導に関する無料相談を以下フォームで受け付けている。まずは相談から行ってみるのも良いかもしれない。
無料相談フォームリンク
https://forms.gle/AovJEqzCkKR5YAhG7
詳しくは https://r-startupstudio.com/rssPressRelease/detail/live-event にてご確認下さい。
ライブ配信サポート (相談窓口開設他)
ライブ配信アプリ「MixChannel」
株式会社Donutsが開発・運営するライブ配信アプリ「MixChannel(ミックスチャンネル)」では、新型コロナウイルスの影響によって無観客・オンライン開催となるイベント等をサポートする専用の窓口を設置した。
MixChannelは、スマートフォン1台でライブ配信・視聴や動画編集・投稿などが出来るコミュニティアプリ。 2013年12月より運用を開始し、国内累計1400万ダウンロードを突破。現在の月間訪問者数は400万人を超えている。
【サポートを想定しているイベントの例】
- アイドルやアーティストのライブ、コンサート
- ミスコンやミスターコンなどの観客参加、投票型イベント
- ファッションショー、展示会などの企業イベント
- トークライブ、講演会など
- 大型商業施設等を活用した催事
【支援内容の一例】
- MixChannel配信用アカウントの開設
- ライブ配信の方法や内容に関するご助言、ご提案
- MixChannelライバーによる出演協力
- ライブ配信機材、撮影人材のご提供
この例に限らず、柔軟な支援対応をするとの事なので、興味のある方は、まずは以下サポート窓口まで問合せを。
サポート窓口
mixch@donuts.ne.jp
公式サイト
http://mixch.tv
アプリダウンロードURL
https://app.adjust.com/gzdk0cv
法人様向けサイト
https://mixch.tv/business
17 Liveの新型コロナウイルス対策サポート事例〜ライブ配信+ライブコマース
日ライブ配信アプリ「17 Live(イチナナライブ)」を運営する株式会社17 Media Japanは、「ライブ配信に関するサポート窓口」を2月28日より開設(サポート窓口: jp_support_center@17.media)
今回の新型コロナウイルスでの国内におけるサポート事例に活用できる取り組みとして、2020年2月14日に実施したライブ配信とライブコマース事業 「HandsUP」 を掛け合わせた施策を紹介している。
ライブコマース事業「HandsUP」のサービスを利用することで、物販を伴うイベントやショッピング施設などでは、ライブ配信にとどまらず、ライブコマースによるグッズ販売のサポートを受けることが可能になるとの事。
同事例の詳細は以下リンクにてご確認下さいませ。
https://17media.jp/pressrelease/5707/
「17 Live」新型コロナウイルス対策サポート窓口
jp_support_center@17.media
※サポート専門窓口は期間限定での設置となり、今後につきましては新型コロナウイルスの影響や社会情勢等を鑑みて決定いたします。
LINE LIVE の各サービスとの連携や、ライブ配信に関するノウハウ・機材提供
LINE株式会社は、同社が運営するライブ配信サービス「LINE LIVE」にて、新型コロナウイルスの影響によりイベント等を中止・延期した企業やアーティスト等を対象に、イベントのオンライン開催に関するライブ配信サポートを実施している。
【LINE LIVEによるサポート内容】
- LINE公式アカウントやLINEグループにおける各サービスと連携したライブ配信への集客サポート
- ライブ配信に関する運営サポート、友だち限定配信などの配信機能の提供 ・ライブ配信に関する運営サポート(ツールのレクチャー、内容のコンサルティングなど)
- LINEライバーによる出演・配信協力 ・ライブ配信スペースの提供や機材のレンタル
- LINE LIVE公式アカウントにおける編成枠のご提供
※本サポートは期間限定となります。また、内容に伴い、無料・有料での実施となります。
※人員リソースの関係上、すべてのご相談に対してサポートは出来かねる場合もございますので、予めご了承ください。
ライブ配信や動画制作を中心にデジタルマーケティングを手がける株式会社Candeeは、友だち数112万人を超えるLINE LIVE専用のLINE公式アカウント「Live Up!」を活用し、有料ライブ配信のワンストップサービスの提供を行っている。
詳しくは株式会社Candee Website https://candee.co.jp/news/2020/0302_line/ にてご確認下さいませ。
無観客ライブ支援
オーディエンス参加型ライブグランプリ「Mudia」にて、無観客となったイベントを支援
株式会社ソナーユーは、コロナに負けるなMudia特別キャンペーンを開始。同社が運営するオーディエンス参加型ライブグランプリ「Mudia」にて、イベント自粛要請でお困りのイベント主催者へ、サイト利用のキャンペーンを開始した。
キャンペーン内容はイベント自粛期間中(3月末まで予定)に、主催者が申請したイベントを対象とし、アーティストの出演料含めてサイト上でのイベント売上の80%を支払うと言うもの。(決済手数料や著作権使用料、サーバー等の原価を差し引いた全て)
詳細は https://blog.mudia.tv/posts/7828033 にてご確認下さいませ。
緊急キャンペーンイベントの開催希望連絡先・Mudia 事務局
support@mudia.tv
キャンペーン活用事例
https://www.musiconstage.net/
U-NEXT が「無観客興行を配信するためのインフラ無償提供プログラム」を開始
株式会社U-NEXTが運営する動画配信サービス「U-NEXT」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、無観客で興行せざるをえなくなったイベントを対象に、「無観客興行を配信するためのインフラ無償提供プログラム」を開始した。
「配信インフラの無償提供プログラム」とは
●対象イベント:新型コロナウイルスの影響で無観客で開催され、映像を収録済み、または収録予定のイベント
●対象期間:4月30日(木)まで ※受付期間は、状況を踏まえ延長を検討します
●配信場所:U-NEXTプラットフォーム(https://unext.jp/)
概要
- U-NEXTが通常徴収している手数料を0円とし、決済手数料および音楽著作権使用料を除くすべての売上を権利保有者へ還元
- 権利保有者が価格、ならびに商品形態を選択可能
- 本プログラム対象作品は、月額プラン利用会員でなくても視聴可能
お問い合わせフォーム
https://unext.co.jp/contact
※「お問い合わせ内容」欄に「無観客興行を配信するためのインフラ無償提供プログラム」と記載してご連絡ください。
niconicoが無観客イベントを支援。
イベント生中継協力やグッズ販売システムが利用可能に
株式会社ドワンゴが運営する動画サービス「niconico」も、イベント生中継協力の実施やグッズ販売システムを使った支援を実施している。
無観客ライブ配信・無観客イベント配信の相談やお問合せは、下記メールアドレスまで。なお相談の内容により、支援の可否や内容は異なるとの事。
イベント主催者様向け
無観客イベント生放送ご相談窓口
netlive_info@dwango.co.jp
詳細
https://dwango.co.jp/news/press-release/2020/0303/news-257.html
ニコニコ生放送で使用できるシステム
【出演者と視聴者によるコメントコミュニケーションを実現】
無観客となるイベントの出演者が、ニコニコ生放送で視聴するユーザーのアクションである「コメント」を読み会場で反応を返すことで、niconicoならではの出演者と視聴者によるリアルタイムかつ双方向なコミュニケーションを実現。
【生放送視聴の有料・無料が選択可能】
ニコニコ生放送では、ひとつひとつの番組を有料視聴か無料視聴かを選択することができる。無料視聴の場合は誰でも視聴することができ、有料視聴の場合は「ネットチケット」という視聴権利をニコニコポイントで購入することで視聴することができる。
また、有料番組の価格設定は、リアルイベントのチケット販売形式をなぞらえ、「前売り券」「当日券」「後日券」という形や、2つの生放送番組を通して視聴できる「通し視聴券」など細かく設定することが可能。
【イベントグッズのオンライン販売システム】
ドワンゴジェイピーストアの通信販売システムとニコニコ有料生放送の連携により、有料生放送のネットチケット購入者に限定したイベント限定公式グッズを販売することができる。
【生放送を盛り上げるギフト機能】
ニコニコ生放送では、ニコニコポイントを所有している視聴者が、ポイントでギフトを購入することで、様々な番組演出にリアルタイムで参加することができる。使用実績多数。
【オリジナル番組制作の無償協力】
niconicoでは美術展示を専門家とともに鑑賞する「ニコニコ美術館」という取り組みを行っている。
休館が相次いでいる美術館・博物館を応援する取り組みとして、ニコニコ生放送での「ネット展示配信」を無償で実施。来場者を迎えることができなくなった展示会をネットから鑑賞することができる。
なお紹介した支援プログラムやサービスを利用する場合は、必ず各社Website等を確認・問い合わせを行い、詳細を確認の上、ご利用をご判断下さいませ。
その他 新型コロナウイルスに起因する損害および影響支援・情報まとめ
https://onigirimedia.com/2020/03/03/coronavirus-support/
https://onigirimedia.com/2020/03/12/the-glee-record/