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生き逃げ・3月4日公演予定だった「第三回囚人博覧会」を無観客生ライブ配信で敢行!!

表現者集団「生きることから逃げないために、あの日僕らは逃げ出した」略して「生き逃げ」。

演劇でありながら、まるでライブを味わっているような興奮を与えてくれる生き逃げが、3月4日 TSUTAYA O-WESTで開催を予定していた公演『第三回囚人博覧会 ~拝啓 お父様、お母様、渋谷の牢獄の中で僕たちは~』を無観客生ライブ配信で実施した。


「生きることから逃げないために、あの日僕らは逃げ出した」とは?

2019年2月、激情キネマ舞台「生きることから逃げないために、あの日僕らは逃げ出した」から発生した表現者集団。

「叫び」をテーマにした激しい歌やダンスを織り込み、ライブハウスを主戦場として演劇の枠を飛び越えた作品を上演。

劇中の楽曲を使用したワンマンライブ「囚人博覧会」の開催、外部のライブイベントにも積極的に出演し、演劇のみならずジャンルを超えたアーティスト集団として活動している。

Website
https://ikinige.therestaurant.jp/


生き逃げには「舞台寄り」そして「LIVEやSHOWを盛り込んだエンターテイメント寄り」の二つの表現がある。3月4日の公演は 「LIVEやSHOWを盛り込んだエンターテイメント寄り」 の公演だった。

表現者集団・生き逃げ 第三回公演『脱獄戦隊ニゲルンジャー~さよならキャベジン先生~』ミニレポート + 次回舞台情報表現者集団「生きることから逃げないために、あの日僕らは逃げ出した」略して「生き逃げ」。演劇でありながら、まるでライブを味わっているような興奮をその舞台は与えてくれる。 彼らの第三回公演『脱獄戦隊ニゲルンジャー~さよならキャベジン先生~』のミニレポートをお届けする。...

彼らは画面の向こうの仲間たちに向かって叫んだ、「見せてやるよ、俺たちだけのユートピアを」と。

Text:長澤智典
All photos by chitose
Edit:Tomoko Davies-Tanaka

2020年3月4日(水)、TSUTAYA O-WEST。生きることから逃げないために、あの日僕らは逃げ出した(以下、生き逃げ)は、自分たちが次のステージへ進むための大きな勝負の場として、500人を超えるキャパシティの会場で、ワンマン公演を行うことを予定していた。

彼らはこの公演を1人でも多くの人たちに観てもらおうと、街中でライヤーを配るなどしながら、この日を笑顔で終えるための準備をしてきた。その想いを受け止め、本来なら大勢の人たちが会場に足を運ぶはずだった…。

本番の2日前まで、囚人たちはライブを行なう為の、ありとあらゆる準備を進めていた。だが、新型コロナウイルスの驚異が膨らみだしたことにより、囚人たちはライブ前日に中止を決定した。

しかし、自分達の生きざまを楽しみにしてくれていた人たちに、生き逃げの「想い」を、公演開催を予定していた3月4日に伝えたかった彼らは、同日 昼12時に「無観客公演の実施。その模様をYouTubeで生配信する」ことを発表した。

ライブ前に舞台へ勢揃いした役者陣が円陣を組んで行った「俺たちみんなで伝説を作ろう!!」の気合い入れ。その想いを胸に、彼らは舞台へ挑んでいった。

先にこの日の感想を述べるなら、役者たちが集まり、アドリブ混じりの演技と歌で想いを届けてゆくスタイルを軸にしている生き逃げに、無観客ライブは似合わない。

常に目の前にいるお客さんたちに想いを投げかけ、そこで返ってくる熱を喰らい、それを増幅し投げ返すやりとりを繰り返すことで、彼らはその場に興奮や高揚、嗚咽や涙を導き出し、感動や絶叫を沸き起こすスタイルを取ってゆく。

もちろん役者陣だけに、たとえ無観客だろうと、気持ちを集中させ、全力でパフォーマンスへ打ち込むことも可能だし、この日もそれを心がけていたが、画面越しに観ている人たちの存在を認識しているとはいえ、リアクションのない振りを示す姿を観ていたら、一抹の淋しさを感じずにはいれなかった。

けっして一方通行の気持ちではなかった。でも、目の前に想いを受け止める人の息吹がない以上は、やはり投げっぱなしでしかなかった…。

この日も終身刑に服する囚人たちは、絶望の中で生きる意味や、それでも夢みることを忘れないからこそ人間であることを、ときに自分たちの半生を語り、ときに過去の自分にすがりながら、希望の見えない中で生きる意味を模索していた。

それは、自分たちが「生きることから逃げないため」の術。逃げずに立ち向かう自分の気持ち次第で、虚無の中にもかならず光が射すと信じ、囚人たちはそれぞれが人生をさらけ出す物語を通して伝えた。

『第三回囚人博覧会~拝啓 お父様、お母様、渋谷の牢獄の中で僕たちは~』と題し行われたこの日の物語。囚人たちの熱い想いが、少しでも伝わったら幸いだ。

第三回囚人博覧会 無観客ライブSPダイジェスト&ライブ直後メンバーコメント

『第三回囚人博覧会~拝啓 お父様、お母様、渋谷の牢獄の中で僕たちは~』 Set List

M01 プロローグ
M02 Say What!?
M03 順風満帆
M04 アディオス
M05 脱獄戦隊ニゲルンジャー
M06 かつらがとれた
M07 今夜君を連れて
M08 泣き顔フリーマーケット
M09 監獄パラダイス

M10 やればできる子なんだから
M11 木魚バター
M12 絶叫
M13 令和維新だバカヤロー!
M14 永遠(高田エージ cover)
M15 ユートピア

enc1 生き恥さらし
enc2 生きることから逃げ出したくなったときに聴いてもらいたいラブソング

無観客ライブ・フルバージョン
第三回囚人博覧会・配信アーカイブ

会場:渋谷 TSUTAYA O-WEST

【出演】
田中寅雄
岡田地平
峰ゆとり
松本旭平
布川隼汰
長沼薫
玉永賢吾
SHIMBA MATSUDA
日名子祐多


Backband Member
Gt.フミ☆田口
Ba.三宅博文
Key.TACOS NAOMI
Sax.横溝雄毅
Dr.ガチャロー
Mani.TAKE

最新情報はTwitterにて

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フリーランスPRエージェント、時々ライター。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行う。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/