FM yokohamaにて2年半に渡り放送された2VOICE(原順子&叶央介)の『ミュージック・セレナーデ』。毎週スタジオで2人が披露した洋楽のアコースティック・カバーを毎月ストリーミング配信する企画がこの4月からスタートした。
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ミュージック・セレナーデ
FM yokohamaにて2年半に渡り放送された番組「ミュージック・セレナーデ」。パーソナリティは原順子/叶央介の夫婦デュオ 2VOICE。
番組は、毎週2人が決めた「テーマ」に沿って選曲がされていた。
2021年4月から配信がスタートした、2人が毎週スタジオで披露した洋楽のアコースティック・カバーをお届けする本企画「ミュージック・セレナーデ・セレクション」も、「テーマ」を設定して選曲。
番組で披露された計122曲の名演を、2022年3月まで毎月配信する。
2VOICE プロフィール
ヴォーカルグループ「サーカス」として長年活躍してきた 原順子と叶央介が結成した、夫婦デュオ「2VOICE」。
2016年9月、2VOICE名義でのデビュー・アルバム 『120歳のLove Song』 をリリース。
今まで書きためてきたオリジナル曲を中心に、サーカス時代の「Mr.サマータイム」「アメリカン・フィーリング」を新たなJazzy アレンジで披露、長年のファンだけでなく幅広いファン層から支持を受ける。
収録曲の中でも2人が特に思い入れを持つ「YOU~120歳のラブソング~」は伊藤秀裕監督からの熱いオファーを受け2018年3月公開の映画『おみおくり』の主題歌となり、映画のロング・ヒットにも貢献。
2018年10月には2作目となるアルバム 『Winter Love Songs ~ Harmony on Christmas Day ~ 』 もリリース。
若手アーティストとのコラボレーション・イベントも積極的にこなし、次の目標「140歳」に向けて作品作り、ライヴ活動のみならず「声の学校」など後進の育成にも積極的にかかわる日々が続いている…
Website
https://www.2voice.jp
ミュージック・セレナーデ・セレクションVol.1 〜映画#1〜
2021年4月26日より配信開始となった『ミュージック・セレナーデ・セレクションVol.1 〜映画#1〜』では、様々なタイプの映画にまつわる12曲をJazzyな演奏でカバー。
Vol.1 収録曲紹介
- くよくよするなよ!
(Don’t You Worry Bout a Thing)
スティービー・ワンダー1973年の名曲。2016年の3Dアニメーション映画『SING』で取り上げられたのは記憶に新しいところです。 - レディ・マーマレイド
(Lady Marmalade)
2001年のミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』からのマイア、クリスティーナ・アギレラ、ピンク、リル・キムによる全米1位ヒットが記憶に新しいですが、オリジナルは1974年アメリカのコーラス・グループ「ラベル」のこれも全米ナンバー1ヒット! - 9月の雨
(September in the Rain)
サラ・ヴォーン、ダイナ・ワシントン、フランク・シナトラなどそうそうたるシンガーたちがレコーディングしてきたスタンダード・ナンバーを、アニー・レノックス(ユーリズミックス)が2014年にカバー・アルバム『ノスタルジア』で取り上げました。 - 黒いオルフェ(カーニバルの朝)
(A Day in the Life of a Fool / Manha do Carnaval)
1959年同名の映画のサウンドトラックからもっとも有名な1曲と言えばこのルイス・ボンファの曲。2VOICEの二人もサーカス時代からカバーしてきたおなじみの楽曲です。 - スマイル
(Smile)
チャールズ・チャップリン作曲のこれも広く知られたスタンダード。元々はチャップリン映画『モダン・タイムス』で使われたインストでしたが、1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞を加え、ナット・キング・コールが初演、その後ナタリー・コール、マイケル・ジャクソン、ロッド・スチュワートらがカバーしています。 - 悲しみのバラード
(Sorry Seems To Be the Hardest Word)
エルトン・ジョン1976年のアルバム『蒼い肖像』収録の文字通り代表的なバラード、翌年1977年のアメリカ映画『スラップ・ショット』の挿入歌としても使われています。 - ラブ・レター
(Love Letters)
1945年というから第二次大戦終戦の年に制作されたアメリカ映画の中で使われた当時のヒット曲。以後エルヴィス・プレスリー、ナット・キング・コール、エルトン・ジョン、シネイド・オコナーらカバーも限りなく存在する名曲です。 - 祈り
(The Prayer)
1998年のワーナー・ブラザースのアニメ映画『魔法の剣キャメロット』の主題歌としてゴールデン・グローブ、アカデミーで主題歌賞を受賞したセリーヌ・ディオンの歌唱、稀代のヒットメイカー、デヴィッド・フォスターとキャロル・べイヤー・セイガーが創り出した名曲。 - アクロス・ザ・ユニバース
(Across the Universe)
ザ・ビートルズ最後のアルバムとなった『レット・イット・ビー』に収録されたハイライト的楽曲。時代は下がって2007年にはビートルズの曲だけで構成された同名の映画も公開され話題を呼びました。 - カム・トゥ・ミー
(Come To Me)
2012年のアメリカ映画『チョコレート・ドーナツ』で印象的に使われていたこの曲は、1979年に16歳でデビューした年にはすでにビルボードの15位まで上昇していたというシンデレラ・ガールぶりが注目されたフランス・ジョリの代表的ヒット曲。 - 美しき夜
(Bella Notte)
1955年公開のあまりに有名なディズニー映画『わんわん物語』で主人公の2人(2匹)がミートボールスパゲッティを食べながらデートする胸きゅんなシーンで使われた恋の歌。のちに作者ペギー・リー自身もレコーディングしています。 - 星に願いを
(When You Wish Upon a Star)
こちらも言わずと知れたディズニーの『ピノキオ』で世界的にヒットした“超”スタンダードです。1940年の映画・曲ですからもう80年以上前、第二次世界大戦もまだ始まっていない時代からの名曲なのです。
ミュージック・セレナーデ・セレクションVol.2 ~旅#1~
2021年5月26日より配信されたVol.2のテーマは「旅」。番組でも2人の実体験も交えて好評だったこのテーマ。
世界を旅することができない今だからこそ、その憧憬が胸に迫る。今回はアメリカを横断してパリまでの全8曲が収録されている。
Vol.2 収録曲紹介
- サンデイ・モーニング
(Sunday Morning)
うきうきとした「Holiday」感満載のマルーン5の、2005年のヒット曲です。長い時間をかけて世界中で1千万枚のセールスを記録したデビュー・アルバム『ソングス・ト・ジェーン』からのシングルですが、日本では2005年のトヨタ「ヴィッツ」のCMで使われて知名度が上がりました。 - ルート66
(Route 66)
シカゴからサンタモニカまで、4,000キロ近い「ルート66」はいつまでも旅人のロマンを駆り立ててくれます。ナット・キング・コールなどの名演で有名な、ジャズのスタンダード曲です。元々はジャズ歌手ジュリー・ロンドンの夫、ボビー・トゥループの作品。その後もチャック・ベリーやそれを基にしたローリング・ストーンズ、マンハッタン・トランスファーらがカバーしています。 - 風に吹かれて
(Blowin’ in the Wind)
ボブ・ディランの代表曲のひとつ、1963年のセカンド・アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』収録でシングル・カットもされています。PPM(ピータ・ポール&マリー)、スティービー・ワンダーらがカバーしています。 - 我が心のジョージア
(Georgia on My Mind)
ホーギー・カーマイケル作曲、レイ・チャールズの名唱で有名な、元祖「ご当地ソング」として、1979年にはアメリカ「ジョージア州」の州歌になっています。 - 黒いオルフェ(カーニバルの朝)
(A Day in the Life of a Fool / Manha do Carnaval)
1959年同名の映画のサウンドトラックからもっとも有名な1曲と言えばこのルイス・ボンファの曲。2VOICEの2人もサーカス時代からカバーしてきたおなじみの楽曲です。 - 世界は愛を求めている
(What the World Needs Now is Love)
ハル・デヴィッド/バート・バカラックのヒットコンビによるジャッキー・デシャノン1965年の大ヒット曲です。他にもフォー・シーズンズ、トニー・ベネット、フィフス・ディメンション、リサ・ローブなどカバーは星の数ほど存在する「スタンダード」曲。 - ニューヨークの想い
(New York State of Mind)
ザ・ピアノマン / ビリー・ジョエル通算4作目、1976年に発売されたアルバム『ニューヨーク物語』収録曲です。文字通りそれまで活動していたロスアンゼルスから故郷ニューヨークに活動拠点を移した最初のアルバムとして、チャート上はヒットにならなかったものの、それ以後の作品、連続ヒットへの分岐点となった作品です。 - パリの4月
(April in Paris)
舞台は大西洋をひとっ飛びしてパリへ。元々は1932年のブロードウェイ・ミュージカル「Walk a Little Faster」の挿入局として世に出たヴァ―ノン・デューク(これはアメリカに渡ったのちの名前、元はロシア帝国生まれのロシア人でした)作曲の名曲です。ビッグ・バンドなどの演奏もよいですが、ここはやはりエラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングのデュエットをしのぐ、2VOICEの完璧なハーモニーが聴けます。