邦楽と和楽器の魅力を伝えるコンサート「日本の響」が、2021年12月17日(金)東京・牛込箪笥区民ホールで開催される。出演は和太鼓グループ彩 -sai-、そして国際的に活躍する尺八奏者 中村明一が率いるバンド FOREST (フォレスト)。本コンサートは開催後、アーカイブ動画の配信も実施される。
今回は特集にて、それぞれの出演者のコメント及び告知動画も紹介する。
Contents
コンサート 日本の響
2021年12月17日(金)東京・牛込箪笥区民ホールで開催される邦楽と和楽器の魅力を伝えるコンサート「日本の響」。
和楽器の名手が一堂に会する日本で唯一のイベントである 「日本の響」 は。草加市文化会館で2020年までの5年間、同名タイトルで毎年開催されていた。本公演はその再出発公演となるとの事。
出演は多ジャンルのアーティストや芸能人とのコラボレーションも実現している和太鼓グループ彩 -sai-、そして国際的にも活躍する尺八奏者 中村明一が率いる日本音楽とプログレッシブ・ロックを融合させたバンド FOREST (フォレスト)。
今回は、その両出演者にコロナ禍での過ごし方や、コンサートへの意気込みなどを質問。コンサート告知動画とともに貴重なコメントをご紹介する。
和太鼓グループ 彩-sai-
コメント
ーー国内外で年間250公演以上行われてきた「彩」さんですが、コロナ禍はどの様に過ごされていましたか? コロナ禍での自身の音楽に対する想い、改めて気が付いた事等あれば教えて下さい。
コロナ禍ではやはり私どもも現場がなくなり、多くの仕事の機会を失いました。戸惑いや不安もありましたが、「今できることをやろう」と、稽古に向かう毎日を過ごしていました。
コロナ前、多忙な毎日な中で見失いかけていた音楽に対する想いや、「太鼓を打つ」という根源的な部分がいかに自分にとって大切なものか、といった、自身の人生を見直す良いきっかけとなったと思っています。
コロナの収束も見えず不安な状況が続いていますが、この期間で実感した音楽の大切さを胸に、皆様を明るく元気にするような音楽を届け続けていきたいと思います。
ーー12月17日行われる「日本の響」での見どころや、コンサートに向けての意気込みを教えて下さい。
日本には様々な響き・音があります。それらは全て、日本人の生活を支え、彩ってきました。
和太鼓は世界で現存する中でも最も古い楽器の一つと言われており、その深い余韻・響きには、日本人の魂を揺さぶり呼び起こす、大きな力があると思っています。
コロナ禍の中で改めて太鼓の音と向き合い、その響きの大きさ・深さを私たちも改めて実感致しました。12月17日の日本の響きでは、「日本の響き」という公演タイトルに恥じない、壮大で彩豊かな日本の音を皆様にお届けしたいと思っております。どうぞお楽しみください。
和太鼓グループ 彩-sai-
プロフィール
2005年、東京大学にて結成された和太鼓集団。「楽しいが響きわたる」をモットーに国内外各地にて活躍中。
ラグビーワールドカップ2019日本大会では、選手入場の演奏を務める他、外務省主催の海外ツアーはじめ、25ヶ国以上で公演を行うなど、今話題沸騰中の和太鼓集団。
メンバー: 葛西啓之、齋英俊、塩見岳大、渡辺隆寛、酒井智彬、鈴木海
Website https://wadaiko-sai.com/
FOREST
中村明一 コメント
ーー世界各国でそれぞれが活躍、海外での公演も多かった「FOREST」さんですが、コロナ禍はどの様に過ごされていましたか?コロナ禍での自身の音楽に対する想い、改めて気が付いた事等あれば教えて下さい。
確かに多くのライブコンサートが中止されましたし、延期されました。
しかし、私個人で言えば、単行本の執筆、国際学会での基調講演、またそれに伴う論文作成、延期された幾つかのライブコンサートの開催もありました。
一つ興味深かったのは、アメリカ、日本の両政府が行う、日米音楽家による東京オリンピックの記念演奏会。結局、アメリカ人が日本に入国できないので、アメリカでビデオ、音源の作成と言うことで、私が、オリンピック期間中、アメリカに行きました。
ーー12月17日行われる「日本の響」での見どころや、コンサートに向けての意気込みを教えて下さい。
「和太鼓グループ彩 -sai-」は、ワールドツアーも行い、現在最も活躍している太鼓グループです。キリンビール「氷結」を初めとする多くのCM、またラグビー・ワールドカップでも演奏を行い、話題を集めました。現在、最先端の太鼓を聞かせてくれるでしょう。
「FOREST」は尺八演奏家の中村明一が、日本の音楽の良さとプログレッシブ・ロックを融合させたグループです。モントルー・ジャズフェスティバル、NYブルー・ノートにも出演しています。モルドバ出身の歌手ヴィオリカ・ロツォフ、世界一のハープギタリスト、ティム・ドナヒューなど、素晴らしいメンバーで構成されています。
他では体験できない、素晴らしいコンサートになると思われます。是非御来場下さい。
FOREST
プロフィール
Forestは1991年 中村明一により結成。
日本音楽を基にプログレッシブ・ロックの要素を取り入れ、リズム、コード、モード、サウンド、倍音の再構築を目指している。スイスのモントルー・ジャズ・フェスティバル、NYのブルー・ノート、ファイブ・スポットなどに出演するなど世界的に活躍している。
Website https://akikazu.jp/forest/
メンバー
- 中村明一(作曲家・尺八演奏家)
米国バークリー音楽大学、ニューイングランド音楽院大学院にて作曲とジャズ理論を学ぶ。虚無僧に伝わる尺八音楽の採集・分析・演奏をライフワークとしつつ、作曲家としても活躍し作品多数。第18回文化庁舞台芸術創作奨励賞受賞。東京学芸大学・山梨学院大学などで講師。日本現代音楽協会会員。 - ヴィオリカ・ロゾブ/Viorica Lozov(Vo)
モルドバ共和国生まれ。海外のコンテストで優勝多数。13ヶ国語をカバーし、幅広いレパートリーで各種イベントやライブで都内を中心に活動中。 - 山本亜美(二十五絃筝)
音のゆらぎとの一体化を念頭に、即興や現代音楽等で邦楽のみならずジャンルフリーで表現する筝奏者。 - ティム・ドナヒュー/Tim Donahue(G)
東芝EMI、日本クラウンソロアーティスト。米国JAZZIZ誌トップ5ジャズアルバムにノミネート作品THE FIFTH SEASONを発表。東京フィルハーモニー、クィーン、ドリーム・シアターとソロアルバム制作を全世界リリース - 吉田潔(Syn)
バークリー音楽大学に留学。帰国後、シンセシスト、プロデューサーとして数々のサウンドトラック、CM等の作曲を手掛ける。近年では主に中国で活躍。 - デレク・ショート/DEREK SHORT(B)
シカゴ出身。ジャズやクラシックを学び、米国内外の多様なジャンルバンドに参加。独自の音楽性・演奏法を確立し、日本で活動中。 - 片山晴翔(Dr)
高校生ドラマー。菅沼孝三らに師事し、16歳、リズム&ドラムマガジン主催「誌上ドラムコンテスト2020」マスターコースにてグランプリなど、多くの賞を受賞。ブルーノート東京に出演し上原ひろみ氏のO.A.を務め上げるなど多彩に活動中。
コンサート
日本の響 開催概要
- 開催日
2021年12月17日(金) - 時間
開場18:30 開演19:00 - 会場
牛込箪笥区民ホール
(新宿区箪笥町15番地) - 動画配信期間
2021年12月27日15時~2022年1月26日まで配信予定。
※チケット購入者には別途動画配信URLを配信開始までに送信。 - コンサート主催
(有)サウンドポット
※本公演は⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業です。
入場料金
- 一般前売り
4,000円
(配信動画視聴の特典つき) - U25割
3,000円
(配信動画視聴の特典つき) - 有料配信チケット
2,500円
(配信動画のみ視聴可能)
チケット購入方法
来場チケット
購入申し込みは、メールまたはお電話にてご連絡下さい。
メールでお申込みの際は下記情報を本文に記入、件名を「12月17日 日本の響公演チケット申込」としお送りください。主催者よりチケット料金のお振り込み方法等をご連絡致します。
※返信がない場合はお手数ですが、再メールまたはお電話にてお問合せ下さい。
- メール記載内容
お名前・住所・電話番号・チケットの種類(一般・U25 )と枚数 - メール件名
12月17日 日本の響公演チケット申込 - 受付メールアドレス
soundpot3@gmail.com
お電話でお申込みの方は以下までご連絡下さい。
- 受付電話
(有)サウンドポット
03-5374-8373
動画配信:来場チケットご購入の方にも、12月27日から配信を予定しておりますコンサート動画視聴URLを別途配信開始日前までにお知らせ致します。配信期間中 動画は何度でもご視聴可能です。
感染症対策:来場チケット購入者には個別に感染症対策についてお知らせを致します。
有料配信チケット
- Peatexにて購入可能です。チケット購入リンク
https://nihon-no-hibiki2021.peatix.com/ - 動画視聴URLは別途配信開始日前までにお送りいたします。配信期間中 動画は何度でもご視聴可能です。
関連記事
https://onigirimedia.com/2021/12/22/nihon-no-hibiki_photorepo/