「かわいい曲にやさしい毒を」を活動コンセプトとするボカロP モエソデが、アルバム「モエソデンティティ2019-2023」を2024年3月23日配信リリースする。
ボカロP モエソデ
萌え袖が大好きなことから名付けられた、ボカロP モエソデ(m-sode)。
2019年末の活動開始直後は純粋な邦楽ロックを目指していたが、近年のインターネットの影響を受けて作風が変化していく。
テクノ・ロック・音ゲーコア・現代音楽・劇伴風・プログレ・ドラムンベース・ポエトリーリーディング等を好んで作るが、ジャンル名不詳な楽曲も多い。
非現実的な技巧を織り交ぜたピアノ、自然かつ諧謔的な変拍子、多様な解釈ができる歌詞等が特徴。好きな楽曲テーマは、雨、静寂、絵画、幾何学、生と死、嘘、合成音声文化の未来。
コンセプトは「かわいい曲にやさしい毒を」。シリアスな作品を多く作る一方で、動画投稿サイトにはネタ曲も多く投稿しており、その行為は人間が普遍的に持つ二面性の表現として成立している。それとも或いはただの気まぐれ生命体かもしれない。
X(Twitter)@moesode_taberu
https://twitter.com/moesode_taberu
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@m-sode
ニコニコ動画チャンネル
https://www.nicovideo.jp/user/93444145/mylist/67248731
モエソデンティティ
2019-2023
2024年3月23日 自身初となる配信リリースをするアルバム「モエソデンティティ2019-2023」は、ボカロP モエソデの4年間の集大成的な内容とのこと。
現在までに、動画サイトに投稿された50曲の中から厳選された17曲を再編集し、様々なジャンルの楽曲を収録。
リリースカットピアノ、十二音技法、ドラムンベース、ハードスタイル、チップチューンなど、多彩な音楽性が展開されており、まさにモエソデのベスト盤といっても過言ではないアルバム。
リリース情報
- タイトル
「モエソデンティティ2019-2023」 - アーティスト
モエソデ - リリース日
2024年3月23日 - リリース形態
デジタル配信 - レーベル
LUCY LOVE records - 配信リンク
https://linkco.re/RCEzucfU
Track List
- フィボナッチ
- みゅーじっくもんすたー!
- 蒸気都市のワルツ
- ―雨曰く。
- 雨のうた、聞こえないように
- 八月透夏
- 十二音技似非調性学
- 電脳ロイコ
- ここに歌詞を入れてください
- みゅーじっくいーたー!
- 意味の無い音楽
- 藍染恋歌
- 痛いのが怖いから生きている
- アイ無き絵画、芸術史を殺せ
- 才能論
- コンポジション
- アイを知った日
セルフライナーノーツ
モエソデ(m-sode)初の配信アルバム。
2023年末までに投稿した約50曲の中から、計17曲を再編集し収録。
- 代表作の「フィボナッチ」
- DTMerの自嘲に満ちた「みゅーじっくもんすたー!」
- 束の間の異世界小旅行を描いた「蒸気都市のワルツ」
- 雨と静寂をドラムンベースに乗せた「―雨曰く。」
- ピアノと歌声が対等に語らう「雨のうた、聞こえないように」
- 独特なリリックで人類絶滅後の夏をノスタルジックに描いた「八月透夏」
- 音楽の可能性の模索を十二音技法による音列のリフレインで描いた「十二音技似非調性学」
- 世界を浸食する合成音声への畏怖をハードスタイルで描いた「電脳ロイコ」
- 聴き手に楽曲完成権を委ねた実験的作品「ここに歌詞をいれてください」
- 合成音声とコンポーザーの主従関係の逆転を妖しくも痛快に描いた「みゅーじっくいーたー!」
- 2つのサビの大胆な対比にモエソデらしさが表れた「意味の無い音楽」
- リリースカットピアノ&チップチューンサウンドで、月並みな恋愛を他人事のように描いた「藍染恋歌」
- 「痛いのが怖いから生きている」は、生と死への ”アンチテーゼ”
- 「アイ無き絵画、芸術史を殺せ」は、画家として生まれたAIの物語を7名の合成音声を駆使して描いた前衛的作品
- 天才 と 平凡 の狭間で生きる者たちのリアルを描いた「才能論」
- 2023年迄のモエソデの集大成的作品「コンポジション」
- 「アイを知った日」で、愛 に満ちた歌声が決してあり得ない 永遠 を願いながら力強くアルバムを締めくくる