1978年デビュー「Tinna」の音源コレクション・アルバム「シャイニング・スカイ」が11月17日リリース

1978年にデビューした惣領智子と高橋真理子によるデュオ「Tinna」の、音源コレクションとなるアルバム「シャイニング・スカイ」が、2021年11月17日高音質CD＝UHQCD仕様でリリースされる。この仕様は2021年1月にリリースされた『The best of Tinna』にも採用されている。

Contents

1 Tinna（ティナ）とは
2 アルバム「シャイニング・スカイ」
- 2.1 リリース情報
- 2.2 収録曲
3 The best of Tinna

Tinna（ティナ）とは

作曲・編曲家／プロデューサーである惣領泰則が結成し、アメリカで活動したグループ「BROWN RICE（ブラウン・ライス）」のヴォーカリストであった惣領智子と、日系アメリカ人の高橋真理子によるデュオ。

1975年の BROWN RICE 解散後、惣領智子は1976年にソロ・デビューを果たしていたが、1978年公開のイタリア映画「ポール・ポジション」の日本独自企画のサウンド・トラックを惣領泰則が制作する為、高橋真理子とデュオを組む事となった。

映画「ポール・ポジション」について

原題は「Formula uno, febbre della velocità」英語タイトルは「Speed Fever」。F1グランプリの裏側を1977年のレースを中心に捉えたドキュメンタリー映画。

当時の現役ドライバーニキ・ラウダやジェームス・ハント他、モハメド・アリ、ジョージ・ハリスン等有名人も出演している。

日本での劇場公開日は1978年9月15日、配給は東映洋画。製作はアレッサンドロ・フラカッシ、監督・編集はマリオ・モッラ。

映画.com 作品ページ
https://eiga.com/movie/65097/

映画「ポール・ポジション」の日本独自企画サウンド・トラックに収められた、惣領智子と高橋真理子が歌うテーマソング「Let me love you」はヒットし、2人に注目が集まった。

1978年12月、2人はTinna（ティナ）名義でファースト・アルバム「ロング・ディスタンス」をEXPRESSレーベルよりリリース、デビューを飾る。

続く1979年8月には、セカンド・アルバム「童夢～ DOME IS A CHILD’S DREAM」をリリース。このアルバムは、1979年に放送されたTV番組｢栄光のルマン24時 – 童夢挑戦の記録 -｣のサウンド・トラック盤として制作された。

レーシングカー・コンストラクターの株式会社童夢製作スタッフは、映画「ポール・ポジション」に心酔していたそうで、そのことがこのアルバムへの縁となった。

1979年12月コンピレーション・アルバム「マンデイ・モーニング・レイン」をリリース。本作には既にリリースしていたタイアップ・シングル、前2作のアルバム収録曲、映画「ポール・ポジション」テーマソング（別ヴァージョン）などが収録されている。

1980年6月、オリジナルとしては3枚目となるアルバム「1999」をリリース。その後、Tinnaはベスト盤を含む4枚のアルバムと7枚のシングルを残し、活動を停止する。

https://onigirimedia.com/2021/06/16/its-about-time_stepsrecords/

アルバム
「シャイニング・スカイ」

今回リリースされる「シャイニング・スカイ」は、2021年1月ステップス・レコーズからリリースされたアルバム「ザ・ベスト・オブ・ティナ」に続く、Tinnaの音源コレクション・アルバム。

Tinnaのアルバムを当時リリースしていたEXPRESSレーベルに残された音源は、「ザ・ベスト・オブ・ティナ」及び今回リリースされる「シャイニング・スカイ」にすべて収録されている。

ステップス・レコーズ Web page
https://stepsllc1218.com/tinna/STPR028.html

EXPRESSレーベルは、1967年東芝音楽工業内に設立されたレーベル。
さまざまなジャンルにわたり、常に時代を先取りし、数多くのアーティストを輩出、日本の音楽シーンを牽引するととともに、幾多の大ヒット曲を生み出したレーベル。

https://www.universal-music.co.jp/p/tycn-80001/