モンゴリアン・メタルバンド Nine Treasures インタビュー(独占コメントあり!・特集)
モンゴリアン・メタルバンド Nine Treasures(ナイントレジャーズ)のインタビューが到着!2026年3月6日 渋谷・3月7日 名古屋・3月8日 大阪にて実施する初来日ツアーライブについて語ってくれた。Onigiri Mediaのためだけに答えてくれた独占コメントも併せてご紹介する。(特集)
Contents
Nine Treasures
インタビュー
2026年3月6日東京・渋谷 CYCLONE、3月7日 名古屋 今池GROW、3月8日 大阪 心斎橋PANHEAD GROOVEにて初来日ツアーを行うモンゴリアン・メタルバンド Nine Treasures(ナイントレジャーズ)。
自身のソーシャルメディア・アカウントにて、日本でのツアーへの期待とファンへのメッセージを投稿している彼らだが、今回 ヴォーカル / ギター 他の Askhan(アスカーン)から、日本のファンに向けたインタビューコメントが届いた。
さらにOnigiri Mediaのみに答えてくれた独占コメントも本記事にてご紹介する。
ライブに行かれる方はもちろん、ライブに行かれない方も、ぜひチェック頂きたい。
ナイントレジャーズ とは
ヴォーカル、ギター、そしてモンゴルの民族楽器の1つトプショール(Tovshuur)や、バラライカ(balalaika)を演奏する Askhan によって、2010年 中国・内モンゴル自治区で結成された Nine Treasuresは、馬頭琴(morin khuur・モリンホール)等も含めた楽器構成により、オールドスクール・ヘヴィメタルと伝統的なモンゴルのサウンドを融合したモンゴリアン・メタルバンド。
従来のロック・スタイルとモンゴルの喉歌・ホーミー(ホーメイ)の両方で歌うと言うユニークなボーカルスタイルを採用し、世界的な人気を集めている。
Website
https://ninetreasures.net/

現在のメンバーは 前出のAskhan(アスカーン)他、 ベース / バッキングヴォーカル の Orgil(オルギル)、ギター / バラライカ / バッキングヴォーカル の Saina(サイナ)、ドラムの Namra(ナムラ)、馬頭琴 / バッキングヴォーカル の Nars(ナラス)の5名。
アジアでは年間100以上のフェス出演やヘッドライナー公演をこなし、最大5万人の観客を前に演奏、会場を沸かしている他、ドイツのメタル・フェスティバル Wacken Open Air や Woodstock Poland(現 Pol’and’Rock Festival) にも出演。ヨーロッパ・ツアーも実施している。
2024年にはアメリカのヘヴィメタル・レーベル Metal Blade Records と契約。2025年10月には同レーベルからニュー・アルバム「Seeking the Absolute」を含む3枚のアルバムをリリース。
2026年10月から行われる Mushroomhead & Fear factory との初の北米ツアーも決定した。
Nine Treasures
Askhan インタビュー

Q1:今回、Nine Treasuresは初めて日本で、複数の会場でライブを行います。メンバー皆さんが日本で行うライブで、楽しみにしていることはなんですか?
Askhan / アスカーン (以下A)
私たちがいつも、そして最も楽しみにしているのは、ステージ上での短い時間です。バンドにとって、ステージからファンにグレートなパフォーマンスをお届けできることが何よりの喜びなので。
でも、その短くも美しい瞬間を得るには、多くの努力が必要です。移動で疲れ果てることなく毎日演奏できたら…それが理想なんですが。ドラえもんの「どこでもドア」のように、瞬時に時空を超えて移動できるものがあればいいんですけどね。
What we always look forward to the most is that short time on stage. For a band, the happiest thing is being able to deliver a great performance to everyone from the stage. But a lot of effort is required to earn that brief and beautiful moment. If we could perform every day without being so exhausted from travelling, that would be perfect. We wish we had something like Doraemon’s magical door that lets you travel instantly through space and time.
Q2: 日本ツアーのタイトルは『NINE TREASURES SEEKING THE ABSOLUTE TOUR 2026 JAPAN TOUR』です。
これは、2025年10月にアメリカのヘヴィメタルレーベル Metal Blade Records からリリースされたアルバム「Seeking the Absolute」の楽曲を中心に、ライブが構成されることを意味するのでしょうか?セットリストなど、日本でどのようなライブを計画されているかについて、少し教えていただけますか?
A: 今回のツアーでは新作アルバム「Seeking the Absolute」のほとんどの楽曲を演奏します。ただし、フルセットは90分を超えるため、過去の楽曲も披露する予定です。新しいファンの方も、長年支えてくださっている方も、今回のライブの中で必ず親しみのある曲をお楽しみいただけると思います。
Yes, this tour will include most of the songs from our new album Seeking the Absolute. However, the full show will run over 90 minutes, so we will also perform older songs. Whether you’re a new fan or a longtime supporter, you’ll definitely hear some familiar tracks during the show.
Q3: 2022年に行われた Fuji Rock にはThe Huが出演。日本の観客の注目を集めました。またUUHAI等も日本のメディア等で紹介されるなど、フォークメタル、特にモンゴリアン・メタルは、日本でも認知度を高めつつあります。
Nine Treasuresは、自分達の音、特にモンゴリアン・メタルバンドとしての特長は、どんなところにあると思いますか?
A: Nine Treasuresの最大の特徴は、伝統的なモンゴル五音音階への忠実さです。
私たちのアレンジはすべてこの音階を中心に展開し、これまでにリリースした5枚のアルバム全てがこの原則に従っています。時代とともに若干のスタイル調整はありましたが、伝統的な音階から逸脱したことは一度もありません。私は、これがモンゴル音楽の本質だと確信しています。
21世紀に入り、多くのミュージシャンが アラビック・スケール(アラビア音階)をモンゴル音楽に取り入れようと試みてきました。それは新鮮に聞こえるかもしれませんが、本質的には伝統的モンゴル音楽の概念から逸脱しています。
エレキギターやベースといった西洋楽器も使用している我々の姿勢と、(この話は)矛盾していると思われるかもしれません。しかし、我々はそれら(楽器)を純粋に音色の源として扱っているのです。演奏スタイルと音楽的特性は東洋に傾いています。
東洋の楽器で西洋音楽を演奏しているのではなく、西洋の楽器を用いて東洋の音楽思想を表現しているのです。Nine Treasuresの公演を全編を観れば、このアプローチをより深く理解できる思います。
The biggest characteristic of Nine Treasures is our loyalty to the traditional Mongolian pentatonic scale. All of our arrangements revolve around it. All five of our released albums follow this principle. Although there have been slight stylistic adjustments over time, we have never strayed from the traditional scale. I believe this is the essence of Mongolian music. Since the 21st century, many musicians have tried to introduce Arabic scales into Mongolian music. It may sound fresh, but in essence, it departs from the concept of traditional Mongolian music. Some people might say this sounds contradictory, since we also use Western instruments like electric guitar and bass. However, we treat them purely as sources of tone color. Our playing style and musical character lean toward the East. We are not using Eastern instruments to play Western music; instead, we use Western instruments to express Eastern musical ideas. After watching a full Nine Treasures performance, I think you would gain a deeper understanding of this approach.
ーーあくまでも個人的な意見ですが、The Huは自分達の音楽を「匈奴ロック」と言っています。またUUHAIはチンギスハーンの時代をイメージさせる様な衣装を着たり、派手なペイントをした馬頭琴を演奏する等、よりヘヴィメタル的サウンドやビジュアル・アプローチを採用しています。
それに対してNine Treasuresのサウンドは、オールドスクール・ヘヴィメタルまたはハードロック×モンゴルの伝統サウンド的なイメージが私にはあります。
A:あなたの理解は非常に正しいですね!
Your understanding is very accurate!
Q4:Nine Treasuresは、2017年 愛知県豊田市・豊田大橋下千石公園で開催された 橋の下世界音楽祭 SOUL BEAT ASIA 2017に出演しています。この時の思い出や、日本で初めて演奏した時の印象等あれば教えてください。
A:(同イベントに出演していたバンド)TURTLE ISLANDとは親しい間柄で、彼らが橋の下世界音楽祭に私たちを招待してくれた時は本当に嬉しかったです。
あれから9年——当時はみんなもっと若かったんだよね、ハハ(笑)。あの公演は大成功で、色んなお酒をたくさん飲んだのを覚えています。
その夜ホテルに戻ると、おそらく飲み物を混ぜすぎた(色んな種類のお酒をたくさん飲み過ぎた)せいでアレルギー反応が出てしまって…。もし何か深刻なことが起きたら、ホテルで1人で救急車を呼べないんじゃないか…と、ヒヤヒヤしているうちに眠ってしまいました。実際のところ、ぐっすり眠れました。
We’re good friends with Turtle Island Band, and we were very happy that they invited us to perform at the 橋の下世界音楽祭. That was nine years ago—we were all much younger back then, haha. I remember that the show was very successful, and we drank a lot of different kinds of alcohol. When I returned to the hotel that night, I had an allergic reaction—probably because I mixed too many drinks. I was even thinking that if something serious happened, I wouldn’t know how to call an ambulance by myself in the hotel. But while thinking about it, I fell asleep—and actually slept very well.
Q5:ギター / バラライカ / バッキングヴォーカル の Sainaさんは、日本に住んでいたことがあるとか。どんな理由で日本で住んでいたのか、またその時の日本の思い出、印象的なエピソード、今回日本に来てやりたい事(昔の友達との再会)などあれば、教えてください。
A:Sainaは、当時アニメーション専攻の大学院生でした。今、彼(Saina)はここにいないので私(Askhan/アスカーン)が代わりに答えますが、彼は日本留学中に寿司店で働いていたと話していました。
私は(以前)彼に「将来 日本で公演する時は、元上司を招待してステージ上での迫力ある自分を見せてやれ!」と言いましたが、「チェーン店だったから、しょっちゅう店長は変わってたんだよ」と彼は言っていました。
でも、あの頃 一緒に働いた仲間たちに、ぜひ自分の演奏を見に来てほしいと彼は思っていると思います。
Mr. Saina was a graduate student majoring in animation. Since he’s not here with me, I’ll answer on his behalf. He once said that while studying in Japan, he worked at a sushi restaurant. I told him that when we perform in Japan in the future, he should invite his former boss to the show and let him see how powerful he is on stage. He said that because it was a chain restaurant, the manager kept changing. But I think he would really like the friends he had back then to come and see him perform.
Q6:最後に今回の日本ツアーを楽しみにしている日本のNine Treasures ファンや、モンゴリアン・メタルファン、フォーク・メタルファンへのメッセージをお願いします。
A:フォークメタルは非常に特別なジャンルです——世界中の文化を体験させてくれます。このスタイルをこれからも愛し続け、お気に入りのバンドをもっと見つけてくれれば嬉しいです。
また、Nine Treasuresをぜひあなたの友達にもおすすめしてください。私たちは常にアンダーグラウンドな存在であり、中国国内でも主流メディアに登場したことはありません。認知度は主に口コミで広がってきました。日本でも同じように忠実なファン層を築きたいと思っています。正直なところ、私たちはそうした形で成長していくことを望んでいます。
Folk metal is a very special genre—it allows you to experience cultures from all over the world. We hope you will continue to love this style and discover more bands that you enjoy. We also hope you will recommend Nine Treasures to your friends. We’ve always been quite underground; even in China, we’ve never really appeared in mainstream media. Our recognition has come mostly through word of mouth. We hope to gain that kind of loyal following in Japan as well. Honestly, we prefer growing in that way.

NINE TREASURES
初来日ツアー スケジュール
「NINE TREASURES SEEKING THE ABSOLUTE TOUR 2026 JAPAN TOUR」は、2026年3月6日東京・渋谷CYCLONE、3月7日名古屋 今池GROW、3月8日 大阪 心斎橋PANHEAD GROOVEにて開催。

東京公演
- 開催日
2026年3月6日(金) - 時間
OPEN 18:00
START 18:30 - 会場
東京 渋谷CYCLONE- 住所
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町13-16 コクサイビル A館 B2
- 住所
- チケット料金(ドリンク別)
※入場時にドリンク代を別途受付にてお支払い下さい。
※入場は整理番号順となります。- 前売 8,000円
- 当日 8,500円
- チケット取扱い
※購入時にLivePocketの会員登録(無料)が必要になります。
https://livepocket.jp/e/nt_shibuya
名古屋公演
- 開催日
2026年3月7日(土) - 時間
OPEN 17:30
START 18:00 - 会場
名古屋 今池GROW- 住所
〒464-0850名古屋市千種区今池5-23-14 今池かえでビル3F
※今池駅 8番出口すぐ
- 住所
- チケット料金(ドリンク別)
※入場時にドリンク代を別途受付にてお支払い下さい。
※入場は整理番号順となります。- 前売 8,000円
- 当日 8,500円
- チケット取扱い
※購入時にLivePocketの会員登録(無料)が必要になります。
https://livepocket.jp/e/nt_nagoya
大阪公演
- 開催日
2026年3月8日(日) - 時間
OPEN 17:30
START 18:00 - 会場
大阪 心斎橋 PANHEAD GROOVE- 住所
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2丁目4-17 おおきに花月久左衛門町ビル2号 2F
※各線難波駅25番出口より徒歩5分
- 住所
- チケット料金(ドリンク別)
※入場時にドリンク代を別途受付にてお支払い下さい。
※入場は整理番号順となります。- 前売 8,000円
- 当日 8,500円
- チケット取扱い
※購入時にLivePocketの会員登録(無料)が必要になります。
https://livepocket.jp/e/nt_osaka






