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特集:KAO=Sメンバーによる特別ツアーレポート!CHINA DREAM in 中国・内モンゴル自治区

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2019年10月1~7日の1週間開に渡り、中華人民共和国内モンゴル自治区通遼で開催された巨大フェス「China Dream Motor Vehicle Festival 」に出演した日本のアートロック・バンドKAO=S(カオス)のリーダー山切修二氏による特別ツアーレポート!


KAO=S(カオス)について

ゲーム「ファイナルファンタジー」等のモーションアクターや剣舞師として活躍する LADY SAMURAI 川渕かおりと、シンガー/ギタリストの山切修二のアートロック・ユニット。国内は基より、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、中国、ブラジル、パラグアイ、スペイン、ニュージーランドでのイベント等に出演。世界を旅するロックバンドである。
 
12月には渋谷マウントレーニアホールでワンマン、そして2020年1月にはドイツ・フランクフルトでワンマンコンサートを開催予定。
KAO=S Website https://www.kaos-japan.net/kao-s


21組の音楽バンド、数百人のレーシングドライバー、数千人の訪問者を集めた巨大フェス「China Dream Motor Vehicle Festival 」

CHINA DREAM

The first China Dream Motor Vehicle Festival held in Kulun Silver Sand Bay https://www.nbc29.com/story/41156576/the-first-china-dream-motor-vehicle-festival-held-in-kulun-silver-sand-bay (NBC29)

China Dream Motor Vehicle Festival が、内モンゴルのKulun Silver Sand Bayで開催されました。6つのコアセッションで構成されたこのイベントは、2019年初開催のフェスティバルとしても知られ、21組の音楽バンド、数百人のレーシングドライバー、数千人の観客が来場しました。(NBC29記事より冒頭文引用:拙訳)

なお、記事によると出演バンドは中国のみならず、ロシア、デンマーク、ポルトガル、モンゴルのバンドも出演。 日本からはKAO=Sが出演しました。

CHINA DREAM ツアー・レポート

KAO=S 山切修二

中華人民共和国内モンゴル自治区通遼の砂漠で開催される「China Dream Motor Vehicle Festival」は、通遼の地域一帯で10/1~7の1週間開にわたり開催されるフェス 。昼間は砂漠でカーレース、夜は総工費 3億円相当と言われる電飾だらけの全長120メートルに及ぶ超巨大なステージで有名ロックバンド達によるライブが行われ、別の会場では格闘技の試合も行われるという何もかもが破格な超巨大イベント。

ラインナップは中国の有名なハードロックバンドの唐朝楽隊(Tangchao) 黒豹楽隊(Heibao)といった大御所の他に、欧米のフェスにも出て存在感を出している馬頭琴を含んだハードロックバンド 九宝乐队 (NINE TREASURES )などを始め凄いバンドばかりだった。

9月下旬に舞い込んだオファー

KAO=Sにオファーが来たのは開催直前の9月下旬。中国やモンゴルのバンド以外にも、世界で実績のある日本のバンドを求めてとの事で、光栄なオファーだった。ステージ建設中の映像を見て更に心揺さぶられ、急いで調整に入った。海外の同期演奏リスクも避け、最小編成で力強い生演奏をする為に、やり慣れたメンバーであるパーカッショニストSAMMYと三味線奏者の神井大治を加えた四人編成に決定。KAO=Sのアルバム「AMRITA」で弾いてくださった内モンゴル出身の馬頭琴奏者セーンジャーさんが、現地まで同行してくれたのは心強かった。

KAO=S アルバム「AMRITA」から
馬頭琴奏者セーンジャーが参加した「砂塵」

空路でソウルから瀋陽、そして車で砂漠の会場へ…

ソウル経由で瀋陽までは空路、そこからは砂漠の会場に向けて車でのロングドライブ。中国は4年ぶりだが、空港から砂漠へ向かう中で、国の勢いを目の当たりした。砂漠を車で走って徐々に見えて来た会場は信じられないくらい巨大で全員が驚愕。砂が舞うのを照明が美しく彩った。 前日は3万人が来場したらしいが、出演となった10/3は気温もかなり低く、客足は落ちるだろうという関係者の言葉。それでも既に夜のライブに向け、多くの観客が防寒着フル装備でリハを見守っていた。

CHINA DREAM ステージ
ステージ

共演バンドはアジアの猛者のバンド達。尋常じゃなく寒いので、ステージに向けて体や指をウォームアップするのが大変だった。この日の共演者は、DJやハードロックバンドもいれば、U2みたいなバンドもいたが、どれも個性的で素晴らしかった。共演したかった NINE TREASURES は翌日の出演となったらしく残念だったが、現地の評価も高く、再度共演のチャンスが来ることを願った。

会場の様子1
会場の様子2
会場の様子3

そしてKAO=Sのステージ…..

日本からの出演は我々だけな上に、現時点で我々の楽曲はあちらでは聴けないので、大観衆の誰もが、我々も楽曲も知らないという状況だったが、既に10カ国で演奏して来て、そんなアウェイな状況でライブに臨んで、いつも終盤には盛り上げて来たので、今回も不安はなかった。アジアの国々は模造刀の持ち込みすら禁止なので LADY SAMURAI 川渕かおりの曲中での剣舞はできなかったが、いつでも大事なのは、楽曲と歌・演奏のみだ。これだけ多くの異なる地域の国でやってくると、何が本当に必要なのかがわかる。

KAO=S CHINA DREAM
KAO=S

凄まじい照明でパイロも炸裂する中、大スクリーンにアップで映し出されたKAO=Sのステージが始まった。参加決定は直前だったが、日本から来たと知って、日本語で声援を飛ばしてくれる人も多かった。これまで行った全ての国同様に、フロントに立つ川渕かおりは、観衆とコミュニケートする為に北京語とモンゴル語の挨拶を覚え、MCは観衆の大きな反応を呼んだ。「松明」「地割れ」「荒城の月」といったロックチューンに観衆は身を揺らして歓声を送ってくれた。

普段は川渕の剣舞パフォーマンスの入る「桜の鬼」のクライマックスは、和傘で舞った。

LADY SAMURAI 川渕かおり
KAO=S・LADY SAMURAI 川渕かおり
 KAO=S・ 山切修二
KAO=S・ 山切修二

ライブを終えて….

ライヴは大好評で終え、多数のファンが警備を振り切って、楽屋までハグと写真撮影に訪れた。口々にライブの感想と感謝を述べてくれるファンと、関係者の高評価を聞いて、またこの国へ来て、もっと音楽の旅をしたいと思った。そしてこちらのシーンをもっと知りたい。KAO=S 山切修二

左から:神井大治・KAO=S/川渕かおり・
KAO=S/ 山切修二・SAMMY

KAO=S・12月 渋谷マウントレーニアホール

KAO=S 渋谷マウントレーニア

会場:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
(渋谷マウントレーニアホール)
日程:2019年12月19日(木)
時間:開場:18時30~・開演:19時半
チケット:前売3,800円・当日4,500円
(各1ドリンク代別)
座席:全席自由席・着席・ブロック指定
詳細: https://www.kaos-japan.net/live

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おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
Onigiri Media メイン・ライター おにぎり1号こと Tomoko Davies-Tanaka (Team Little-Big) は、フリーランスPRエージェント。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行っています。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/