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ライブレポート・懐かしい×メタル=NATSUMETAL =楽しむ心とバカテク!

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誰もが知っている名曲を、メタル界のテクニカルな若手ミュージシャン達が、リスペクトを込めてメタルアレンジで演奏するプロジェクトNATSUMETAL。

彼らの1stカバーアルバム「NATSUMETAL」が2月1日にリリース。さらに同日、新宿・Wild Side Tokyoでリリース・ライブが開催された。

今回はその懐かしくも新しい?メタルなのに笑顔あふれるライブをレポートする。


NATSUMETAL プロフィール

写真左から Key・Reanne Ba・寺沢リョータ Vo・IBUKI Gt・小林信一 Dr・實成 峻

歌謡曲からヒットが続出していた70~90 年代の誰もが知っている名曲を、それらに影響を受けて育ったメタル界のテクニカルな若手ミュージシャン達が、リスペクトを込めてメタルアレンジで演奏するプロジェクト、それが NATSUMETAL だ。

メンバー:Vo・IBUKI、Gt・小林信一、Dr・實成 峻、Ba・寺沢リョータ、Key・Reanne

https://onigirimedia.com/2020/10/13/ibuki_suzoku-records/

2020年2月1日 Wild Side Tokyo / NATSUMETAL LIMITED SHOW

2019年8月10日から9月29日までの約1か月間半、クラウドファンディングで制作支援を募り、目標金額を上回る形で達成。制作をされた NATSUMETALの1stカバーアルバムの完成披露として行われた NATSUMETAL LIMITED SHOW。

目標金額を上回る支援が集まったと言う事は、それだけ支援者やファンの期待値も高いと言う事だが、それを証明する様に会場はほぼ満杯だった

爆音「夜明けのスキャット」からの 高速「DESIRE~情熱~」そして純情メタルカップルの「赤いスイートピー」

メンバーがステージに登場し、どの曲から始まるのか….?と固唾を飲んで見守る観客を前に披露されたのは、♪ル~ル~ルルル~♪でお馴染みの、由紀さおりさんのヒット曲「夜明けのスキャット」。

いきなり1球目で とんでもない球をくらわされたバッターの様に、フロアで筆者は一瞬固まった。重低音+爆音の ♪ル~ル~ルルル~♪ って、と思った次の瞬間、心の中で笑いが炸裂する。もう「やられた!」と言うしかない。

迫力の生・重低音にのせて、歌が上手くなければ歌いきれないこの曲を、1曲目でありながらIBUKIは見事に歌い上げた。

続いて2曲目は中森明菜さんのカバー「DESIRE~情熱~」。この曲はボーカルのIBUKI が真っ先にやりたいと思った曲との事。

まるで高速道路をすっ飛ばすスポーツ・カーの様な疾走感に、バンドも、フロアの熱気も一気にヒートアップする。

挨拶のMCを挟んで演奏された3曲目は、松田聖子さんの「赤いスイートピー」。80年代アイドル2大巨頭のお二人の楽曲が、それもメタル・アレンジで並ぶなんて。

しかし、この曲は純情でなかなかアクションを起こさない男の子に、ヤキモキしている女の子目線の歌詞なのだが、サビの♪I will follow you~♪のパートに「For You!」「All Right!!」「You Know!!」と合いの手が入るとは(笑)

きっとNATSUMETALバージョンの「赤いスイートピー 」の男の子は、純情メタル少年に違いない。それとも純情メタル少女が「ハッキリしろ!」って、言いたいけどいえないのかな?(笑)

All photos by Kaoriko Ossie Hanawa

アルバム未収録楽曲も….

4曲目はアルバム未収録の大黒摩季さんの「あなただけ見つめてる」、続く5曲目には間違いなくカラオケで大盛り上がりのアン・ルイスさんのヒット曲「あゝ無情」が演奏された。

もちろんこの曲と、メタルアレンジとの相性は抜群に良く、サビではオーディエンスからお約束の合いの手がはいるほど。

ステージ上のメンバー全員も満面の笑顔で演奏しているし、なんだ?このハッピーなメタル感は?と言う感じだ(笑)もう、楽しくて、楽しくて仕方がない。

短いMCを挟んで、演奏された7曲目もアルバム未収録の、篠原涼子さんの「恋しさと せつなさと 心強さと」。

TKサウンドがメタルに?! と思ったが、サビのマイナーなメロディに対して、メジャーで開けた感じのBメロがすこぶる気持ち良い、王道感あふれるカバーになっていた。

今回のライブでは各プレイヤー・メンバーのソロセクションもふんだんに盛り込まれていた。最初のソロはキーボーディスト Reanne (リアン)。

Reanneは、2013 年にJ-POP とメタルを融合したバンド「Art Of Gradation」に参加し、アルバムをリリース。2015 年にはHR/HM を軸に様々な音楽要素を採り入れたバンド「Octaviagrace」を結成、音源を4枚リリースしている。

現在は自身のバンド「CRIMZON FLARE」と並行し、アレンジャーとしても活動中 との事。キーボード・ソロセクションの後は、河村隆一さんの「glass」が演奏された。

中尾ミエさんに届け~!

7曲目終了後のMCにて、NATSUMETALが昨年6月に行った初ライブのレポートが、なんと某スポーツ紙に掲載され、さらにそれがTOKYO MXで放送中の「5時に夢中!」で紹介された事をIBUKIが報告。

その時のコメンテーターは中尾ミエさんだったそうだが、記事に対して「あら、いいじゃない?私の曲もカバーしてくれないかしら」と、発言していたのを受けて演奏されたのが8曲目の「可愛いベイビー」。

この曲は多くの世代が知っている大ヒット曲だが、♪可愛いベイビー~♪と歌うと「ハイ!ハイ!」と、事前打ち合わせが無くとも観客から入る所が素晴らしい。中尾ミエさんも、あの光景を見たらきっと喜んだに違いない。

続いては小林信一のギターソロ。彼のオリジナル・アルバムから「アイスルコト」が披露された。

小林信一は、自身のヘヴィロックバンド“R-ONE” での活動を機にESP・SCHECTER ギターのモニターとして7 弦ギターの開発に協力。現在は、ソロ活動と並行し根強い人気を誇る「地獄カルテット」のメンバーとして、Vo.NOV、Ba.MASAKI、Ds.GO と共に活動中だ。

その小林が、彼らに出会ってなければ音楽はやってなかったと言うほど大尊敬するバンド、安全地帯のヒット曲「恋の予感」がギターソロの後に披露された。イントロのギターフレーズが、なんともグッとくる。

続いては、女性HM/HRの代名詞ともいえるアーティスト 浜田麻里さんの「Don’t Change Your Mind」、そしてSHOW-YA の「限界LOVERS」。

ここで盛り上がらなければ、いつ盛り上がる?くらいの勢いで攻め込むバンド、シャウトするIBUKI、メロイックサインや拳で答えるオーディエンス。

会場が一体になって ♪Back to the fire~♪と叫ぶ爽快感はやはり格別。IBUKIも「この曲は何度バンドでやった事か」と笑顔で話すと、ギターの小林も「みんな歌ってたね!」と笑いながら返す。

そう、NATSUMETALのライブは、とにかく笑顔が溢れている。

秋を通り越して極寒の「恋人よ」

「限界LOVERS」の後、ヒートアップしたフロアの熱を冷ますように演奏されたのは、五輪真弓さんのカバーで「恋人よ」。

この曲の歌い出しは♪枯れ葉散る夕暮れは~♪だが、メタルアレンジされると「北欧?ここは北欧なの?吹雪が吹きすさんでるよ~」と言った感じになるのが、面白い。

情感たっぷりに♪凍える私のそばに居てよ~♪と歌うIBUKI、泣きのフレーズ炸裂の小林のギターソロ、北欧メタル感 たっぷりの「恋人よ」は正に NATSUMETAL の真骨頂、圧巻のステージだった。

続いてはBassの寺沢リョータと、Drumsの實成 峻によるソロセクション。

小学生の頃にベースを持ち、中学生から本格的に始動。様々なミュージシャンとセッションを重ねてきた寺沢リョータの超絶技巧が炸裂する。

大学在学中より長谷川浩二氏(THE ALFEE 他) のローディーとして師事。様々なHR/HMアーティストと演奏してきた、力強くも繊細な實成 峻のドラム・ソロも見事だった。

手拍子必須「S.O.S」、スカイスクレイパー感満載の「MONKEY MAGIC」

ライブも終盤に差し掛かり演奏されたのは、ピンクレディの「S.O.S」。スペイシーなキーボードサウンドがキャッチーだ。この曲でも事前説明が無くても♪S.O.S♪の後に手拍子が「チャチャッ」と入る。この一体感、このわかってる感 ステキ!

ゴダイゴのカバー「MONKEY MAGIC」は、派手かつヘヴィなギターに、キャッチーだが重厚感のあるアレンジが、デビッド・リー・ロスのアルバム「スカイスクレイパー」のサウンドを彷彿とさせた。

500マイルも超高速で吹っ飛ばす「星空のディスタンス」

ライブ最後はTHE ALFEEのカバーで「星空のディスタンス」。コレでもかっ!な技巧、スピード、歌声でたたみかける。

♪たとえ500マイル離れていても♪って、500マイル=約800km つまり東京から広島くらいの距離だが、瞬間移動できそうな勢いだ。

ドラムの實成が「一緒に命削りませんか?」とMCで話していたが、確かにこのスピード、このテクニック、この歌、命を削る勢いだ。

それでもギターの小林は「カラオケみたいな感覚で、みんなと楽しめるライブをまたやりたい。夏が来たらT〇BE、半年に1回NATSUMETAL みたいな(笑)」と話していた。

確かに楽しいのだ。懐かしい曲をメタルアレンジで、爆音で、超絶技巧で、お約束も交えながら、観客もバンドも全力で楽しむ。

つまり 原曲愛+歌心+全力で楽しむ気持ち×メタルアレンジ=NATSUMETAL そんな事を感じたライブだった。

アンコールでは、再度「赤いスイートピー」を演奏

セットリスト(2020年2月1日 Wild Side Tokyo)

★印はアルバム未収録

01.夜明けのスキャット
02.Desire
-MC-
03.赤いスイートピー
04.あなただけ見つめてる★
05.あゝ無情
-MC-
06.恋しさとせつなさと心強さと★
07.Key.Solo Section*
08.glass
-MC-
09.可愛いベイビー★
10.Gt.Solo Section*
11.恋の予感
-MC-
12.Don’t Change Your Mind★
13.限界LOVERS★
-MC-
14.恋人よ
15.Ba.&Dr. Solo Section*
16.S.O.S
-MC-
17.MONKEY MAGIC
18.星空のディスタンス
-Enc.-
19.赤いスイートピー

アルバム情報

NTMT-0001/¥3,000+tax

収録楽曲

  1. 夜明けのスキャット
  2. DESIRE~情熱~
  3. 赤いスイトピー
  4. S・O・S
  5. 恋人よ
  6. あゝ無情
  7. glass
  8. 恋の予感
  9. Monkey Magic
  10. 星空のディスタンス

アルバム「NATSUMETAL」は現在ライブ会場限定で発売。 一般リリースについては問い合せが多い為、検討中との事。

最新の彼らのリリース情報、またライブ情報についてはNATSUMETALのTwitter 及び Websiteでチェックして欲しい。

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おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
Onigiri Media メイン・ライター おにぎり1号こと Tomoko Davies-Tanaka (Team Little-Big) は、フリーランスPRエージェント。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行っています。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/