「日本の食文化を魚に戻し鯛!」をコンセプトに活動するフィッシュロック・バンド 漁港 の ボーカル・包丁担当 森田釣竿氏が店主を務める鮮魚店「泉銀」。
森田氏の「魚食」へのこだわりが詰まったお店から、不定期で彼がおススメする魚を紹介する、業界初・エンタメ系魚食コラム。合言葉はもちろん「魚食えコノヤロー!!! 」by 森田釣竿。
春は貝…なの!?
前回紹介した牡蠣に続き、今回も貝である(なのでちょっと短め)
https://onigirimedia.com/2020/02/17/izugin-sakuramankaikaki/
春の貝と言えばパッと思いつくのはハマグリ。でも、今回 森田釣竿氏におススメされたのは「平貝」。
パッと見、ムール貝の大きい版の様な感じだが、調べたところ「漁獲量が激減しているためスーパーなどで見かけることは少ない、希少な貝。寿司店や高級レストランなどに卸されることが多い」との事。
高級なんだ….因みに泉銀では1つ780円(税抜)。
平貝と書いてタイラギ、またはタイラガイと読むらしい。
タイラギ/玉珧の特徴や産地と旬(旬の食材百科)
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fish/tairagi.htm
さて、表題の「春は貝」が正しいのかどうかも調べてみたところ、貝の多くは4月~6月に旬を迎えるものが多いとの事で、「春は貝」と言うのは正しいらしい。
なんと4月8日は「貝の日」でもあるとの事。
平貝動画
平貝の食べ方
森田釣竿氏のおススメの平貝の食べ方は「薄く切って、さっと火を通し、醤油で味付け」だそうだが、さらに聞き込み調査をしたところ、洋風ならオリーブオイルとニンニクで火を通し、塩コショウでも良いらしい。醤油バターの味付けも美味しそうだ。
もちろん貝柱だけでなく、ヒモや肝の部分も食べられる。肝は森田氏の料理上手な奥様によれば、真ん中で割って(縦に切る形) 、軽く小麦粉をつけて、バターでカリッと焼くと美味しいそうだ。
調べたところ、料理を作る人の味方「クックパッド」にも調理方法が幾つか紹介されていた。貝柱は火を入れ過ぎると固くなるらしいので、サッと火を通すのがポイントらしい。
またお刺身で食べる方法も掲載されている。
クックパッド 平貝を使った献立
https://cookpad.com/search/%E5%B9%B3%E8%B2%9D
美味しい時期=旬を知る
平貝に限らず、ハマグリにアサリ、アオヤギ、そして前回紹介した牡蠣等、春に旬を迎える貝類は多い。
貝は通年獲れるし、スーパーの鮮魚コーナーにも常に置いてある食材だが、やはり旬の時期が一番美味しいのは間違いない。
スーパーではなかなか気が付かない「美味しい時期=旬」を教えてくれるのも、魚や海産物を専門に扱う鮮魚店の良さのではないだろうか。
鮮魚店・泉銀
森田釣竿氏のお店
浦安 鮮魚店 泉銀
住所:千葉県浦安市堀江3丁目25−1
営業時間:11時00分~17時30分(土・日を除く)
土曜日:8時00分~17時30分
日曜日:8時00分~14時00分
定休日:水・木
バンド 漁港 プロフィール
1986年に結成され、2004年ユニバーサルミュージックよりメジャー・デビューも果たしているバンド・漁港(gyoko)。
現在のメンバーはボーカル・包丁担当で、鮮魚店「泉銀」店主の森田釣竿氏と、ギター他担当の深海光一の2人。 森田釣竿氏は2016年に水産庁が任命する「お魚かたりべ」にも選出されている。
日本古来の食文化・魚食を広めるべく、店舗はもちろん、様々なステージにて活動する 筋金入りのフィッシュ・ロッカー、それが森田釣竿だ。