新型コロナウイルス感染拡大により、エンターテイメント業界も大きな打撃を受けている。これは国内に限った事では無く、世界的な状況である事は皆さんもご存知の事だろう。
このクラウドファンディング「バンドにエイド Band Aid in Reverse」は、ヨーロッパの伝統音楽を中心にアイルランドをはじめとするケルト圏や北欧の伝統音楽、海外のシンガーソングライターたちの音楽を日本に紹介してきた音楽事務所THE MUSIC PLANTが立ち上げたプロジェクトだ。
日本に何度も来日し、日本を愛してくれているミュージシャンたちに、これからも頑張って活動を続けていってほしいという応援をこめたCD制作のクラウドファンディングとなる。
Contents
クラウドファンディング・プロジェクト「バンドにエイド / Band Aid in Reverse」概要
コンピレーション CD 制作に参加して海外のミュージシャンたちを応援しよう!
日本の音楽ファンがクラウドファンディングを通じ、資金を出し合ってコンピレーション CD を制作。楽曲を提供してくれたアーティストに「使用料」として活動資金を送る事がこのプロジェクトの目的である。
スケジュール他
- 実施期間:2020年8月7日~2020年9月26日
- クラウドファンディング・サイト:CAMPFIRE
- URL:https://camp-fire.jp/projects/view/303373
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
参加アーティスト・楽曲
(詳細は以下に掲載)
- Boo Hewerdine / The Birds Are Leaving (Boo Hewerdine)
- Mary Black / No Frontiers (Jimmy McCarthy)
- Wallis Bird / Ghosts of Memories (Wallis Bird)
- Flook / The Bunting Fund (Sarah Allen) / Ocean Child (Brian Finnegan)
- BartolomeyBittmann / Les Pauli (Matthias Bartolomey / Klemence BIttmann)
- Timo Alakotila / Sciatica (Timo Alakotila)
- The Gothard Sisters / Scarborough Fair (Traditional)
- Anúna / Pie Jesu (Michael McGlynn)
- Sväng / Polonaise No.6, Op.53 ” Héroïque” (Chopin)
- Catriona McKay / Swan LK243 (Catriona McKay)
- Robyn Hitchcock & Emma Swift / Life Is Change (Robyn Hitchcock & Emma Swift )
- Paul Brady / Once In A Lifetime (Paul Brady / Ralph Murphy)
- Lúnasa / Absent Friends (Kevin Crawford) ・ Ivory Lady (Diarmaid Moynihan)
- Väsen / Byggnan (Traditional)
- Väsen / Pilvi & Eskos Brudvals ( Roger Tallroth)
制作CD仕様
- タイトル:Band Aid in Reverse – A Present from Japanese music fans to their favourite musicians
- 収録曲数:15曲
- 収録時間:約61分収録
- パッケージ他:紙ジャケット4パネル / 歌詞・歌詞対訳付
(歌詞対訳・染谷和美)
※一般小売は致しません。
※タイトルの「favourite」は、イギリス英語のスペル。米国英語の「favorite」と同意味。
クラウドファンディングに至った想い
今回のクラウドファンディング、そしてコンピレーションCDの制作に行きつくまでの想いを、音楽事務所THE MUSIC PLANT の野崎洋子氏が、クラウドファンディング・プロジェクトページ、そしてブログに書き記している。
詳しくはプロジェクト・ページ、そしてブログにて読んで頂くとして、以下に野崎氏の言葉を抜粋にてご紹介する。
音楽は常に私たちの生活を豊かなものにしてきました。
私はヨーロッパの伝統音楽を中心にアイルランドをはじめとするケルト圏や北欧の伝統音楽、海外のシンガーソングライターたちの音楽を日本に紹介してきた野崎洋子と申します。
THE MUSIC PLANTは、そんな私の個人音楽事務所。96年の創業以来、発売したCDは300枚以上、コーディネイトした来日アーティストのツアーは100本以上に及びます。
私がこの仕事をしている中でいただいた一番嬉しいお客様の感想は「コンサートに行ったら、日頃のいやなことを忘れられた」というものです。
音楽を聞いてもお腹は膨れないし、日々の大変な状況がどう変化するわけでもないけれど、海外のアーティストによる来日公演の実現が難しくなった今、彼らの音楽の重要性をあらためてかみしめる毎日です。
当プロジェクト「バンドにエイド」は、そんな音楽を私たちに与えてきてくれていたミュージシャンたちに、これからも頑張って活動を続けていってほしいという応援をこめたCD制作のプロジェクトです。
CDのタイトル『Band Aid In Reverse – a present from Japanese music fans to their favourite musicians』は、何年も前からTHE MUSIC PLANTが紹介する音楽を応援してきてくださったピーター・バラカンさんに命名していただきました。
ピーターさんには、ミュージシャンの連中が自分のCD棚などに置いて嬉しく思うものを想定してくださいとお話しました。例えばお友達や家族が彼らのCD棚をのぞいて「これ何?」聞かれた時、「いや〜、日本のファンが応援してくれてさー」と自慢できるような、そんなタイトルです。
Band Aidは1984年アフリカの飢餓を救おうと行われた世界的なチャリティでしたが、今度はこのコロナ禍において、私たちリスナーがアーティストをサポートする番なのです。
加えて当プロジェクト名の「バンドにエイド」は、歌詞対訳を手がけていただいた通訳の染谷和美さんによる素敵なアイディアです。ユーモアとこのプロジェクトの意味を端的に伝える絶妙なネーミングだと思います。
このCDを購入いただくことによって、アーティストには印税としてのお金が分配されます。概算ですが、CDを皆さんの元にお届けすることで、1枚の購入につき平均1組100円のサポートになり、THE MUSIC PLANTによってアーティストの口座に直接入金されることになります。
また万が一、予定より多くの皆さんにご協力いただけたら、さらに送金金額を増額する予定です。
リターン
- ちょっとだけ応援:お礼メールのみのコース
- ほとんど持ってる音源だし、これ以上、所有物を増やしたくない…という人向けのシンプルな寄付コース。
- リターン内容:THE MUSIC PLANTからのお礼メール
- 金額:¥3,000から(追加金額は自由に設定可)
- シンプルにCD『バンドにエイド』で応援!コース
- CDを買うことで、シンプルに応援。またせっかくだからお友達にもプレゼントしたい、もしくはお友達と共同購入したいという人向け。(送料、消費税込みの料金です)
- リターン内容:『バンドにエイド』CD
- 金額:1枚・3,000円 / 2枚・5,000円 / 3枚・8,000円
- 音楽好きにお得な『バンドにエイド』+CDあれこれコース
- これを機会に新しい音楽に出会いたい音楽ファンの人向け。
- リターン内容:『バンドにエイド』CD+下記の中からのCDをセットにして送付
- 金額
『バンドにエイド』CD+下記1枚 / 合計2枚のCD・4,000円
『バンドにエイド』CD+下記3枚 / 合計4枚のCD・8,000円
『バンドにエイド』CD+下記5枚 / 合計6枚のCD・10,000円
- しっかり応援コース
- THE MUSIC PLANET 「バンドにエイド」特設サイトに広告、メッセージ掲載など、せっかくの機会だから、ここはしっかりガッツリ応援したいという人向け。詳しくはTHE MUSIC PLANETまでお問い合わせください。
- リターン+金額:
「バンドにエイド」特設サイトにお名前掲載・20,000円
オリジナル広告掲載+『バンドにエイド』CD2枚・100,000円
オリジナル広告掲載+『バンドにエイド』CD4枚・200,000円
これらリターンへのお申込みは、クラウドファンディング・サイト CAMPFIRE「バンドにエイド」プロジェクトページより、可能です。(2020年9月26日まで)
参加アーティスト詳細
『バンドにエイド』CDに参加・楽曲を提供するアーティストの詳細については、THE MUSIC PLANET 「バンドにエイド」特設サイトでもご覧いただけます。
Boo Hewerdine / The Birds Are Leaving (Boo Hewerdine)
エディ・リーダー他、多くのシンガーたちの共感を呼ぶ独自の世界の表現者、99年の作品より10月の歌
Mary Black / No Frontiers (Jimmy McCarthy)
アイルランドの国民的人気を得る女性歌手。心にしみいる89年の大ヒット曲。
Wallis Bird / Ghosts of Memories (Wallis Bird) 圧倒的な歌唱と存在感。新しいアイリッシュ・ソウルの体現者。
Flook / The Bunting Fund (Sarah Allen) / Ocean Child (Brian Finnegan)
クール系ケルトの人気バンド。2019年発表の最新作『アンコーラ』より。
BartolomeyBittmann / Les Pauli (Matthias Bartolomey / Klemence BIttmann)
ウィーンのプログレッシブ・ストリングス・デュオ。2017年のセカンドアルバム『新構築』から、プロモビデオが印象的。
Timo Alakotila / Sciatica (Timo Alakotila)
リリカルなフレーズが心を打つ。フィンランドを代表する作曲家、2016年発表のピアノ・ソロ作品より。
The Gothard Sisters / Scarborough Fair (Traditional)
昨年の初来日公演も大好評だったシアトル在住の三人姉妹。2011年のアルバム『Story Girl』より。
Anúna / Pie Jesu (Michael McGlynn)
「中世アイルランドの音楽を現代に甦らせる」というコンセプトのもと、ダブリンで結成された合唱団。2000年作『Cynara』より。
Sväng / Polonaise No.6, Op.53 ” Héroïque” (Chopin)
フィンランドの雑食系ハーモニカ・カルテット。ショパンの『英雄ポロネーズ』に挑戦! 2010年の録音。
Catriona McKay / Swan LK243 (Catriona McKay)
ケルト圏でもっともイノベイティブな女性ハープ奏者の代表曲。
Robyn Hitchcock & Emma Swift / Life Is Change (Robyn Hitchcock & Emma Swift )
ポストパンクの時代にデビューした自称「60年代最後の偉大なアーティスト」。パートナーのエンマとリリースした最新EPより
Paul Brady / Once In A Lifetime (Paul Brady / Ralph Murphy)
ボブ・ディラン、ティナ・ターナー、ボニー・レイット、フィル・コリンズなど多くのミュージシャンの尊敬を集めるアイルランドを代表するシンガー・ソングライター、ギタリスト。2017年の最新作より。
Lúnasa / Absent Friends (Kevin Crawford) ・ Ivory Lady (Diarmaid Moynihan)
フルート、パイプス、フィドル、ベース、ギターという編成、アイルランド音楽のスーパー・スーパーバンド。2006年のアルバム『Sé』より。
Väsen / Byggnan (Traditional)
民族楽器ニッケルハルパを中心としたスウェーデンの伝統音楽最強のトリオ。2005年、東京で録音されたライブ・アルバムより。
Väsen / Pilvi & Eskos Brudvals ( Roger Tallroth)
2013年のアルバム『マインドセット』より。友人の結婚式のために書かれた美しいメロディのワルツ。