ウィズコロナの時代にあってもどうにか演劇の火を消さない為、立ち上がった集団・オンラインシアター・サヨナラワークが、昨年上演した3公演を、「#週末はサヨナラワーク」と言う形で、2月週末に再演する。
公演概要
#週末はサヨナラワーク
- 脚本:略してエリー。
- 演出:深寅芥
- 企画・制作:サヨナラワーク
- タイトル:消えるカラー
- 公演日:2021年2月7日(日)
- 時間:開場20:30 開演21:00
- 出演:桜羽萌子、嶋垣くらら、古川愛、杢原朱織
- タイトル:ネバーエンディング・ガールズストーリー
- 公演日:2021年2月14日(日)
- 時間:開場20:30 開演21:00
- 出演:桜羽萌子、水野奈月
https://onigirimedia.com/2020/09/10/sayonarawork-vol3/
- タイトル:アロンアロング
- 公演日:2021年2月21日(日)
- 時間:開場20:30 開演21:00
- 出演:折原つかさ、栗田ゆうき、水野奈月、宮本朋実、脇本美咲
https://onigirimedia.com/2020/08/02/sayonarawork/
詳細
https://note.com/sayonarawork/n/n5dd34a1cd544
チケット購入
https://www.confetti-web.com/sayonarawork202102
演出・深寅芥コメント
サヨナラワークでは、昨年7月・8月・9月と、3ヶ月連続でオンライン演劇を上演いたしました。
そして今年1月8日より2度目となる緊急事態宣言が始まり、演劇活動の制限が再び生じるなかで、あらめて私は「演劇の灯」をこの状況下であっても灯し続けていかなければならない、と強く感じました。
そして2月7日より3週連続で昨年上演した「消えるカラー」「ネバーエンディング・ガールズストーリー」「アロンアロング」の3作品を再演することを決意しました。
「演劇の灯」はオンラインでのライブ配信であっても灯し続けられると私は信じています。
このコロナ禍の中でも様々な形で創作活動を継続していく事、それが「演劇の灯」を灯す事であると私は考えます。ライブ配信でしか味わえない演劇作品となっております。
また再演ではありますが、再演だからこその深みのある演技と演出。そして新しい出演者も迎えています。前回ご覧いただきました方にも違った感動を感じていただけると思います。3作品全てが自信作です。
是非ともご観劇頂ければ幸いです。
脚本・略してエリー。コメント
初めてこういう場にコメントを寄せます。オンライン会議やオンライン飲み会。それが当たり前の日常になりました。
たとえコロナが終息したとしても、こういうオンライン◯◯は残るんじゃないかと思ったりします。
オンライン演劇の稽古を見ていて思ったのは、キャストの視線がどこに向けられているのかよくわからないなあということ。
「あの!」という台詞を発しても、誰に向けられたものかわからない。人と話すときは目を見て話すと教えられた世代としては、人と目を合わせることのないコミュニケーションはどこか無気味です。
無気味という意味ではお客さんの姿が見えないのも無気味です。どういう反応をしているのかが、チャットボックスの投稿からしか知ることができません。
新しい生活様式にあっての、新しい「かたち」の演劇を私たちは模索しています。新しいからこそ、無気味なのかもしれません。
今の私たち過ごす無気味な生活がいつか当たり前になるかもしれないように、いつかこの演劇スタイルも当たり前になるのかも。
無気味なコミュニケーションと無気味な観劇スタイルが生み出す“不気味”な演劇にどうぞご期待ください。