FM Yokohamaにて2年半に渡り放送された2VOICE(原順子&叶央介)の『ミュージック・セレナーデ』。毎週スタジオで2人が披露した洋楽のアコースティック・カバーを収めた「Music Serenade Selections」第7弾が、2021年10月26日配信リリースされる。本記事では2VOICEの楽曲紹介コメントも併せてご紹介する。
Contents
ミュージック・セレナーデ
セレクション vol. 7
FM Yokohamaで放送されていた番組『ミュージック・セレナーデ』では、毎週 2VOICE(原順子&叶央介)の2人が決めた「テーマ」があり、スタジオ・ライヴのコーナーもそれに沿って選曲がされていた。
2021年10月26日に配信されるvolume 7 では、好評のテーマ「映画」の第3回を収録。
前2回よりも時代をさかのぼり、昭和時代に公開された洋画にまつわる楽曲を中心に全9曲お届けするとの事。
リリース情報
- タイトル
Music Serenade Selections vol.7
ミュージック・セレナーデ・セレクションVol. 7 - アーティスト
2VOICE - リリース日
2021年10月26日 - リリース形態
デジタル配信 - レーベル
Music Serenade - 配信リンク
https://nex-tone.link/A00092056
映画をテーマとした
ミュージック・セレナーデ・セレクション
2021年4月26日配信『ミュージック・セレナーデ・セレクションVol.1 〜映画#1〜』
2021年7月26日配信 『ミュージック・セレナーデ・セレクションVol.4 〜映画#2〜』
vol. 7 収録曲 +
2VOICE コメント
1曲目:Moon River(ムーン・リバー)
1961年の映画『ティファニーで朝食を』で、主演のオードリー・ヘップバーンが劇中で歌い大人気となった曲。彼女は「プロのシンガーではないから」と言って、当時その歌声はレコード化されなかったが、1993年以後入手可能となった。映画公開当時には、アカデミー歌曲賞を受賞、グラミーも3部門受賞。ヘンリー・マンシーニ作曲、ジョニー・マーサー作詞。
ティファニーの前に一台のタクシーが停まるところから映画は始まります。
2VOICE
数え切れないほど観たはずなのにそのシーンが始まると心はまた新しい旅を始めます。作詞者ジョニー・マーサーの故郷に流れる川はMoon Riverと名前が変えられたそう・・・
いつか行ってみたい場所です
2曲目:Un Homme et une Femme(男と女)
クロード・ルルーシュ監督、アヌーク・エメ、ジャン=ルイ・トランティニャン出演による1966年公開フランス映画「男と女」の主題歌。日本でも人気の高いフランシス・レイ作のスキャットを多用したこの主題歌、歌っていたのは映画にも出演していたピエール・バルーとニコール・クロワジール。
モノクロとカラーのコントラストそしてこの曲のスキャットが印象に残る大好きな映画です。
2VOICE
2019年にはオリジナルのスタッフ・キャストで続編とも言える「人生最良の日々」が公開されました。それは53年ぶりに届いたラブレターのように切なく美しい物語でした。
3曲目:Windmills of Your Mind(風のささやき)
1968年のアメリカ映画、スティーブ・マックイーン主演『華麗なる賭け(原題:The Thomas Crown Affair)』の主題歌「風のささやき」は、ミシェル・ルグラン作曲、俳優レックス・ハリソンの息子ノエル・ハリソンが歌唱。アカデミー主題歌賞を受賞している。
心の風車に吹く風は様々です。壊れそうなほどの逆風だったり、凪になってみたり、温かだったり、凍えていたり、そして時には誰かのために送った風が巡り巡って自分の心の風車を回していたり・・・
2VOICE
4曲目:The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)
1957年、イギリスのシンガーソングライター イーワン・マッコールが作った楽曲。その後多くのフォーク・グループがカバー。その一つを偶然聞いたロバータ・フラックが、1969年にリリースした自身デビューアルバム『First Take』に収録。
それを車で偶然聞いたクリント・イーストウッドが自分の映画で使いたいとロバータ本人に交渉。 1972年公開 クリント・イーストウッド初監督作品『恐怖のメロディ』で使用。アトランティック・レコードからシングルもリリースされ全米1位を獲得。グラミーも受賞。
38年前のオーディション会場、エントリーした私は経験したことのない緊張の中で歌い、将来 夫となる人は何故か満面に不機嫌を湛えて歌い、最悪とも思えたそのFirst timeが2VOICEの始まりになりました
2VOICE
5曲目:The Rose(ローズのテーマ)
ベット・ミドラーが主演した1979年製作 アメリカ映画『ローズ』の主題歌。全米3位のヒット曲。
この映画のモデルになったのはジャニス・ジョプリンです。
2VOICE
稲妻のように私たちの青春を照らし駆け抜けていったジャニス・・今頃は空の上で気ままなセッションを楽しんでいるのかもしれません。ギタリストはもちろん!ジミ・ヘンドリックス!
6曲目:Sukiyaki(スキヤキ)
元々の曲名は「上を向いて歩こう」、永六輔作詞、中村八大作曲の坂本九の代表曲のひとつ。1963年にビルボードHOT100で1位を記録。2VOICEヴァージョンは、後半はオリジナルの日本語で歌われているが、前半の英語部分は1981年ビルボードで3位まで上昇した、テイスト・オブ・ハニーのヴァージョン。
NYでのアルバム録音の合間に行ったライブハウス、ゴードン・エドワーズ率いる「スタッフ2」の演奏でこの曲を聴いた時自然に涙が溢れてきました。
2VOICE
国境も言葉も人種も全ての垣根を軽々と越えてゆく音楽の力をこの曲は教えてくれました。
7曲目:Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)
スティーブン・キングの原作を基にした1986年の映画『スタンド・バイ・ミー』の主題歌となってさらに知名度を上げたベン・E・キングのシングル曲。オリジナルの発売は1961年。当時チャートでは4位まで上昇したこの曲は、ヒットを連発していたリーバー&ストーラーの作品。1986年に映画主題歌としてリバイバルした際は日本のオリコン・洋楽シングル・チャートで4週連続1位を記録。
誰かが言いました。この世の中に大人なんていないと、この世には子供と歳をとった子供がいるだけなんだと。
2VOICE
どこか脆く危うくそして怖いもの知らずだった少年時代の心に、経験と思い出を塗り重ねていけたならきっと
素敵な「Life・人生」という絵は完成します。
8曲目:Hawaiian Lullaby(ハワイアン・ララバイ)
1974年の作品。ヘクター・ベネガスとピーター・ムーンによって書かれた曲で、ピーターがメンバーであったコンテンポラリー・ハワイアン・バンドであるThe Sunday Manoa(サンディ・マノア) のラスト・アルバム『サンディ・マノア3』に収録。
生まれたばかりの友人の息子に会いにハワイへ行った時のこと、ラナイから見下ろす椰子の木の根元から二本の大きな虹が青空に架かりました。
2VOICE
虹の立ち上がる場所には幸せが待っている・・・ハワイの神様がくれた素晴らしいプレゼントでした。
9曲目:When You Believe(ホエン・ユー・ビリーヴ)
アニメーション映画『プリンス・オブ・エジプト』のテーマ曲、ベイビーフェイスがプロデュースし、マライア・キャリーとホイットニー・ヒューストンのデュエットという豪華なデュオが実現した1988年のヒット曲。アカデミーの歌曲賞も受賞、サントラ盤以外にもホイットニーの『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』、マライア『ザ・ワンズ』それぞれのアルバムにも収録。
ホイットニーとマライア、アメリカの音楽史上最高の女性デュオといっても過言ではないこの二人のコラボレーションは、本当に残念だけれどもう二度と実現することはないのです。
2VOICE
自身の美しさ、大切さにどうして人は気づけないのでしょうか。
2VOICE プロフィール
ヴォーカルグループ「サーカス」として長年活躍してきた 原順子と叶央介が結成した、夫婦デュオ「2VOICE」。
2016年9月、2VOICE名義でのデビュー・アルバム 『120歳のLove Song』 をリリース。
今まで書きためてきたオリジナル曲を中心に、サーカス時代の「Mr.サマータイム」「アメリカン・フィーリング」を新たなJazzy アレンジで披露、長年のファンだけでなく幅広いファン層から支持を受ける。
収録曲の中でも2人が特に思い入れを持つ「YOU~120歳のラブソング~」は伊藤秀裕監督からの熱いオファーを受け2018年3月公開の映画『おみおくり』の主題歌となり、映画のロング・ヒットにも貢献。
2018年10月には2作目となるアルバム 『Winter Love Songs ~ Harmony on Christmas Day ~ 』 もリリース。
若手アーティストとのコラボレーション・イベントも積極的にこなし、次の目標「140歳」に向けて作品作り、ライヴ活動のみならず「声の学校」など後進の育成にも積極的にかかわる日々が続いている…
Website
https://www.2voice.jp