FM Yokohamaにて2年半に渡り放送された2VOICE(原順子&叶央介)の『ミュージック・セレナーデ』。毎週スタジオで2人が披露した洋楽のアコースティック・カバーを収めた「Music Serenade Selections」。このシリーズのファイナルとなるVol.12が、2022年3月27日より配信リリースされた。
ミュージック・セレナーデ
セレクション vol.12
FM Yokohamaで放送されていた番組『ミュージック・セレナーデ』では、毎週 2VOICE(原順子&叶央介)の2人が決めた「テーマ」があり、スタジオ・ライヴのコーナーもそれに沿って選曲がされていた。
シリーズ最後を飾る12弾目の今回は家族との想い出、学生時代のちょっと切ない気持ちなどをテーマに全11曲を、Jazzyな演奏でお届けするとの事。
リリース情報
- タイトル
Music Serenade Selections vol.12
ミュージック・セレナーデ・セレクションVol. 12 - アーティスト
2VOICE - リリース日
2022年3月27日 - リリース形態
デジタル配信 - レーベル
Music Serenade - 配信リンク
https://nex-tone.link/A00097363
vol. 12 収録曲 解説
1.I Love You Too
(アイ・ラヴ・ユー・トゥ)
レゲエ界の伝説的存在、ボブ・マーリーの息子、ジギー・マーリー。1985年にザ・メロディー・メイカーズ名義でデビュー、2003年からはソロに転じ、3作目となる2009年のアルバム『Family Time』に収録。母リタと妹セデラもフィーチャーされている。
世界で一番小さな、けれども一番大切な人のつながりが「家族」です。ボブとリタが育んだ音楽の種はこんなに素敵な花を咲かせました。二人から受け取った「 I love you」をジギーはこの歌に託し世界中の人々に手渡したのです。
2VOICE
2.Home
(ホーム~きみのもとへ帰りたい)
世界中で大人気のシンガー、マイケル・ブーブレが2006年の夏にヒットさせた泣かせる1曲です。元々シャワー中にハミングしたマイケルのメロディを、バンドのピアニスト、アラン・チャンと形にし、デヴィッド・フォスターの娘、エイミー・ギレスが歌詞を作り完成。
「Home」それは始まりの場所、私が生まれ歩き出した場所、もう二度と戻れない思い出の場所。「Home」それはやすらぎの場所、今あなたと生きている場所、歌が生ま
2VOICE
れてくる場所。「Home」それは心が帰る場所、どんな時も私を支えてくれる大切な場所。
3.It’s Too Late
(イッツ・トゥー・レイト)
キャロル・キングとしての大ヒット曲。1971年4月に「空が落ちてくる」との両A面シングルでリリース。
ピアノを弾きながら歌を紡ぐキャロルに新しい音楽の始まりを予感した
2VOICE
のは10代の頃でした。そして私が歌を作り始めたのはずいぶん後になっ
てから・・But It’s not too late・・心のひきだしを開けると重ねてきた
思い出と共にたくさんのメロディが目を覚ましたのです。
4.Brother Louie
(ブラザー・ルイ)
リード・シンガーであり、中心的に曲作りをしていたエロル・ブラウン(故人)率いるイギリスのソウル・バンド、ホット・チョコレート1973年全英7位のヒット曲。
白人のルイが恋におちたのは黒人の女の子・・・この曲が生まれて50年もの時間が過ぎました。けれどもBlack Lives Matter このスローガンを掲げなければならないほど、人種をめぐる状況は変わっていないのです。悲しみは続いています。
2VOICE
5.Killing Me Softly with His Song
(やさしく歌って)
オリジナルはカリフォルニア出身のシンガー・ソングライター、ロリ・リーバーマンの原案を基に、ノーマン・ギンベル/チャールズ・フォックスが書き上げ、彼女がレコーディングをした1971年の楽曲。
高校の学園祭、初めてステージに立って歌ったのがこの歌でした。Singerとして生きて行くことなど想像もしていなかったけれど、この曲から私の音楽の旅が始まったのです。その時一緒に歌った友人も音楽の仕事を続けていると聞きました。50年ぶりにまた声を合わせてみましょうか。
2VOICE
6.Don’t Look Back in Anger
(ドント・ルック・バック・イン・アンガー)
オアシスのこの曲は1995年のセカンド・アルバム『モーニング・グローリー』からの4枚目、全英1位を記録したシングル。
怒りをもって振り返るな、誰かの人生を破壊しようとする人間に心を惑わされるな・・・まるで今の世界を予見していたような歌です。どれだけ血を流せば、どれだけ罪のない人を傷つければ英勇を気取るリーダーはその愚かさに気づくのでしょうか。
2VOICE
7.Beautiful
(ビューティフル)
クリスティーナ・アギレラ2002年リリースのシングル、全英1位、アメリカでは2位を記録。
洪水のように押し寄せる情報、毎日のように更新を迫るネットワーク、変わってゆく世界の中で自分を見失いそうな時は「Beautiful」この言葉を思い出して下さい。「Beautiful」それはあなた自身、世界にたったひとりのかけがえのない存在、美しい輝き、それがあなたです。
2VOICE
8.Desperado
(ならず者)
イーグルス1973年リリース同タイトルのアルバムからの楽曲。
メロディと言葉と音の隙間からも、悲しさ、やるせなさ、寂しさ、優しさ、思いやり、励まし、様々な感情が伝わってくる歌です。「ならず者」道を外れてしまった人に私達はそんな冷たい言葉を投げてしまうけれど、愛されることを拒む人ほど本当の愛を求めているのかもしれません。
2VOICE
9.Love Will Keep Us Alive
(ラヴ・ウィル・キープ・アス・アライヴ)
イーグルスが1982年の解散後、奇跡の再結成を果たした1994年にリリースしたアルバム『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』に収録されていた新曲4曲のうちのひとつ。
ミュージック・セレナーデの最終回、ライブ・バージョンとして最後に選んだのがこの曲でした。1曲のデモから始まった私たちの新しい音楽の旅は、このタイトルのようにたくさんの方の「Love」に支えられて今も続いています。
2VOICE
10.Danny Boy
(ダニー・ボーイ)
アイルランドの伝統的なメロディを用いた、長く愛されるスタンダード・ナンバー。
Danny お前を戦場へ送り出すバグパイプの音が谷にこだましている・・平和を願う歌を歌うたび、メッセージを書くたび、届かぬ思いにため息が出てしまいます。でもいつか必ずこの星に平和が訪れます。その日のために私達はメッセージを送り続けたいと思います。
2VOICE
11.Greensleeves
(グリーンスリーヴス)
エリザベス朝のころ(1558年~1603年)イングランドとスコットランドの国境近くで生まれた歌とされますが、厳密には作者も含め不明なことが多い曲
何世紀もの間、歌い継がれてきたこのワルツは独特の浮遊感を持っています。3拍子の魅力はいうならば「どっちつかず」白・黒、右・左、何事もふたつに決めたがるこのおかしな時代には何より大切なもの・・ワルツのように軽やかに、しなやかに生きていけたら素敵です。
2VOICE
2VOICE プロフィール
ヴォーカルグループ「サーカス」として長年活躍してきた 原順子と叶央介が結成した、夫婦デュオ「2VOICE」。
2016年9月、2VOICE名義でのデビュー・アルバム 『120歳のLove Song』 をリリース。
今まで書きためてきたオリジナル曲を中心に、サーカス時代の「Mr.サマータイム」「アメリカン・フィーリング」を新たなJazzy アレンジで披露、長年のファンだけでなく幅広いファン層から支持を受ける。
収録曲の中でも2人が特に思い入れを持つ「YOU~120歳のラブソング~」は伊藤秀裕監督からの熱いオファーを受け2018年3月公開の映画『おみおくり』の主題歌となり、映画のロング・ヒットにも貢献。
2018年10月には2作目となるアルバム 『Winter Love Songs ~ Harmony on Christmas Day ~ 』 もリリース。
若手アーティストとのコラボレーション・イベントも積極的にこなし、次の目標「140歳」に向けて作品作り、ライヴ活動のみならず「声の学校」など後進の育成にも積極的にかかわる日々が続いている…
Website
https://www.2voice.jp