コロナ禍の東京を舞台に、女性たちが連帯して痴漢を撃退、新たな世界を築いていく痛快な短編映画『Bird Woman』の、国内上映と海外映画祭応募をサポートするクラウドファンディングが、社会問題と向き合う人のクラウドファンディング プラットフォーム「GoodMorning」にて、2022年6月18日まで実施中だ。
Contents
短編映画
『Bird Woman』とは
短編映画 『Bird Woman』は、通勤電車という日常の中で、ひとりの女性が「鳥のマスク」をつけることによって痴漢を撃退し、その映像がSNSを通じて、東京から世界中に広がっていくというファンタジー。
パンデミックの東京を舞台に女性たちのエンパワーメントと革命を実写で描いている。さらに、本作ではコロナ禍で深刻化した行き過ぎた正義についても触れている。
ともすれば重たい話で終わってしまうテーマだが、脚本を担当したオランダ人のアーティスト ヘルチャン・ツィホッフ によって書かれたストーリーは「痛快で観た人を元気にする力にあふれている」と、国際映画祭関係者達からも高い評価を得ている。
あらすじ
100年に一度のパンデミックに見舞われる東京。
それでも朝の通勤電車は相変わらず混雑している。口を覆うマスクの息苦しさ、マスクで顔を隠していることを利用して痴漢をしてくる男たち、すべてにうんざりしているトキ。
ある朝、トキは、動物のマスクを手掛ける友達に、朱鷺(トキ)のマスクを注文する。そしてそのマスクを着け、電車に乗ったトキは思いもよらぬ行動をとる。
それがたちまちSNSで話題になり、映像はウィルスの様に拡散されていく。瞬く間に「ヒーロー」になった「Bird Woman」に賛同し、鳥のマスクを着ける女性たちが次々と現れる。
やがて事態は警察や政治をまきこみ、一旦は沈静化したように思えたが…。女性たちの解放はやがて、東京から、世界中へと広がっていく―
映画概要
短編映画『Bird Woman』
- 上映時間:21分
- キャスト
大原とき緒、川嶋一実、小林でび、いわさききょうこ、酒井麻吏、野口花緒、上里まつり、深澤充、松本圭世、小野啓太、養田和裕、新月灯花 - 監督
大原とき緒 - 脚本
ヘルチャン・ツィホッフ - 撮影監督
斎藤文 - ヘアメイク
田中みどり - 音楽
松岡政長 - サウンドデザイン
吉方淳二 - Bird mask artists
ダフネ・ツィホッフ、竹内実咲、信耕ヒロ子 - 造形
奥田素子 - アソシエイトプロデューサー
倉石ようこ - プロデューサー
大原とき緒 ほか
『Bird Woman』は、ヘルチャン・ツィホッフ(Gertjan Zuilhof)がコロナのロックダウン後に書いたファンタジーあふれるユニークなストーリー。
鳥のマスクはオランダのアーティスト・ダフネが制作。オランダ王国大使館もこのユニークな映画にロケーションの提供をしている。
Facebook
https://www.facebook.com/birdwoman.zero
Twitter @ShortmovieBird1
https://twitter.com/ShortmovieBird1
監督/脚本
プロフィール
- 監督:大原とき緒
女性の社会的な物語に寄り添いインディペンデントの映画作家として活動中。女性が行きたいところへ行って、見たいものを見て、好きなものを好きと言える世界を願って映画を創っている。初長編映画『ナゴシノハラエ』は北海道から九州まで全国13か所で上映された。
俳優として出演したKenjo McCurtain監督短編映画『やもめ』は海外映画祭で多数受賞、ベストアクトレス賞をいただく。2018年西日本豪雨災害支援の為の寄付シアターDonation Theater 発起人のひとり。“London Feminist Film Festival 2017” 短編部門審査員。
アーティストバンクいたばし紹介ページ
IMDb
Twitter @nagoshinoharae
- 脚本:ヘルチャン・ツィホッフ(Gertjan Zuilhof)
ロッテルダム国際映画祭で25年間プログラマーを務め、現在もプロのプログラマーを務めている。コロナのロックダウンの後、脚本を書き始めた。
短編映画『Bird Woman』
クラウドファンディング
CAMPFIREグループで、ソーシャルグッドに特化した社会問題と向き合う人のクラウドファンディングプラットフォーム「Good Moening」にて、短編映画『Bird Woman』の国内映画館での上映、自主上映会の実現、海外映画祭への応募を支援する為のプロジェクトが、2022年05月21日よりスタートした。
目標金額は120万円、実施期間は2022年6月18日までとなっている。
短編映画『Bird Woman』公開応援
クラウドファンディング・プロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/589171
本作クラウドファンディングには、様々な返礼品が用意されている。痴漢撃退!Bird Womanオリジナル缶バッチもその内の1つだ。
プロジェクトからの
メッセージ
コロナ禍で
想定外の資金難に
私達は自己資金50万円と、日本と海外の219名の方からクラウドファンディングを通じご支援いただいた約110万円で、2021年5月から7月の間に撮影を行いました。
当初、借りる予定だった交通機関がコロナの為 借りられず、メインである電車シーンの撮影費用は予算の2.5倍になりました。
また、ロケ場所探しが難航した為、その影響で撮影保険やロケハン費用も増額になりました。撮影は企業からの協賛と自己資金を追加して行い、ポストプロダクション費用は文化庁の補助金でまかない、映画を完成させることができました。
しかし、そこで資金は尽きてしまいました。
閉塞感や絶望感ただよう
現代にユーモアで光を射す
メジャーな交通機関で撮影することになったおかげで、映画自体の豊かさや見応えはアップしました。
完成した映画を観て、 私達はこの映画をパンデミックや戦争で閉塞感や絶望感の漂う今だからこそ、多くの人に届けたいと改めて思いました。そして私達はこの映画をより多くの人に届ける為、配給宣伝費等を皆さんにご支援していただきたく、プロジェクトを立ち上げました。
皆さんと一緒にこのユニークな映画を広げ、羽ばたかせていただきたく、ご支援をよろしくお願いいたします。
短編映画『Bird Woman』公開応援
クラウドファンディング・プロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/589171