1974年バンド・デビューを経てソロに転じ、多くの作品を残してきた濱田金吾の、レーベルを超えたAOR / アダルト・オリエンテッド・ロックをテーマに編んだベスト・セレクション・アルバム「インク・ブルー」が、2022年11月9日 高音質CD「UHQCD(アルティメイト・ハイ・クオリティCD)」仕様で、タワーレコード限定でリリースされる。
濱田金吾 プロフィール
1953年1月17日 東京 新宿生まれ。
小学校以来続けてきたバイオリンをある日突然捨て、ギターに持ちかえる。いろいろなグループに参加して音楽活動を始める。最初に加入したグループでは、ドラムスを担当。
1974年フォークロック・グループ『クラフト』に参加。プロとしてデビュー。Bass・Vocal・作曲を担当する。クラフト解散後、作曲家としての活動を本格的に始動。
1979年 AIR RECORDSの設立に参加。ソロ活動開始。数多くのアーティストに楽曲提供。
Website
https://kingohamada.com/
ベスト AOR セレクション
インク・ブルー
バンド・デビューを経てソロに転じ、多くの作品を残してきた濱田金吾は、ソロ・キャリアの中で7枚のアルバムを発表。全ての楽曲は本人の作曲によるもの。
また、類まれなメロディ・メーカーとして、様々なアーティストにも楽曲を提供している(作曲)。
いずれのアルバムも優れた国内外のミュージシャン(デビュー・アルバムは主にニューヨークで制作された)のサポートを得て制作され、粉う方なき世界水準のクオリティである。
それらリリースした全7作のアルバムの中から、独自の輝きを放つ作品たちにフォーカス。テーマを基に選曲をしたのが、2022年11月9日にリリースされる「インク・ブルー」だ。
選曲のテーマは「AOR / アダルト・オリエンテッド・ロック」。1970年代後半に発表された耳ざわりが良く、長く大人のユーザーに好まれた作品群が、80年代以降にこう呼ばれるようになった。
当時の洋楽AORにも通ずる濱田金吾のサウンド、その時代を描いたラヴ・ストーリーを収めた楽曲たちは輝きと切なさを纏っている。本作では、それらAORテイストの楽曲をセレクトしている。
濱田金吾は、ソロ・デビューからAIR RECORDS(RVC)より3作のアルバムを発表。その後 MOON RECORDS(アルファ・ムーン)より2作、EASTWORLD(東芝EMI)からは2作のアルバムを発表した。
これまではAIR RECORDS時代のベスト、MOON RECORDS時代のベスト、AIR RECORDSプラスEASTWORLDの音源をコンパイルしたベストはリリースされているが、リリースしたアルバム7作品、全てから選曲、1枚に収めたベスト企画盤は、今タイトルが初めてとなる。
選曲は、音楽ライターの近藤正義。
タイトル「インク・ブルー」は、このベスト・セレクション・アルバムを象徴する1曲「インク・ブルーの夜明け」より名付けられている。
「インク・ブルー」ベスト・AOR・セレクション/濱田金吾は、最新マスタリングを施し、高音質CD「UHQCD(アルティメイト・ハイ・クオリティCD)」仕様で、2022年11月9日タワーレコード限定でリリースされる。
リリース情報
- タイトル
「インク・ブルー」
ベスト・AOR・セレクション - アーティスト
濱田金吾 - リリース日
2022年11月9日 - リリース形態
UHQCD ※高音質CD - 品番:STPR034
- 価格
2,860円(税込み) - 企画・監修
近藤正義(Free Ride Edition) - 発売
ステップス・レコーズ - 企画・販売
タワーレコード
※タワーレコード限定販売
(予約受付中)
収録曲
作曲は全て濱田金吾
- GATSBY WOMAN
詞:大津あきら 編曲:山田秀俊 - 夜風のインフォメーション
詞:小林和子 編曲:松下 誠 - TROPICAL FISH
詞:小林和子 編曲:佐藤 博 - Listen, Baby
詞:康 珍化
編曲:濱田金吾/山田秀俊 - Lonely Wind
詞:小林和子 編曲:Gerald Alters - GOOD-BYE, AGAIN
詞:吉元由美 編曲:松下 誠 - BYE BYE MRS. DECEMBER
詞:康 珍化
編曲:濱田金吾/山田秀俊 - 海風通信
詞:小林和子
編曲:松下 誠/濱田金吾 - 街のドルフィン
詞:及川恒平 編曲:倉田信雄 - RAINY HEART
詞:秋元 康 編曲:佐藤 博 - 昼下がりのセレクション
詞:小林和子 編曲:松下 誠 - シャレード
詞:大津あきら 編曲:濱田金吾 - 悲しきBy-Player
詞:小林和子 編曲:濱田金吾 - ビリーホリディに背を向けて
詞:小坂明子 編曲:松下 誠 - 真夜中のテニスコート
詞:小林和子 編曲:倉田信雄 - インク・ブルーの夜明け
詞:大沢孝子 編曲:山田秀俊
選曲者解説(抜粋)
解説:近藤正義
(音楽ライター:Free Ride Edition/本タイトル企画監修者)いつの頃からか、ずっと思っていた。濱田金吾の楽曲でAdult-Oriented Rock(以下AOR)をテーマにしたコンピレーションを作りたいと…。(中略)
80年代の恋愛風景の一コマを写真で切り撮ったような濱田金吾の曲、そして当時の音楽シーンを象徴するAORなアレンジと一流ミュージシャンによるトビキリの演奏。存分に楽しんでいただきたい。
近藤正義
濱田金吾
オリジナルアルバム紹介
- 1st 「Manhattan in the Rain」
リリース:1980.Jan.
ソロ・デビュー第1作。主にニューヨークで制作された。ファースト・コールのスタジオ・ミュージシャンたちがサポート。
- 2nd 「Gentle Travelin’」
リリース:1981.Feb.
デビュー作から一転、バンド・サウンドを目指し、ツアー・バンドと共に合宿レコーディングされた。
- 3rd「FEEL THE NIGHT」
リリース :1981.Nov.
設立に参加したAIR RECORDSに残した最後のアルバムであり、AIRレーベルでの自他共に認める最高作。
- 4th「midnight cruising’」
リリース :1982.Oct.
アルファ・ムーンに移籍後の初リリース。濱田本人の強い希望で、編曲に倉田信雄が全面参加。「他のアルバムとは印象が違うかも」とは本人の弁。
- 5th「MUGSHOT」
リリース :1983.Aug.
本人より「夏に聴くならこの1枚」。編曲陣に、新たに佐藤 博が加わった作品。それに伴い、参加ミュージシャンも多彩な面々がサポート。
- 6th「HEART COCKTAIL」
リリース :1985.Mar.
今作より、東芝EMI/イーストワールドへ移籍。「わたせせいぞう」氏のイラストがジャケットに初お目見え。楽曲とイラスト、描かれたイメージのマッチ感は見事。
- 7th「Fall in Love」
リリース :1985.Oct.
オリジナル・アルバムとしては、現時点での最終作。初のデュエット・トラックを収録。パートナーは「あなた」の大ヒットで知られる小坂明子。詞も彼女のペンによるもの。