雅楽師 他 マルチな活躍で知られる東儀秀樹が、2024年11月に公開したレッド・ツェッペリン「天国への階段」のカバーに続き、ディープ・パープル「ハイウェイスター」を雅楽の楽器(篳篥・笙)を交えた編成でカバーした動画を、2025年3月13日に公開した。
雅楽器を交えた
洋楽ロック カバー動画
雅楽師でありながらロック、ポップ、ジャズなどの作品を数多く手がけるマルチアーティストとして知られる東儀秀樹。
ロック好きでも知られる東儀氏が、雅楽の楽器及びエレキギター、ベース、キーボード他 全ての楽器を1人で演奏した、洋楽ロックの名曲カバー動画 第2弾が2025年3月13日 東儀秀樹 YouTubeチャンネルにて公開された。
2024年11月に公開されたレッド・ツェッペリン / Led Zeppelin 「天国への階段 / Stairway to Heaven」のカバー動画は大きな話題を呼び、約143万回の再生を記録している(2025年3月14日時点) 。
今回カバーしたのは、ツェッペリンと双璧をなす70年代ハードロック・バンドの雄 ディープ・パープル / Deep Purple の「ハイウェイ スター / Highway Star」。
1972年にリリースされたアルバム『マシン・ヘッド / Machine Head』に収録された本楽曲を、東儀氏は 篳篥(ひちりき・竹製の縦笛)と笙(しょう)を交えた編成でカバー。
ボーカル・パートを篳篥で演奏する他、なんと!リッチー・ブラックモアの有名なギターソロも、エレキギターと篳篥でダブル・プレイ!
キーボードには型番は違えども、ジョン・ロードと同じくハモンドを使用する等、随所に拘りも見せつつ、スピーディーで疾走感溢れる「ハイウェイ スター」を烏帽子+狩衣姿で演奏している。
2025年3月13日、東儀氏は同動画のショートバージョンを付けてXに投稿。「やってて楽しい!」とコメントしている。
該当投稿https://x.com/htogi999/status/1900080954628334069
動画:ハイウェイスターを
雅楽を交えて
なお、「ハイウェイスター」のカバー動画・説明コメントには、英文で「これは東洋と西洋、そして古代と現代のコラボレーションである」と書かれているが、正にその通り。
時代も時空もある意味「ぶっ飛ばす」Highway Star である事は間違いない。
動画:
雅楽で「天国への階段」
コチラのカバー動画は、2024年11月7日に公開。雅楽の篳篥、笙、龍笛(りゅうてき・横笛)を使用。バックの演奏も全て東儀氏が演奏している。
ケルト文化がメロディ他に色濃く感じられるレッド・ツェッペリン「天国への階段」と、和 / 雅楽器の融合が見事なカバーとなっており、日本だけでなく、海外からも称賛のコメントが多数よせられている。
東儀秀樹 プロフィール
奈良時代から続く雅楽を伝える「楽家(がっけ)」の家系に生まれる。商社マンだった父親の仕事の関係で、幼年期をタイ、メキシコで過ごした帰国子女。
國學院大學で学びながら宮内庁式部職楽部の楽生科で雅楽を学び、7年間の修業期間を経て、1986年から10年間、楽師として活躍。(楽師は国家公務員。)
宮内庁の楽師としての活動と並行して、1996年にアルバム『東儀秀樹』でデビュー。雅楽器とピアノやシンセサイザーといった現代楽器を融合させた音楽で話題に。
雅楽器だけでなく、ピアノ、キーボード、シンセサイザー、チェロ、ドラム、ギターなどさまざまな楽器の演奏をマルチにこなす。
古典芸能であった雅楽を現代音楽と結びつけ、その素晴らしさを一般に知らしめ、広く認知された功績により2004年、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
専門として演奏する雅楽器は篳篥(ひちりき)であるが、鳳笙(しょう)、龍笛(りゅうてき)、琵琶なども演奏。
UNIVERSAL MUSIC JAPAN
東儀秀樹 アーティストページ
https://www.universal-music.co.jp/hideki-togi/
東儀秀樹 Website
https://www.togihideki.net/