プロフェッショナルとして50年余りのキャリアを誇るギタリスト芳野藤丸。 楽曲提供、アレンジ、ライヴサポートまで、アーティスト達から絶大な信頼を寄せられている彼の作品群から、「ライトメロウ」をテーマに選曲したアルバムが 2025年9月17日 高音質CDにてリリースされる。監修・選曲は音楽ライター金澤寿和。
ライトメロウ 芳野藤丸
プロフェッショナルとして50年余りのキャリアを誇るギタリスト芳野藤丸。
スタジオ・ミュージシャンとして1万曲以上のレコーディングに参加、アーティストを輝かせ、クライアントを満足させてきたヴァーチュオーゾであり、優秀なプロデューサーである。
さらに作曲/楽曲提供、アレンジ、ライヴサポートなどでも活躍。アーティスト達から絶大な信頼を寄せられており、故・西城秀樹氏を支えた「藤丸バンド」でも知られている。
芳野自身もアーティストとして、スタジオ・ミュージシャン仲間と結成した「ONE LINE BAND(ワン・ライン・バンド)」や、「SHOGUN(ショーグン)」。初めてのソロ・アルバム『YOSHINO FUJIMAL』のレコーディング・メンバーで結成された「AB’S(エイビーズ)」等で活躍。
SHOGUN名義では、日本テレビ系列のドラマ「俺たちは天使だ!」の主題歌『男達のメロディー』や、「探偵物語」のテーマソング『バッド・シティ』『ロンリー・マン』を手掛け、大ヒットとなっている。
今回、芳野藤丸のキャリアを通じた作品群から『ライトメロウ』をテーマに音楽ライター金澤寿和による監修・選曲のコンピレーション・アルバムが、高音質CDにて2025年9月17日にリリースされる。
本作には今年2025年、新たに書下ろし~制作された新曲1曲を含む16曲が収録されている。
収録曲
- Who are you ? / 芳野藤丸
- 詞:小林和子
曲:芳野藤丸
編曲:渡辺直樹/芳野藤丸 - 芳野藤丸/1stソロ・アルバム『YOSHINO FUJIMAL』(1982年 ALFA MOON RECORDS)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸, Keyboards:山田秀俊, Bass:渡辺直樹, Drums:岡本郭男, A.Sax:ジェイク H・コンセプション, Percussion:斉藤ノブ, Chorus:芳野藤丸, 渡辺直樹, 松下 誠, 桑名晴子, Chorus Arrangement:松下 誠
- 詞:小林和子
- 雑踏の中で / 藤丸バンド
- 詞:片桐和子
曲:芳野藤丸
編曲:中島正雄 - 藤丸バンド/アルバム『BGM』(1977年 KING RECORD)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸, Keyboards:中島正雄, Bass:渡辺和義, Drums:金沢順一 / アルバム・クレジットより
- 詞:片桐和子
- Yellow Magic / One Line Band
- 詞:奈良橋陽子
曲:芳野藤丸
編曲:大谷和夫 - ワン・ライン・バンド/アルバム『YELLOW MAGIC』(1978年 Victor Entertainment)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸, Keyboard :大谷和夫, Bass:長岡道夫, Drums:山木秀夫/Percussion:中島 御, Chorus:Nohelani, Bonnie & Azure / アルバム・クレジットより
- 詞:奈良橋陽子
- Castle Walls / SHOGUN
- 詞:Casey Rankin
曲:芳野藤丸
編曲:大谷和夫 - SHOGUN/アルバム『SHOGUN』(1979年 Sony Music Labels)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸・Casey Rankin, Keboards:大谷和夫, Bass & Vocal:長岡道夫, Drums:山木秀夫, Percussion:中島 御 / アルバム・クレジットより=
- 詞:Casey Rankin
- Fill The Sail / AB’S
- 詞:安藤芳彦
曲:芳野藤丸
編曲:AB’S - AB’S/アルバム『AB’S』(1983年 ALFA MOON RECORDS)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸・松下 誠, Keyboards & Vocal:安藤芳彦, Bass & Vocal:渡辺直樹/Drums, Percussion & Vocal:岡本郭男 / アルバム・クレジットより
- 詞:安藤芳彦
- 夏の女 / 芳野藤丸
- 詞:小林和子
曲:芳野藤丸
編曲:芳野藤丸 - 芳野藤丸 /2ndソロ・アルバム『Romantic Guys』(1983年 ALFA MOON RECORDS)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸, Guitar:Robben Ford, Keyboards:Russel Ferrante, Bass:Nathan East, Drums:Mike Baird, Percussion:Paulinho Dacosta, Chorus:渡辺直樹, 松下誠
- 詞:小林和子
- Destination / AB’S
- 詞:安藤芳彦
曲:芳野藤丸
編曲:AB’S - AB’S /2ndアルバム『AB’S-2』(1984年 ALFA MOON RECORDS)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸・松下 誠, Keyboards & Vocal:安藤芳彦, Bass & Vocal:渡辺直樹/Drums & Vocal:岡本郭男 / アルバム・クレジットより
- 詞:安藤芳彦
- Whatcha Gonna Do / SHOGUN
- 詞:Kennedy Ling
曲:芳野藤丸
編曲:SHOGUN - SHOGUN /5thアルバム『SHOGUN 2002』(2001年 VEGA MUSIC Entertainment)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸, Keyboards:大谷和夫, Bass & Vocal:長岡道夫, Drums:見砂和照, Vocal:ケイン / アルバム・クレジットより
- 詞:Kennedy Ling
- THINGS BEING WHAT THEY ARE / AB’S
- 詞:Michael Himelstein
曲:芳野藤丸
編曲:AB’S - AB’S /4thアルバム『AB’S-4』(1984年 ALFA MOON RECORDS)より
- Guitar, Vocal & Chorus:芳野藤丸, Keyboards:小島良喜, Bass:松原秀樹, Drums & Chorus:長谷部 徹, Synthesizer programming:古川貴司 / アルバム・クレジットより
- 詞:Michael Himelstein
- Cool Bossa / 芳野藤丸
- 詞:安藤芳彦
曲:芳野藤丸
編曲:芳野藤丸 - 芳野藤丸 /5thアルバム『What’s up』(2018年 SPACE SHOWER MUSIC)より
- Guitar, Vocal & Chorus:芳野藤丸, Keyboards:ミッキー吉野, Bass:岡沢 章/Drums:宮崎まさひろ, Chorus:原 久美
- 詞:安藤芳彦
- CRY BABY BLUES / AB’S
- 詞:安藤芳彦
曲:芳野藤丸
編曲:AB’S - AB’S/3rdアルバム『AB’S-3』(1985年 ALFA MOON RECORDS)より
- Guitar, Vocal & Keyboards:芳野藤丸, Keyboards & Vocal:安藤芳彦, Bass, Vocal & Keyboards:渡辺直樹, Drums & Vocal:岡本郭男, Keyboards:富樫春生 / アルバム・クレジットより
- 詞:安藤芳彦
- ROUND ABOUT MIDNIGHT / AB’S
- 詞:安藤芳彦
曲:芳野藤丸
編曲:AB’S - AB’S /5thアルバム『NEW』(2005年 DREAM WEAVER)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸・松下 誠, Keyboards & Vocal:山田秀俊, Bass & Vocal:渡辺直樹/Drums & Vocal:岡本郭男 / アルバム・クレジットより
- 詞:安藤芳彦
- Stay In The Night / AB’S
- 詞:安藤芳彦
曲:芳野藤丸
編曲:芳野藤丸 - AB’S/7thアルバム『AB’S-7』(2020年 to Coda Music)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸・松下 誠, Keyboards & Vocal:竹越かずゆき, Bass & Chorus:遠山陽介/Drums & Vocal:岡本郭男 / アルバム・クレジットより
- 詞:安藤芳彦
- One On One(You’re the one) / SHOGUN
- 詞:Casey Rankin
曲:芳野藤丸
編曲:大谷和夫 - SHOGUN/3rdアルバム『』(1980年 Sony Music Labels)より
- Guitar & Vocal:芳野藤丸・Casey Rankin, Keyboards:大谷和夫, Bass & Vocal:長岡道夫, Drums:山木秀夫, Percussion:中島 御 / アルバム・クレジットより
- 詞:Casey Rankin
- I’ll be free, alone / 芳野藤丸
- 詞:安藤芳彦
曲:芳野藤丸
編曲:芳野藤丸 - 芳野藤丸/最新書下し未発表新曲(2025年)
- Guitar, Vocal, Bass, Drums:芳野藤丸, Keyboards:林 政宏
- 詞:安藤芳彦
- 男達のメロディー(2022年version)/ 芳野藤丸
- 詞:喜多条 忠
曲:Casey Rankin
編曲:芳野藤丸 - 芳野藤丸/6thソロ・アルバム『50/50 FIFTY FIFTY』(2022年 キャピタル・ヴィレッジ)より
- Guitar, Vocal & Chorus arrangement:芳野藤丸, Bass:岡澤 章, Keyboards & Programming:安部 潤, Trumpet:田中 充, Chorus & Ganza:濱田金吾, Chorus:原 久美, vohoE
- 詞:喜多条 忠
リリース情報

- タイトル
「Light Mellow Fujimaru Yoshino」
ライトメロウ 芳野藤丸 - アーティスト
芳野藤丸 - リリース日
2025年9月17日 - リリース形態
CD(UHQCD仕様 / 最新マスタリング)
※高音質CD:すべてのCDプレーヤーでお楽しみいただけます
https://hqcd.jp/about/ - 品番:STPR053
- 価格:3,080円(税込)
- 発売:ステップス・レコーズ

芳野藤丸

1951年生まれ。函館出身。函館ラサール学園卒業後、10カ月間アメリカを放浪。帰国後、大学に入学と同時にバンド活動を開始し、注目を集める。
1972年、つのだ☆ひろ率いるスペース・バンドのギタリストとしてプロ・デビュー。1978年に結成したワン・ライン・バンドが発展する形で、1979年にはSHOGUNを結成し、テレビ・ドラマの主題歌も手がけた。
また、西城秀樹のバック・バンドを務める他、スタジオ・ミュージシャンとしても数々の歌謡曲やニュー・ミュージックのレコーディングに携わり、洋楽ファンも注目するギター・サウンドで当時の歌謡界に風穴を開けた。
1982年よりソロ・アルバムも発表。82年にはAB’Sを結成し、7枚のフル・アルバムを発表して現在も活動を継続中。
特徴は、スタジオ・ミュージシャンの経験を活かしたフレシキブルなプレイ。また、歌えるギタリストとして自らフロントに立つことができるのも強みの一つ。
アダルトかつアーバンなアレンジ、そしてそこに乗っかるハイセンスなギター・サウンドは日本の音楽シーンの中でも群を抜いている。
デビュー50周年を迎えた現在、ソロ活動、SHOGUN、AB’S、その他様々なユニットで活躍中。
Light Mellow
Artist Series
Light Mellow Artist Series
企画・監修・選曲・解説 金澤 寿和 / Toshikazu Kanazawa
Light Mellow って何? それは、心地良い音楽を形容するひとつの言葉。
ジャンル用語でもなければ、特別な音楽専門用語でもありません。洋楽と邦楽の壁もなく、“洗練”や“都会”をキーワードにして、ポップス、ロック、ジャズ、ソウル、ファンク、フォーク、ボサノヴァ、ラテン、そして時には歌謡曲…。
そんな様々な香りを溶かし込み、こうして1枚のディスクに無理なく収めてしまう。それが Light Mellow の極意です。
もともと Light Mellow の概念は、90 年代終わりに洋楽 AOR のディスク・ガイドから始まりました。
そのガイド本がベストセラーになり、数枚のコンピレーション CD が生まれ、それを邦楽にも転用できないか?と相談を受けたところから、Light Mellow 和モノのシリーズがスタートします。これが 2001 年のこと。そこから数えて早 20 余年。04 年刊行のディスク・ガイド『Light Mellow 和モノ』は、3度の増補改訂を経てシティポップ・ブームの礎を築き、14〜15 年には約 30 枚のコンピレーション CD を作るに至りました。
その頃には和モノを回す DJ も増え YouTube やサブスクリプションで優れたシティポップをディグる若者が急増したのです。そして 2017 年、海外の音楽ファンが東京のレコードショップでシティポップのレコードを探し求める姿が TV 番組で紹介され、それを機に、世界的シティポップ・ブームの幕が切って落とされました。(中略)
さて、この Light Mellow 和モノのアーティスト・シリーズは、14〜15 年に組んだ30 枚近いレーベル・コンビを補完する形でスタート。
若いクラブ DJ たちに発掘されたり、今の感性で再評価されるべき隠れた名曲をピックアップし、各アーティストのパブリック・イメージの隙間に隠れていたシティポップ・チューンに新たなスポットを当ててきました。既に 20 組以上をリリースしてきましたが、そのラインアップにはビックリするような名前もあります。
一般的には歌謡曲の歌手、フォーク系の自作自演シンガーと思われているような人も、アルバムやシングルB面などではたくさんシティポップを演っている、そういうケースが少なくないのです。
コンピレーションのコンセプト自体は 10 年近く前のものですが、今になってシティポップが世界的ブームになっているように、そのセレクションのセンスに一切ブレはありません。遊び心を忘れないオトナたちと、夢や憧れを抱く若者たちへ贈る音のパッケージ。そして現在も、Light Mellow シリーズのラインアップはこうして増え続けているのです。