人見元基が、満を持してアナログ盤にてリリースする初のソロアルバム「Sings Standards」の先行発売ライブが、2025年11月14日 SHIBUYA PLEASURRE PLEASURE にて開催された。Onigiri Mediaでは本ライブの熱気を収めた写真にて特集レポートする。Photo by Kaoriko “ossie” Hanawa
Contents
人見元基 /
Sings Standards

NOIZやVOW WOWなど伝説的なバンドで、ボーカルとして活躍してきた人見元基。
彼が満を持してソロアルバムを、数量限定のアナログ盤(LP)にてリリースした。タイトルは「Sings Standards」。
本作は、人見元基が慣れ親しんできた洋楽のスタンダート・ナンバーを、彼ならではの解釈で表現した、人見元基 初のソロアルバム。
収録曲は、2024年4月からBLUES ALLEY JAPANにて開催しているライブシリーズ「GENKI Sings Standards」で歌ってきたスタンダード・ナンバーから選ばれている。
今回、アルバム発売にともない名義もGENKIから人見元基に改め「Sings Standards」と銘打った数量限定のアナログ盤アルバムが完成。
2025年11月17日からタワーレコード渋谷店 6Fにて販売を開始。タワーレコードオンラインでは11月24日0時から発売される。
※店頭にて購入予定の方は、数量限定のため販売予定数が終了している場合がありますので、ご注意下さい。なお、在庫状況等 最新の販売情報はタワーレコード渋谷店にてご確認ください。
※店舗にてご購入いただいた方には、人見元基の直筆サイン入りオリジナルポストカードと人見元基ロゴ入りビニールバッグを先着でプレゼント。オンラインでご購入の場合はプレゼントはございません。ご理解・ご了承下さいませ。
リリース情報
- タイトル
「Sings Standards」 - アーティスト
人見元基 - 発売日
- タワーレコード渋谷店 6F
2025年11月17日~ - タワーレコードオンライン
2025年11月24日 0時~
https://tower.jp/item/7853096
- タワーレコード渋谷店 6F
- リリース形態
アナログ盤(LPレコード)
※数量限定 - 価格
5,000円(税込) - 型番
COOL-2001 - 発売・販売元
クール・コーポレーション - 詳細
https://towershibuya.jp/news/2025/11/12/221781
Track List
SIDE-ONE
- What The World Needs Now Is Love
- Fever
- Calling You
- Try A Little Tenderness
SIDE-TWO
- A Song For You
- Georgia On My Mind
- Summertime
- Sunny
限定アナログ盤
先行発売ライブ

All Photos by Kaoriko “ossie” Hanawa
2024年4月から目黒 BLUES ALLEY JAPAN にて開催されたライブシリーズ「GENKI~Sings Standards~」。
よく知られたハードロック・シンガーとしての姿とは異なった、人見元基の一面が観られるライブとして、ファンの注目を集めていた。
今回、人見元基 初のソロアルバムリリースに伴い「GENKI~Sings Standards~」の名称を「人見元基~Sings Standards~」に改め、アルバムの先行販売ライブとして、2025年11月14日 渋谷 PLEASURE PLEASUREに会場を移して開催された。



「GENKI~Sings Standards~」は「人見元基がジャズやR&B/ソウル、そしてクラシック・ロックのスタンダード・ソングを、独自のブルージーな解釈で歌い上げる」と銘打ったライブシリーズだが、簡単にいうと、人見が好きな曲を人見が好きな様に歌う企画だ。
そして本シリーズには、凄腕プロデューサーと凄腕アレンジャー/バンマス が付いている。なんとも豪華なライブシリーズ。
企画自体は何十年も前から構想が練られていたそうだが、人見の仕事の環境が変わったここ数年で具体化。2024年4月から満を持して実施された。

Musicians

この日の演奏は、アレンジャーでありバンマスでもあるピアニスト 奥山勝と、プロデューサーであるギタリスト 大里和生を中心に、Sax 春名正治、Bass バカボン鈴木、Drums 中村優規 と言う布陣。
バカボン鈴木以外は、すでにBLUES ALLEYで共演済みのメンバーである。
ライブは2部構成で実施。有名なジャズ・スタンダードナンバー「Stella by Starlight(邦題 星影のステラ) 」でスタートした1部では7曲・2部も7曲 合計14曲を演奏、アンコール2曲を含めると全16曲が演奏された。
Set List
1st Stage
- Stella By Starlight
- Fever
- Superstar
- Shadow of Your Smile
- Fly Me To The Moon (奥山 勝 との Duo)
- Calling You
- Try A Little Tenderness
2nd Stage
- A Song For You
- Summertime
- You Are So Beautiful
- What The World Needs Now Is Love
- Move Over
- Peter Gunn
- Sunny
~encore~
- Georgia On My Mind
- Imagine (奥山 勝 との Duo)

Photo Report
All Photos by Kaoriko “ossie” Hanawa
Edit Onigiri Media





Bass バカボン鈴木

Drums 中村優規








ライブ「Sings Standards」に初参加の
Bass バカボン鈴木 とのトーク
人見は、自身の思い出や雑学を交えながら、彼ならではの表現で曲を紹介していく。
1st Stage 2曲目に演奏した「Fever」の紹介では「恋は熱病のようなもの」と歌詞を解説しつつ、自身の若いころを振り返った人見。
4曲目の「Shadow of Your Smile」では、同曲がテーマ曲であった映画「いそしぎ」に絡めて、人見の思春期の入口の思い出が語られた。
※The Shadow of Your Smile は、1965年の映画「The Sandpiper(邦題 いそしぎ)」のテーマ曲。日本語では「いそしぎのテーマ」や「いそしぎ」と呼ばれている。映画ではトランペット・ソロで演奏されたインストゥルメンタル・バージョンが使用されているが、後にトニー・ベネットによる歌唱バージョンも制作された。




Sax 春名正治

バンマス / Pianist 奥山勝



プロデューサー / Guitarist 大里和生


2nd Stage 2曲目に演奏された George Gershwin作曲の「Summertime」は、「原曲からメロディーずいぶん変えちゃいました」と、人見が謝るほどクセのある変化を遂げていた。


2nd Stage 3曲目に演奏されたのは、ステージでは絶大な人気を誇る曲にも関わらず、今回リリースしたアルバムには収録されていない Joe Cocker版「You Are So Beautiful」。
人見はこの曲について「20歳の頃、1番好きなボーカルで、でもその頃は上手く歌えなくて、年齢を重ねた今だから歌えるようになった…」と語っていた。

ジョー・コッカー、1974年のラヴソング「You Are So Beautiful」新リリック・ビデオ公開(2024.02.15 MUSIC LIFE) より
「You Are So Beautiful」は、R&Bシンガー/ソングライターのビリー・プレストンが書いた曲で、1974年5月にプレストンのオリジナル・ヴァージョンがリリースされ、続いてコッカーのスローなカヴァー・ヴァージョンが同年11月にリリースされました。



今回も演奏楽曲を通して、人見自身の人生の来し方が垣間見える様なライブだった。
ライブシリーズ「Sings Standards」及び、今回リリースした人見元基 初のソロアルバム「Sings Standards」は、人見の人生をなぞるであろう想い入れのある楽曲が選ばれている。
そんな想い入れのある曲を、人見元基が、彼らしい自由自在な歌いまわしで「自分の歌」にしていく。それが「Sings Standards」のコアであり最大の魅力だろう。
今回リリースされたアルバムには未収録だが、ライブで演奏した楽曲の何曲かは、既にレコーディング済みとのこと。それらの曲もいつか聴けることに期待したい。


向かって左から Pianist 奥山勝、Bass バカボン鈴木、人見元基、 Drums 中村優規、Guitarist 大里和生、Sax 春名正治

All Photos by Kaoriko “ossie” Hanawa
Edit Onigiri Media


