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森田釣竿 率いるバンド 漁港、地元 浦安の神社でフィッシュロック炸裂!ライブレポート

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現役の鮮魚店 店主がボーカルの知る人ぞ知るバンド・漁港が、地元である浦安の神社で、2019年10月6日にライブを行った。その様子を映像と写真でご紹介する。


そもそも フィッシュロックバンド 漁港 とは

漁港は「日本の食文化を魚に戻し鯛!」を合言葉に活動するフィッシュロックバンド。 (正式表記は「港」が反転)

1986年に結成され、2004年ユニバーサルミュージックよりメジャー・デビューも果たしている。現在のメンバーはボーカル・包丁担当の森田釣竿とギター他担当の深海光一の2人。

森田釣竿氏は千葉県・浦安市にある鮮魚店「泉銀」の店主でもあり、2016年には水産庁が任命する「お魚かたりべ」にも選出されている。つまり筋金入りのフィッシュ・ロッカーである。

森田氏の魚を捌く雄姿は、打首獄門同好会のミュージック・ビデオ「島国DNA」で見る事が出来る。

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浦安・豊受神社「秋祭り」

2019年10月6日開催の豊受神社「秋祭り」で、漁港は地元ライブを行った。

武道館のステージにも立ち、今までも築地中央卸売市場を始め、 NHK放送センターにぎわい広場、銚子港、お寺など様々な場所でライブをしてきた漁港も、神社、それも地元の神社は初との事。

地元の諸先輩方や後輩に囲まれた中、どんなライブを見せるのか楽しみにしていたところ、予定時間の午後2時を少し過ぎたタイミングで、いつもと変わらぬ様子で包丁を振り回し、 森田釣竿氏が境内に姿を現した。

森田氏登場
包丁を振り回し登場する森田釣竿氏

そんな森田氏をあたたかな歓声で迎え入れる観客。さすがは地元である。

神社と言う事もあり、まずは豊受神社本殿に挨拶をした後、森田氏はステージにひらりと舞い降りた。

因みに豊受神社のご祭神 豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)は、食物・穀物を司る女神との事。フィッシュロック・バンド漁港がライブをするのもうなずける神社である。

1曲目は漁港のライブではお馴染みの「カツオ!」のコール&レスポンスで盛り上がる「鰹 出港街道かつを節」。

非常にやりずらい

1曲目終了後の挨拶で森田氏は「地元でのライブは非常にやりずらい。武道館よりも緊張する」と本音を吐露。思わず観客も大爆笑していた。

続く2曲目は♪釈迦もジーザスも~ と歌詞にある「海の国」。魚を食べて長生きしろと言うメッセージの曲だから、きっと女神様も許してくれる事だろう(苦笑)。

3曲目はステージ映えするポーズが特徴的な「HUNAMUSHI」。

漁港 HUNAMUSHI

演奏途中でステージを下り境内に居る子供を威嚇する森田氏だったが、子供はビクともしない。漁港の前に登場した浦安囃子保存会の獅子舞の獅子が、目に前で口を開けた時は大泣きしていたのに…そんな様子を見て、客席からはまた大きな笑い声が上がっていた。

浦安は海の国

4曲目には「ぜひ来年の浦安夏祭りで聞きたいね」と話しながら「魚食えコノヤロ音頭」が披露された。120%完璧な音頭である。コアな音楽性ながら、地元老若男女に愛される漁港ならではの1曲であろう。

続いての曲でラストとなる予定の漁港のライブだったが、ここで「もっと話を延ばせ」とステージ下から指示が出て困惑する森田氏と深海氏。「漁港のライブはヤバかった、浦安は海の国だった」とつぶやいてくれ!と観客に叫ぶ。

確かに浦安は今では東京に近いベッドダウンとして、またディズニーリゾートのある街として全国的には認知をされているが、元々は小さな漁村であり、漁師が沢山いる海の街であった。

そんな街の歴史と記憶の名残を感じさせる秋祭り。今年の3月に漁師町の記憶を留める浦安魚市場も閉場となった今、森田氏が店主を務める鮮魚店「泉銀」を始め、町にある鮮魚店がその記憶を引き継いでいくのであろう….。

鮪ヘッド解体

見事な包丁さばきで鮪の頭を解体する森田氏
見事な包丁さばきで鮪の頭を解体する森田氏

最後の曲は、漁港のライブではこちらもお馴染みの「鮪 スペースコロニー脳天頬肉」。ステージ上で鮪の頭を解体すると言う漁港ならではのパフォーマンスだ。

森田氏の見事な包丁さばきにより解体されていく鮪の頭。「魚は捨てるところはございません。皆さん残さず食べましょう」とステージ上から森田氏が語り掛ける。

コミカルな音楽とは異なり、フードロスが問題になってる現代においても非常に重要なメッセージである。

しかしそんな事を真剣に語るよりも、こうしてエンターテイメントとして見せつつ、メッセージを伝えるのが漁港流なのだろう。

この解体された鮪の頭は演奏後、会場でオークションにかけられ、競り落とした観客に渡された。なおこのオークションで得たお金は、先日の台風15号で被害にあった千葉県の被災地へ、義援金として寄付されるとの事。

地域密着型ロックバンド

演奏終了後は森田氏が大使を務める枕崎の鰹節を観客に配っていた漁港。演奏中も笑いが絶えない楽しくも、重要なメッセージが散りばめられたライブだった

枕崎の鰹節を観客に手渡す森田氏
枕崎の鰹節を観客に手渡す森田氏

ライブのMCで森田氏は「漁港は地域密着型のバンド」と語っていた。

ロックにはパブロックと言うジャンルがある。パブとはもちろんお酒を飲む場所であるが、イギリス等では地域の人々が集い、1日の様々な出来事を語り合い、笑い合う場でもある。

パブロックに厳密な音楽的定義はない。ある意味、大会場での演奏を主とするスタジアムロックの対局にあるのが、パブロックと言えるのかも知れない。

そう言う意味では地域に愛され、笑いを共有し、日々の生活に根差している漁港は、パブロック・バンドと言えるのではないか?とライブを観ていて思った次第である。

森田釣竿氏の鮮魚店「泉銀」について

森田釣竿氏が店主を務める「泉銀(いずぎん)」は千葉県・浦安市にある。新鮮な魚と共に漁港のCDやグッズも購入できるお店なので、興味のある方は、ぜひ一度足を運んでほしい。詳しくは森田釣竿氏Twitterでも発信中だ。

【 泉銀 】
住所:千葉県浦安市堀江3丁目25−1
Tel: 047-713-8274
Website https://www.gyoko.com/

今後の漁港ライブ

■次回出演ライブ
2019年10月12~14日に新宿LOFT, ACB, NINE SPICESで開催されるKAPPUNKの、10/13(日)新宿LOFTステージに漁港は出演予定との事。

詳しくは漁港のTwitterまたはKAPPUNK特設サイトにて確認して欲しい。
漁港公式Twitter https://twitter.com/pnlozwA9H3qkcTY
KAPPUNK 特設サイト http://www.kappunk.com/index2.html

KAPPUNK
KAPPUNK 特設サイト http://www.kappunk.com/index2.html

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