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サンタクロース の元になったと言われる 聖ニコラス の付き添い役Krampus(クランプス)。そのフェスに、姫とモンスターのバンドAmiliyah(アミリヤ)が出現!

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Krampus(クランプス)をご存じだろうか? サンタクロースの元になったと言われる聖ニコラスの付き添い役として知られる、容貌は怖いけど福をもたらす伝説のモンスター。

そんな Krampus の日本公式アンバサダーに就任したバンドAmiliyah (アミリヤ)が、2019年12月13日に開催された、日本初のKrampus主催のフェスに出演した。今回はその様子をレポートする。


Amiliyah Profile

光の国と闇の国からなる世界を、神様の徴(シルシ)を探して旅をする光の国の姫・kimi(キミ・ボーカル)と、2体のエルフ、4体のモンスターからなるバンドAmiliyah

Amiliyah
Website http://www.amiliyah.com/
後列 L →R:River(Machine)、Wester(Ba.)、Gacci(Gt.)、ρθ(Ds.)
前列 L →R:Eschika(Vn.)、kimi(Vo.)、Moel(Vn.)

ツイン・ヴァイオリンの新メンバー:宝石の谷の妖精・Moel(モエル)と、エルフの戦士・Eschika(エシカ)を迎え、5枚目となるニュー・アルバム「Beyond the sea」を2019年11月にリリースしている、コンセプチュアルかつ異色なバンドだ。

Krampusとは?

オーストリアやヨーロッパ中部に伝わる、容貌は怖いけど福をもたらす伝説のモンスター。

サンタクロースの元になったと言われる聖ニコラスの付き添い役として、クリスマス・シーズンに行われるパレードに参加し、国民から親しまれている。

そのKrampusからの依頼で日本公式アンバサダーに就任したAmiliyahが、Krampusを日本で広めるべく、Krampusの公式テーマソングを書き下ろし、2019年7月にシングルとしてリリースした。

さらに2019年12月13日(金)新宿Zirco Tokyoにて行われた、日本初の「Krampus Fes.」(主催: Krampus Japan、宏友舎、後援:オーストリア大使館 オーストリア文化フォーラム)に出現した。

日本初の「Krampus Fes.」

「Krampus Fes.」 には、Amiliyahの他に矢島舞依DISACODE、オーディションで抜擢されたCran Arcanariaという、女性ヴォーカルのアーティストが出演し、それぞれのライブを披露。

開場時やライブの転換時、終演後には2体のKrampusと、ブラック・エンジェル、ホワイト・エンジェルも会場を廻り、来場者にもその存在を強烈に知らしめた。

Amiliyah ライブ

満を持してトリに出現したAmiliyah。11月に発売されたニュー・アルバムの1曲目を飾った「Torch」からライブはスタートした。

この曲は、ヴァイオリンをフィーチャーしたインスト曲で、新加入のエルフ達によるツイン・ヴァイオリンが光る。これから物語が始まって行くような高揚感をかき立てる。

続く「Eternity」は、やはりニュー・アルバムからの曲で、キャッチーなメロと疾走感溢れるギター・リフ、そしてヴァイオリンの美しい音色のアンサンブルが一気に熱量を上げて行く。

Violin
エルフの戦士・Eschika(エシカ)
Violin
宝石の谷の妖精 ・Moel(モエル)

2曲演奏された後、映像と音による短い「Story」が始まる。

Amiliyahのshowの特徴の一つでもあるのが、この「Story」 。彼らはいわゆるMCは行わない。

「Story」では彼らの思念や記憶、各メンバーや、光の国、闇の国に関するエピソードが、スクリーンに投影され次の曲に繫がり導かれて行く。

その「Story」に導かれ、3曲目に演奏されたは「Grow」。この曲のMVには、Amiliyah初の「人間」が登場。学校を舞台とするなど、これまでにない作風が海外のファンからも好評を得ている。

「Grow」の後に「Story」を挟み演奏されたのは「serpent」。

この曲は「Amiliyahの森の住人(ファン)」が、「住人」から「獣人」に変貌するというキー曲の1つで、サークル、オリタタミ、ヘドバン有りの激しい部分と、Vo.kimi姫がフロアに向かって手を伸ばし、慈しみを感じさせるようなシーンも有る1曲の中に様々な表情を見せる曲である。

Guitar
地下で暮らすトロール ・ Gacci(ガッチ)

4曲が演奏された後、いよいよKrampusの為に書き下ろされた2曲のテーマ・ソングのうち、クリスマス・バラード曲「Holy night」が披露される。

先程までの激しさとは打って変ったkimiの穏やかな歌声と、哀愁を帯びたヴァイオリンの美しい音色が尊く響く。

ボーカル
光の国の姫・Kimi(キミ)
Bass
冥界の悪魔・ Wester(ウエスター)  
Drums
身重の母親が妖精から宝石を盗んだ対価として、宝石の目を持ち生まれた・ ρθ(ロシータ)

最後の曲は「Krampus is coming to town」。

「一度で耳から離れなくなった」という声が続出の「Hello,Hello,Hello」で始まる、明るくて怖い、まさにKrampusのメイン・テーマソングだ。

ここで2体のKrampusもフロアにやって来て、「獣人」達と肩を組んで楽しそうにリズムに合わせて踊り出した。

モンスターと人間がAmiliyahの曲で一体となる様は、Amiliyahを象徴している素晴らしいシーンだった。

最後には全バンドが呼び込まれてのフィナーレ。

Krampus Japan代表・吉田宏氏の「オーストリアのKrampusが、日本で行う初の音楽イベントとして歴史に残る日です。皆さんはその目撃者です。」というスピーチで、Fesは締めくくられた。

Set List

2019.12.13 新宿Zirco Tokyo

1.Torch
2.Eternity
-Story-
3.Grow
-Story-
4.serpent
-Story-
5.Holy night
6.Krampus is coming to town

Show Info.

Amiliyah 5th Album Release Tour “Beyond the sea”

2020年 1月24日(金)初台DOORS
2月8日(土)豊橋club KNOT
2月22日(土)吉祥寺CRESCENDO
3月14日(土)京都MOJO
3月15日(日)心斎橋SHOVEL and more…

詳細はWebsite他にて

Amiliyah Website

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おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
Onigiri Media メイン・ライター おにぎり1号こと Tomoko Davies-Tanaka (Team Little-Big) は、フリーランスPRエージェント。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行っています。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/