音楽

米国レーベル COLOR RED 主催 / 日本開催「COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション」決勝ラウンド最終日 スペシャルレポート!

アメリカ・コロラド州デンバーのレコードレーベル COLOR RED(カラーレッド)が 、日本で2020年9月1日から開催した「COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション」。この決勝ラウンドの最終日を取材、レポートする。

さらにこのオーディションのプロジェクト責任者で、音楽プロデューサーのLee Popa 氏、オーディションのオペレーションを担当したCOLOR RED Japan (カラーレッド ジャパン)谷口元氏のコメントも紹介する。


COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション・決勝ラウンド

アメリカ・コロラド州デンバーに本拠を置くレコードレーベル COLOR RED(カラー・レッド)が、 日本で2020年9月1日より開催した「COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション」。

2020年9月23日にはFINALISTが決定し、決勝ライブが以下日程で、都内2か所のライブハウス(渋谷eggman および 荻窪ルースター) で開催された。

  • 9/24 COOKAI
  • 9/29 Samm Bennett
  • 10/1 PUNiK
  • 10/13 michiyo
  • 10/15 JETT SETT
  • 10/22 少年キッズボウイ
  • 10/27 HAL/S
  • 10/29 Harumo Imai
  • 11/3 THE SYAMISENIST
COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション・FINALISTが決定!最終選考ライブを生配信。米国レコードレーベル COLOR REDが日本で開催する『COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション』のFINALISTが決定した。決勝ラウンドの審査は、都内のライヴハウスにて開催。その様子は無観客/無料ライブ・ストリーミングで配信される。 ...

今回取材したのは、決勝ライブ最終日 11月3日に荻窪ルースターで行われたTHE SYAMISENISTのパフォーマンス。

当日、COLOR RED JapanのYouTubeチャンネルで生配信ライブも行われたので、その様子をリアルタイムで観た人も既にいるだろうが、彼らのオーディションに挑戦した理由なども併せて紹介する。

All photos by Kaoriko “ossie” Hanawa
Text Tomoko Davies-Tanaka

THE SYAMISENIST 決勝ライブ at 荻窪ルースター

THE SYAMISENISTは今まで、どちらかと言うとオーディションに消極的なバンドだったのですが、今回のCOLOR RED CHALLENGE ワールドオーディションに関しては、メンバーやレーベル代表に話をしたら、不思議と即満場一致で参加する事が決まりました。

きっとメンバー全員このバンドに対して「世界デビュー」や「海外レコーディング」というものが、国内での成功イメージよりもしっくりきたのでしょう。

個人的にはThe New Mastersoundsのファンだったので、エディーがレーベルの設立者であり、今回の審査員だと知った時には、このオーディションに巡り会えたことに運命的なものさえ感じました。やるからには優勝一択、本気で臨みます。

オーディション参加の理由を、THE SYAMISENISTの寂空-JACK-は以上の様に語っている。

リード三味線・寂空-JACK-、ベース三味線 YUJI、ドラムのKYOHEIからなる東京を拠点に活動するインストゥルメンタル・オルタナティヴ・三味線ロック・バンドであるTHE SYAMISENISTは、今回のオーディションの中でも異色の存在だ。

リード三味線・寂空-JACK-
ベース三味線 YUJI
ドラム KYOHEI

和楽器とロック、伝統とリアル、日本と海外、様々な境界線を身軽に行き来する彼らだからこそ、アメリカのレコードレーベル・オーディションにも臆せず参加したのだろう。

今回のパフォーマンスにあたり、演奏する曲をどの様に選んだのか聞いたところ、以下の答えが返ってきた。

今回は普段のライブと言うよりも、ショーケース的な感じだと思ったので、『THE SYAMISENISTがライブ盤のベストアルバムをリリースしたら』という仮説を立てて、メンバーと一緒に選びました。

THE SYAMISENISTは3枚アルバムをリリースしているのですが、ライブでの定番曲や自分たちの今一番ホットな推し曲を中心に選曲。新旧交え、30分に凝縮したベスト盤の様なセットリストにしました。(寂空 -JACK-) 

自分達が、今ベストだと思う曲を思う存分ぶつけた、MCなしの30分1本勝負。彼らのパフォーマンスは「これが三味線か?」を思わずにはいられないほど、激しく、かつポップでもあった。

https://www.youtube.com/watch?v=6A7FHPcJs3A&feature=youtu.be&t=928

セットリスト

  1. ISOLA REMOTA
  2. 事変(INCIDENTS)
  3. HERTZ
  4. COBRA
  5. Battler’s High

パフォーマンス終了後に感想を聞いたところ「オーディションと言う事を過剰に気にせず、リラックスして出来た」と語っていた寂空 -JACK-。

THE SYAMISENISTについての詳細は、下記リンク・彼らのWebsiteにてぜひチェックして欲しい。

THE SYAMISENIST Website
https://www.transist.site/ts-movie

また紹介したTHE SYAMISENISTのパフォーマンスは、現在COLOR RED JapanのYouTubeチャンネルで観る事が出来る。

【THE SYAMISENIST】
COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション
https://www.youtube.com/watch?v=6A7FHPcJs3A&feature=youtu.be&t=928

さらにCOLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディションの決勝ラウンド全パフォーマンスも、同チャンネルにアップされているので、ぜひチェックして欲しい。

COLOR RED Japan YouTube チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC6zwfou1fr0t9ivFbxAIQTA

オーディションを終えて

「COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション」のプロジェクト責任者である、音楽プロデューサーの Lee Popa(リー・ポパ)氏。

それからCOLOR REDの日本支部として2020年6月より始動、オーディションのオペレーションを担当した COLOR RED Japan の谷口 元氏に、オーディションを終えてのコメントをもらった。

予期せぬコロナ禍の中、開催された今回のオーディションに対する、それぞれの想い…ぜひチェック頂きたい。

日本のインディ・アーティストへ!米国レコードレーベル COLOR REDが、9月1日からオーディションを日本で開催!【COLOR RED CHALLENGE ワールド デビュー オーディション】米国コロラド州デンバーに本拠を置くレコードレーベル COLOR RED(カラー・レッド)が 、2020年9月1日より日本でオーディションを実施。世界へ羽ばたく可能性を秘めた日本のインディ・アーティストを発掘し、COLOR REDから世界デビューを目指す。...

プロジェクト責任者
音楽プロデューサー
Lee Popa 氏 コメント

■まず今回のオーディションに参加したミュージシャン/バンドに対して、何かメッセージはありますか?

『オーディションに参加してくれたバンドの皆さんには感謝申し上げます。皆さんの応募を通じて、現在の音楽シーンの様子を窺い知ることができました。』

■決勝ラウンド・ライブ審査も全て終了しましたが、FINAIST達についての感想をお聞かせ下さい。

『どのバンドも100%だしきってくれました。優勝バンドを1組だけ選ぶのはとても難しい。決勝ラウンドに進出したバンドはみんな勝者だと思います。

もっとも褒め称えるべきことは、とにかくこのオーディションに勇気を持って応募してくれたことです。【COLOR RED CHALLENGE】と命名した由来もそこにあります。』

■予期せぬ新型ウイルス感染拡大の中でのオーディション開催となりました。これについてのご苦労や、想いを教えて下さい。

『荻窪ルースターと渋谷eggmanには、十分な予防措置をとって出演者やスタッフの安全を守ってくれたことに大きく感謝します。

今回のオーディションでは、日本のミュージッシャンの可能性を押し上げ、さらに幸せになってもらうことが目的の一つでした。私や私のチームが、その目的の達成に少しでもお役にたてていたら幸いです。

またライブハウスに対しても同様です。困難な時期にこそ、人々をエンタテインすることが我々にやれる最大のことです。

今回このオーディションの実現に関与してくれた皆さん、とくにバンドの皆さんには大変感謝します。』

COLOR RED Japan
谷口 元氏 コメント

■今回のオーディションは通算どれくらいの応募がありましたか?

『200件強の応募がありました。告知期間、募集期間ともに短かったのですが、多くの反応をいただき感謝しています。』

■コロナ禍で開催された今回のオーディションですが、特に FINALIST 決定後のライブ審査を開催するにあたり、感染拡大防止対策を行う等、ご苦労も多かったと思います。実際やってみての感想はいかがでしょう?

『とにかく感染防止には最大限の注意を払いました。ご参加いただいたファイナリストのバンドの皆さんやスタッフの健康はもちろんのこと、ご協力いただいたライブハウス(渋谷eggman、荻窪ルースター)のレピュテーションリスクも併せて苦心しました。

オーディション開催自体がポジティブなメッセージとなるように願っていました。幸いなことにバンドの皆さんにもステージに立てる機会は歓迎していただけました。』

■今回の FINALIST ライブ・オーディション全体を通して、印象に残っている出来事はありますか?

『アメリカに居る審査員チームがライブストリーミングを通して審査するスタイルは、今の時勢にマッチしているなあ、と改めて感じました。

また、実体のあるバンドの生演奏・生録音・生配信はCOLOR RED の精神に合致しており、COLOR RED のオーディション形態としては最適でした。

現在は各バンドのステージは COLOR RED JapanのYouTubeチャンネル でアーカイブされているので、バンドの素晴らしい演奏力や表現力をご覧ください。』

■新型コロナウイルス感染拡大により、ライブ等のイベントを開催する事は現状厳しい状況です。今後日本の音楽状況、または世界の音楽状況はどう変わると、谷口さんはお考えですか?

『ライブの楽しみ方に配信という一形態を一般的に根付かせたことは、コロナ禍においてもエンタメ業界が頑張った点だと思います。

実際のイベント開催も今後復活するでしょうが、それに足して新たな楽しみ方がオプションとして増えましたし、これからも増えていくでしょう。

ネットを介した楽しみ方は、直接ライブに行けるオーディエンスにはまどろっこしさもあるでしょうが、反面もともとライブにいけないオーディエンス、例えば遠隔地や他国のファンにとっては、ライブの興奮に触れられる新しい機会でもあります。

よって日本の音楽が全世界に伝わる機会創出にもなりますし、ミュージシャンやクリエイターの交流も濃くなっていくと思います。』

■今回のオーディションは、予想されるポスト・コロナの時代に、有効なものとなるでしょうか?

『オーディションが行われていた2ヶ月の間にも世の情勢は変化し続け、それに伴い我々の未来予測も変わりました。そしてオーディションの位置付けも変わってきました。

前述の通り、ポスト・コロナ時代にも通用する新しい音楽イベントの楽しみ方を手に入れることができ、それを有効に活かすための実証実験もさせていただきました。

これからも更に新しい楽しみ方を提案していきたいと考えています。』

■最後に、今後 COLOR RED Japan として、オーディションは引き続き行われる予定ですか?

『はい。オーディションは、面識のないアーティストの方々と出会える貴重な場です。今後も形式や方法を変えつつ継続的に開催していく予定です。』

COLOR RED Japan Website
https://color-red.jp/

配信機材

最後に、今回 荻窪ルースターで行われた配信ライブの機材をご紹介する。今後、配信ライブ開催を考えている人の参考となれば幸いだ。

谷口氏が語っている通り、インターネットさえ繋がっていれば、配信ライブはどこでも観られる。

コロナ禍で多くの規制のある中、なかなかライブを開催する事が難しい状況が続いているが、ポスト・コロナ時代も、豊かな文化が楽しめる世界である事を、心から願って止まない。

使用配信機材 at 荻窪ルースター

  • パソコン : Mac Book Pro ×2
    (1台はモニターと録画に使用)
  • ビデオスイッチャー : Atem Mini (Black Magic Design)
  • ビデオカメラ : Sony × 3 / Panasonic × 1 (有人1)
  • オーディオインターフェイス : Studio Capture(Roland)
  • ミキサー MG24 (YAMAHA)
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おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
おにぎり1号・Tomoko Davies-Tanaka
Onigiri Media メイン・ライター おにぎり1号こと Tomoko Davies-Tanaka (Team Little-Big) は、フリーランスPRエージェント。海外⇔国内、英語⇔日本語業務を中心に、スモールビジネスのPR業務のサポート他、コーディネーションやブッキングも行っています。 インタビュー記事 https://ledgeweb.com/740/